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逃走迷路 1942米 アルフレッド・ヒッチコック
本当に映画造りが上手いです。
あっという間ですし、造り手の戦時中の時代観もしっかりと盛り込まれています。
軍用飛行機工場でサボタージュが起こり、
主人公が犯人扱いになり、どうも世間も警察も信用してくれないから、
自らで潔癖と証明しつつ、新たなサボタージュを防ぐという話です。
圧倒的な劣勢の主人公ですが、
分別ある心優しき人に助けられたりしながら、もちろん二転三転と危機が起こり、
何とか乗り切り、ちょっとしたラブロマンスもあり、そしてユーモアありで、
サスペンスのお手本です。
ハイウェイのカンバンで主人公の心理を観客に想像させて、追い討ちをかけるところは流石ですし、
手紙や手錠の小道具や、クルマに馬にフェリーに、廃墟の町や高層ビル、そして自由の女神を使った演出で次から次へと楽しませてくれます。
彼に味方するトラックドライバーや盲目の紳士、サーカス団は、アメリカの国民は自身で決める自由を持っていることを言わんとしていますし、サーカス団の決議はファシストへの警告です。
また、主人公と悪の親玉との、民主主義と全体主義の主張のシーンは、
当時の戦争の経緯を凝縮しているようでした。
また、その親玉はじめ悪人が裕福なのも風刺が効いています。
悪に手を染めるのは主義の違いでもあり、金をもうける手段であることを語ります。
また、ヒロインが最初主人公に協力をしないで、警察に突き出す気持ちも理解できます。
事の本質を見ないのが人であるのです。この主張は、悪の親玉も語っていますし、ダンスシーンにも現れています。
少しアメリカ寄りの造りは製作年で仕方ないでしょうし、話の展開が上手く行き過ぎも感じますが、とにかく娯楽作品として一級品に仕上がっていることは間違いありません。
人物も含めて細かい設定がきちっとしていて、一瞬でストレスなくこちらに伝わります。とても丁寧に練られているのでしょう。