2017年01月 - 干し芋（ほしいも・干しいも）のタツマ

2017年01月

紅はるか干し芋は、色合いも綺麗ですが、細長い形のために、
干し芋にしての見た目も良いです。
特に角切り芋は見栄えが良いです。

たまのお湿りは歓迎ですが、暖かくなるのは困ります。
しかし今回は冷たい雨です。
ほしいも産地も一番寒い時期に突入しています。

ほしいもの甘さは、主成分のデンプンがどれだけ糖化したかと、
それを引きだす蒸かしができているかで決まります。
一年で一番寒い時期になると糖化が進みますが、その芋には、
産毛のようなものが出てきます。
糖化しているかの一つの目安です。

芋洗い機は、水を流しながらブラシとその周りの人工芝の中で、芋が洗われます。
ブラシと人工芝は一シーズンで結構減ってしまうので、定期的に交換します。
当然ですが、新しくすると綺麗に洗えます。

朝の氷点下が当たり前の寒さになってきた干し芋産地です。
ビニールハウス内を保管場所にしている農家では、
昼間は汗をかくほど芋を暖めておきます。
冷え込み対策です。

その年の原料芋の様子をみてスライスする厚さを変えます.

通常８mm～９mmでスライスしますが、
この農家では１ｃｍでスライスします。
たった１mmほどの違いですが、食感はだいぶ違います。
噛み応えがでてきます。しかし、乾く時間は余分に二日位長くなります。

それだけ手間がかかっています。

三が日は休みますが、早く干し芋加工をはじめる農家では、
１月４日に準備をして、５日から蒸かしはじめになります。
今日から今週末にかけて徐々に加工開始になります。

追伸
１／５は「小寒」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「小寒」の直接ページはこちら
小寒

お正月も関係なく干し芋は仕上がってきますから、
収穫作業は休み無しです。
暮れに加工した干し芋が仕上がると、年始の干し芋加工が始まるというのが、
だいたいのパターンです。

ほしいも加工が平年よりも遅いスタートだったけれど、
残りの原料芋は平年よりも少ないです。
やはり不作ですね。

暖冬ということが麦を見て解ります。
通常は１２月に入ると、もう伸びない、
眠っている感じですが、
今シーズンは雨が降っても暖かい日が多かったので、
少しずつ伸びているようです。
さすがに一番寒い時期に入る＝干し芋の旬の季節になるので、
ここからは伸びは止まるでしょう。

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