今年の8月7日は旧暦で7月5日、この日は立秋(二十四節気)です。
二十四節気は一年を24等分して、その季節を表す言葉を付けたものです。
約15日ですから、七十二候と言ってそれを3分割した約5日間において、起こりがちな気象や動植物の動向の特色等を「初候」「次候」「末候」として表現しています。
「立秋」はまだまだ暑い時期ですが、秋の気配の訪れを教えてくれます。
都会でも田舎でも「秋?」と言われてもピンとこない暑さが続いていますが、畑仕事をしていると、都会にいるよりも秋を感じます。
まず、日が短くなっていることを立秋の頃になると気づきます。
何と言っても暗くなるまでが農作業で、ほしいも産地では一番日が長い時には7時半位まで畑にいることもありますが、この時期は6時台には引き上げています。
そして海風が日に日に心地よくなることでも秋を感じます。
これはアスファルトの照り返しとは全く違う感覚で、夏の都会は大変だとよく思うことです。
立秋の初候は「涼しい風が立ち始める」、次候は「朝露が降り始める」、末候は「蜩(ひぐらし)が鳴き始める」で、涼しい風や朝露とまではいきませんが、だんだんそれに近くなっていくことは確かです。
「立秋」の次の「処暑」での干し芋産地では、もう秋だなと毎年実感がでます。
福井 保久
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