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繕い裁つ人 2014日 三島有紀子
偉大な先代を持つと大変です。主人公の市江(中谷美紀)がそれを乗り越える物語です。
まず、この市江というキャラクターに共感できたので、頷きながらの鑑賞でした。
相当苦労して身に付けた仕立ての腕前を持っています。
それだけに、仕立て以外の日常で生きていく所作は苦手ということが冒頭で紹介されます。
商い以外さっぱりダメで不器用な私としては、この部分で共感です。
でも市江はこれだけではありません。
伝説の偉大な先代の詩織は彼女の祖母で、詩織は、街の人達が一生涯着続けたい服を仕立てるという人でした。
もちろん独自デザインで自分で仕立てたものです。
そしてその服は、着る者の年とともに仕立て直せるもの、もう持ち主には無くてはならない服です。
代々受け継がれる服もあれば、死装束としたいと望まれる服でもあります。
そんな偉大な祖母詩織の命を継ぎ、詩織の服を持つ街の人のために、仕立て直しを、もちろん詩織と変わらぬ技で受け継いだのが市江です。
詩織に匹敵する腕前まで修行したことだけでも凄いことですが、市江は、意志もしっかり受け継いでいます。
大手百貨店のブランド化の誘いにも、毅然とした態度で断ります。
このあたりの設定も個人的にはお気に入りで、仕事のあり方とお客さんとの付き合い方にも共感です。
そんな市江ですが、詩織を乗り越えたいという気持ちが無いわけではないのは人情です。
もう街の人からも詩織の仕事を、それは、詩織が仕立てた服のメンテナンスと、詩織が設計した服を忠実に再現することだけでなく、市江自身が位置から仕立てた服を創ることを望まれますが、市江はまだまだそんな自分ではないと、自分に言い聞かせます。
まだまだ先代と肩を並べるまででないとします。
でもそこに葛藤があります。
自分自身と向き合う物語で、展開されるエピソードはそこに収斂していきます。
全体的に台詞よりも映像が主で、しかもゆったりとした流れの映画でした。
題材が、服、そして職人の仕事ということから、その流れは物語の雰囲気に合っていると思いました。
地に足をつけて生きていく。
その強さを感じました。