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誘惑されて棄てられて 1963伊 ピエトロ・ジェルミ
家の名誉を守ることが至上命題になっている頑固親父が
ストーリーを引っ張ります。
(シチリア島の常識が背景にあることを鑑賞後に知りましたが)
家族のための名誉であって、家族を守ることと名誉を守ることが
すり替わってしまいます。これは陥りやすい罠ですが、
親父はそれを強烈に推し進めます。
事の発端は、長女の婚約者が、妹(アネーゼ)を誘惑したことが始まりです。
争いは争いを呼びます。
親父は何でもありで進めます。
回りも幻惑と親父の強引な振る舞いに麻痺してゆくかのように、
行動を共にします。
その中で唯一正気なのがアネーゼです。
普通の感情を持ち続けていました。
しかし、それはマイノリテティで、
狂気のようにお膳立てをする親父はもちろん、
それに踊らされていた周りの家族や関係者からは白い目です。
名誉を守る姿勢が本来を逸してしまった例で、
シチリア島での常識を客観的に写すこと。
と、アネーゼが持つ心=社会的な正義とは違う、
人が求める心を私に響かせてくれました。
余談ですが、劇中に、歌としてナレーションしたのは、
1961年木下恵介の「永遠の人」の手法と似ているのに驚きました。
また、「わらの男」でのピエトロ・ジェルミ監督は、小津映画を思わせましたが、
この作品では、小津監督以降の日本映画の匂いを感じました。
日時: 2009年08月17日 06:54