福井保久の二十四節気考

今年の2月18日は旧暦で
1月21日、この日は雨水(二十四節気)です。

雨水は、降る雪が雨に変わる、氷が溶けて水になることを現していて、農耕の準備に入る時期を告げる二十四節気です。
干し芋産地では雪は珍しいですが、降ればまだ雨ではなく雪の気候です。
ただ、干し芋加工が終わった農家が半分以上になるのがこの頃なので、ある意味農耕の準備に入るというのは当てはまります。

蒸かし終えた農家は、干し場の撤収と加工場の清掃整頓、簾や機材の洗浄で、準備ではなく片付けですが、これも新しい干し芋シーズンのための準備には違いありません。

もちろんまだ干し芋加工している農家は新しい年度のことなど念頭にありません。 まだまだ一所懸命です。
そんな農家が少数派になる時期です。

福井 保久