福井保久の二十四節気考

今年の10月23日は旧暦で9月21日、この日は霜降(二十四節気)です。

有機農業でサツマイモを育てるのは難しく、まずは輪作や休耕することで畑ごとに土壌改良し、施肥を考えます。
それでもどの畑で上手く育つかの予想ができないため、ひとつの畑で多品種を育てることにしています。

定植後は草取りや虫取りに励むのですが、なかなか防ぎきることはできません。
毎年作付けした半分の畑で上手く育てば良しとしていますが、今年もだいたいそんな感じです。

雑草を上手くコントロールできた畑、芋虫にあまり喰われなかった畑は期待が出来るので、少しでも実を大きくするために、それらは芋掘りを後回しにします。
ですから最初に収穫するのは栽培が今一つの畑になります。

それらの畑からは、案の定あまり育っていない、育っていても形状が悪い、線虫に喰われた芋が多く掘り上がります。

今年も成績があまり良くないのですが、10月も後半になると期待している畑の芋掘りが始まります。

干し芋産地では一軒ずつ収穫を終えていく時期に入りましたが、自社の有機農園ではこれからが最盛期です。

福井 保久