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旅の重さ 1972日 斎藤耕一
少々特異な母子家庭で育った16歳の少女が、
親離れのための葛藤の一人旅を綴ったロードムービーです。
蛹の状態の苦悩と成長がえがかれています。
新居浜に住む主人公の少女(名前は最後まで明かされません)は、
ある日ママに置き手紙して家出同然の旅に出ます。
それに動じないママで、この母子関係から脱け出したいのが少女です。
父を知らない少女、見知らぬ男の元へ通うママ、
二人は母子としての絆もありますが、お互いを疎い存在という意識もありました。
だから、少女が家を出るのは時間の問題でしたが、
それが16歳という早すぎる自律の旅で、だからドラマで、
観る者は、危険な匂いを感じながら、少女を見守ることになります。
勢いで旅に出た少女ですが、
様々な人との出会いで、傷つきもし、苦悩もし、成長もします。
その姿をリアルに捉えている映画です。
被曝した(初老の女性の)お遍路さんとの出会い。
臆病な痴漢のオジサンとの触れ合い。
雨宿りをきっかけに一宿一飯を施してくれる親切な家族(命の?がりを感じる少女)。
旅役者の一座との奇妙な数日間の生活、ここで少女は自律は責任を伴うことや、大人の男と女の姿等の生きる現実が身近になります。
病気になり追い剥ぎ(未遂)にあったり。
その後行き倒れて木村(少女には神様仏様に見える男)という男に助けられます。
そこで出会った女の子は、自分似ていて仲良くなった直後に女の子は自殺します。その姿に自分を重ねる少女。
そんな数々の人生で初めての体験で心身ともに疲れた少女は、
父を重ねていた木村に、自分を受け入れて貰いたい衝動になります。
でも不器用な木村はそれが出来ません。
木村から離れる少女でしたが、もう一度木村の元に行きます。
この後、どうなって行くかは全く解らない少女(と木村)写して終わります。
しかし、少女は母から離れることが出来ました。
思春期に誰もが遭遇する自分の存在意義と自律という
普遍的なテーマです。
少し歪んでいた母子関係が少女にそれを促していますが、
テーマを赤裸々に追ったロードムービーでした。
主演は高橋洋子、脇役で秋吉久美子、二人ともデビュー作のようで、
初々しいと共に好演でした。
脇を固める、三國連太郎、高橋悦二、岸田今日子等含めて、
しっかり作られていた映画でした。