

- 2017年04月
- 2017年03月
- 2017年02月
- 2017年01月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年09月
- 2016年08月
- 2016年07月
- 2016年06月
- 2016年05月
- 2016年04月
- 2016年03月
- 2016年02月
- 2016年01月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年09月
- 2015年08月
- 2015年07月
- 2015年06月
- 2015年05月
- 2015年04月
- 2015年03月
- 2015年02月
- 2015年01月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年09月
- 2014年08月
- 2014年07月
- 2014年06月
- 2014年05月
- 2014年04月
- 2014年03月
- 2014年02月
- 2014年01月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年09月
- 2013年08月
- 2013年07月
- 2013年06月
- 2013年05月
- 2013年04月
- 2013年03月
- 2013年02月
- 2013年01月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年09月
- 2012年08月
- 2012年07月
- 2012年06月
- 2012年05月
- 2012年04月
- 2012年03月
- 2012年02月
- 2012年01月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年09月
- 2011年08月
- 2011年07月
- 2011年06月
- 2011年05月
- 2011年04月
- 2011年03月
- 2011年02月
- 2011年01月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年09月
- 2010年08月
- 2010年07月
- 2010年06月
- 2010年05月
- 2010年04月
- 2010年03月
- 2010年02月
- 2010年01月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年09月
- 2009年08月
- 2009年07月
- 2009年06月
- 2009年05月
- 2009年04月
- 2009年03月
- 2009年02月
- 2009年01月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年09月
- 2008年08月
- 2008年07月
- 2008年06月
- 2008年05月
- 2008年04月
- 2008年03月
- 2008年02月
- 2008年01月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年09月
- 2007年08月
- 2007年07月
- 2007年06月
アレンジメント 愛の旋律 1969米 エリア・カザン
主人公のエリートサラリーマンは、子供の頃から両親に、
仕事が出来ることから会社に、
成功を収め幸せな家庭ができてから妻子に、
常に期待をされ続けていました。
それを疑問と気づきました。
そこからの主人公の振る舞いは、
狂気的にも見えます。
鬱が続き時折、躁になることで、周辺の人から受け入れがたくなっていきます。
受け入れがたくなって欲しい行動ですから意を得ているのですが、
自らを傷つけていく行為は病的です。
人は周りからの期待で、成長し力も引き出されます。
そこから生きがいも生まれるし、主人公とその家族も、
羨ましいほどの豊かな生活を謳歌できていました。
期待されないことは人に絶望を与えます。
この塩梅はもっと意識的でいたいと思うばかりです。
超自我を意識した主人公の変貌は、理解できないほどです。
自分が理論でしか知り得ないからです。
会社が、妻子が、次々に主人公から離れます。
悲しいのは、主人公と共に生き抜くことを決めていた妻が、
彼と生き直せなかったことです。
彼は人生をやり直す=まず現状を壊す手段に、
不倫、自殺、仕事をしないを選びます。
その彼を支え続けようとする献身的な妻です。
私も妻にエールを送っていました。
妻役はデボラ・カーです。献身で良妻賢母そのものです。
けれど妻が財産すべてがなくなりそう、夫(主人公)がそれを選ぼうとすると、
変わってしまいます。今を捨てきれないのです。
でも現実で、だから現実は厳しいと痛感します。
唯一主人公を理解していたのが、
彼の存在だけを尊重したのは、不倫相手の女でした。
これも綾です。
自己を壊してまで超自我からの支配を逃れたい。
生きる意義を知って、それを全うしたい。
エリア・カザンが渾身でつくった映画です。
日時: 2012年10月19日 07:28