今年の1月6日は旧暦で12月1日、この日は小寒(二十四節気)です。
お正月の三が日であっても、干し場に仕掛り中の干し芋があれば、干し場に日参するのは同じで、ほしいも農家にとってはお正月も大忙しです。
特に、平干し芋は毎日干し上がってきますから、取り込みの作業は結構な手間です。
干し芋産地のお正月は、まず晴天になりますから、乾きが良いので尚更です。
そこで、平干し芋を蒸かすのは12月の20日あたりまでにして、それ以降年末までは丸干し芋を蒸かす農家も少なくありません。
12月20日に蒸かした平干し芋なら、だいたい年内で仕上がります。
丸干し芋が乾くには3週間は掛かりますから、お正月はいくらかの手入れはしますが、仕上がってくることはないからです。
また今年は暖冬傾向でしたが、流石にクリスマスの頃からは干し芋産地がいつもの冬らしくなったので、丸干し芋を蒸かすことができました。
農家としては干し芋加工は重労働ですから、12月から始めて約一ヶ月、そろそろ骨休みしたいところです。
それもあって年末は丸干し芋を蒸かします。
年明けは丸干し芋が乾くまでの間しばらく骨休みです。
福井 保久
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