福井保久の二十四節気考

6月5日は旧暦では4月25日、この日は芒種です。

発表はされませんでしたが、ほしいも産地も5月の半ばには実質梅雨入りしたと捉えています。曇りや雨の日が多く、しかし晴天になる日もあったので、発表がなかっただけだったのでしょう。

いつものごとく雨の日に苗切り、晴れはもちろん曇りや小雨の日は苗を植えていましたが、総じて畑が湿っていたので、根付きが良くて、カンカン照りの日に敢えて定植をしなくて済んだので、苗が焼けて枯れることもなく、どの農家もスムーズに定植作業が進みました。

しかし考えてみれば、昔よりも半月近く早まっている現在の5月の定植よりも、本来なら6月の方が苗を植える適期だったわけで、今年はその天気が前倒しになったということです。

とにもかくにもサツマイモ栽培の中でも、かなり大事な育苗と定植作業が上手くいって、ほぼ終わってきたことは喜ばしいことです。

福井 保久