今年の2月19日は旧暦で1月20日、この日は雨水(二十四節気)です。
立春から雨水までの間に今までにない記録的な大雪が3回もあった今年の干し芋産地です。
そのうち2回は大風を伴うもので、干し芋農家にも大きな被害をもたらしました。
自社農園も干し場のビニールハウス四棟のビニールがすべて雪で潰されるまたは風でとばされてしまいました。
親しい干し芋農家の中には、種芋の保管庫が壊れてしまったところもあり、より深刻な状況の農家も何軒もありました。
今シーズンは当初から寒い晴天という、絶好の干し芋日和が続きましたが、暦の上での春(立春)とともにガラッと天候が変わってしまいました。
季節の変わり目と言ってしまえばそれまでですが、あまりにも恨めしい大雪・大風でした。
3月になると、2014年度の干し芋シーズンの準備をしたいので、遅くても雨水の頃までには干し芋加工を終わらせたいのですが、そうもいかなくなりました。
農業が天候に左右されるのは常ですから、大荒れの予報前にはできるだけのリスクを避けるのですが、どうしようもないことも起こります。
それはどんなに便利になっても変わらないことを今回は教えられました。
福井 保久
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