福井保久の二十四節気考

今年の4月20日は旧暦で
3月23日、この日は穀雨(二十四節気)です。

二十四節気は昔の農業の指針で、なかでも大事な稲作の
ことが多く語られています。
この穀雨は田畑を潤す雨の
ことで、種蒔きの適期を示していました。

今の稲作では、田植え前がこの穀雨の頃で、代かきが
進んでいる田んぼを見て穀雨を連想します。

また畑の土作りでも雨は恵みでこの時期の雨は歓迎です。

そして苗場では種芋の発芽が出揃い始めています。

稲作でもサツマイモ栽培でも、逞しい成苗を作り、
それを受入れる田んぼや畑を準備しておく、それが
“苗半作”で、よい苗を作ることがその年の作柄や収量の半分を決定するという意味です。

干し芋作りの前半の原料芋作りが始まったばかりですが、
実はこのスタートがとても大事なのです。

福井 保久