今年の4月5日は旧暦で2月17日、この日は清明(二十四節気)です。
種芋を苗床に植える農作業を“伏せこみ”と言います。
早い農家では3月終わりに伏せこみますが、大抵の農家はこの清明の頃に作業します。
干し芋産地はこの時期になるとようやく、最低気温が0℃未満の“冬日”になることがなくなります。
寒い朝があると、芽を出そうとしていた種芋が身構えてしまうのか、発芽が遅くなってしまうので、冬日にならないことを見計らって伏せこみの日程を決めます。
3月から畑での土作りの作業と、苗床と育苗のビニールハウス作りが始まり、既に干し芋の今シーズンがスタートしているのですが、いよいよ本格的になるのが、この伏せこみ後です。
当日から、水やりと、苗床の地温・育苗ハウス内の気温のチェックと管理が始まるからです。
定期的な水撒きと朝晩最低2回のビニールハウスの開け閉め等、苗の状態を頻繁に確かめます。
ここからは、サツマイモに合わせた生活になっていきます。
福井 保久
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