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道中の点検 1971ソ アレクセイ・ゲルマン
同じ国の人間同士が殺しあう悲劇。
もちろんそれが起きたのは大きな力に対して個の力は無力だからです。
しかし、裏切らなければならないにしても、
裏切った男は苦悩から抜け出ることができません。最期まで。
そういう映画でした。
舞台は第二次大戦のソ連。
ドイツ軍とパルチザン(ゲリラ)が争う村です。村人も戦火に追われる激しい戦いが日常化しています。
元ソ連軍の伍長ラザレフが、パルチザンに投降してきました。
彼は、已む無くドイツ軍に参加していたソビエト人のドイツ兵でした。
投降しても、同じ国民でも、裏切り者としてドイツ軍の捕虜として扱われます。
軍の者達はドイツのスパイではないかと疑いますが、
隊長のロコトコフは彼が本気であることを信じます。
ラザレフ自身は、作戦に参加してそれを証明しようとします。
ラザレフは、ドイツ兵の捕虜ですから処刑されてもおかしくないという立場です。
彼はドイツ兵として同国人を殺害することもあったし、
今は、同国人にドイツ兵として見られ、同国人に処刑されるかもしれません。
こんな状況にはもちろんなりたくてなった訳はありません。
ソ連兵時代にドイツに占領された時に、死か寝返るかの選択を迫られたのでしょう。
そんな自分が許せないけれど、パルチザンとしてなかなか受け入れられないという悲劇です。
ラザレフは、作戦の成功のために必死です。
彼は裏切り者のままで死ぬことは、
死んでもできなかった男でした。
物語の最中に、パルチザン側が橋を爆破してドイツの貨物列車を川に沈める作戦がありました。
橋に爆薬を仕掛け、列車を待っていると、橋の下をソ連人の捕虜を詰め込むだけ詰め込んだ船が、丁度列車が通る時に橋の下を通ります。
パルチザンの工作員達は爆破することをためらいます。
同胞まで道連れにできないからです。
なのに、各所ではラザレフのような者達ができていっています。
戦争は何でもありになります。
その犠牲は途方もないことを、今まで気づかない視点で見せる映画でした。