今年の3月6日は旧暦で1月30日、この日は啓蟄(二十四節気)です。
今年の干し芋産地は、“啓蟄”前の二十四節気“雨水”を境に急に冬から春に変わった気候になりました。
気温が総じて高めで、晴れが続かなくなり雨が時折降る状況が今も続いています。
同時にこれはあくまで私の体感ですが、花粉も平年よりも早く舞ってきています。
この啓蟄の頃になると今年度の干し芋作りのための土作りを始めるために農家がこぞって畑に出てにわかに賑やかになります。
前述したように気温が高く、晴れの次に雨、の繰り返しで、啓蟄前から土作りを始めた農家は思いのほか順調に進んでいます。
しかし、これはあくまで2月中に2018年度の干し芋加工とその片付けが終わった農家のことです。
いつものことですが、3月は前のシーズンの終了と今年のシーズンのはじまりが、農家によって混在します。
しかしそれも今月半ばまでです。
春分の頃は産地全体が心機一転の2019年度の干し芋作りになっていきます。
福井 保久
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