今年の3月21日は旧暦で2月5日、この日は春分(二十四節気)です。
干し芋作りは、後片付けまで終わらないとそのシーズンの終了にはなりません。
加工で使う機材は意外と多く、簾(すだれ)も何百枚もありますし、干し場もしっかりと造りこみますので、準備や片付けもかなりの仕事量です。
干し芋作りは季節商売ではあるのですが、原料芋の栽培は3月から始まるので片付けのすぐ後が始まりです。
本当に忙しいのは冬ですが、一年中の仕事でもあります。
その栽培の始まりとは畑の土作りで、その後はそれと並行して苗場を作り、苗を育てることになります。
4月早々には苗作りを始めたいので、逆算すると、この春分までには後片付けを終わらせたいところです。
しかし、ほんの数軒ですが、まだ原料芋があり加工最中の農家もいます。
大急ぎで加工しているのですが、中には加工しながら準備を始める農家もあります。
いずれにしても、2017年度の終わりであり、新しい年度のはじまりでもあるのが3月で、私個人的にはこの春分が新年度の始まり、学校でいえば4月1日のように思っています。
冬に高品質の干し芋を作るために、出来る事を一つずつやっていくスタートがまたやってきました。
福井 保久
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