いもたつLife
円を創った男 渡辺房雄

明治維新は新しい国が興った象徴です。
興った後は、地固めがあって国家が続きます。
その第一歩に大隈重信という必要な人物がいました。
彼の4年間の功績を称える小説です。
「円」は世界に通用する通貨です。
その誕生には、当時日本が後進国であったことからはじまります。
初めての全国統一通過「円」は、他の外交問題を含めて考え考え尽くされて
誕生しました。
日本の将来を見据えて、名前から、形から、種類から、文様から、
そして国内での信用だけにとどまらない
国際通貨としての役割を果たせる「円」を目指しました。
誕生の経緯は、明治国家の国づくりの歴史と背景に重なります。
今、お金は通帳の数字に近く、クレジット決済や電子マネーが独り立ちしています。
これを重信はどう感じるでしょうか?
ひとつひとつの紙幣や硬貨に込められた創り手の想いは、
それらからは感じられません。
けれどそれは「円」が世界経済とともに成長した証です。
【いもたつLife】
小沢さんの講演

「映画X音楽」をテーマに、
私の映画の先生 小沢さんの講演です。
昭和30年代は印象深い映画音楽が目白押しであることから、
この年代の米・英映画から5本、
伊映画から3本、仏映画から2本の映画音楽からの映画解説でした。
映画と音楽をマッチさせたお手本の映画をはじめ、
クラッシック音楽映画の基本映画、
音楽を商業的に上手く使った映画は?
ツイストブームを作ってしまうほど、映画音楽は世界的に影響力がある。
従来のミュージカル映画の殻を破った映画、
アラン・ドロンの名シーンのためだけに作られた音楽、
小沢さんが大好きな映画の音楽、
見応え、聞き応え、解説良しの内容でした。
【いもたつLife】
植原甚一 WORKS2

ヒッチコックはじめ、
1950年代のアメリカで活躍した映画監督評です。
当時のスクリーンの記事を集めた本です。
リアルタイムの監督評や映画評が新鮮です。
私が一番よく観るあたりの映画が中心なのでなおさらです。
この頃の映画を鑑賞すると過去だ、と決め付けていたのが、
身近になったような気がするから不思議です。
今その場に監督たちがいる臨場感がありました。
映画を観るときに今まで以上の身近に感じるでしょう。
【いもたつLife】
江戸しぐさ 越川禮子 監修

良き時代の江戸ではどんな日常だったのか?
大好きな江戸の暮らしを想像できる本でした。
今だからこそ、今は廃れているからこそ、
こんな仕草が身に付けたいという、ちょっとした、
でも解っているけどできない行動ばかりです。
何故できないか。
それは江戸っ子は他人にためよりも、
こんな仕草の自分が好きだったからです。
私も自分を好きになるために、
江戸仕草を身に付けたいですね。
【いもたつLife】
新幹線をみて

くだらないことを書きます。
東京駅はよく行きます。新幹線での移動が主です。
いつもタイトな時間の待ち合わせなのですが、
たまたま1時間近くの待ち合わせ時間が、
珍しくありました。
行き来する新幹線をいくつかみていると、
新型になればなるほど、ハナが長くなっています。
今更の話ですが。
0系が原体験のものとして、
長くなって行くハナにちょっとセンチメンタルになるのは、
私だけでしょうか?
【いもたつLife】
初鮎

本当に綺麗ですね。
頂きものです。
身は上品な旨さあまさ、肝がほろ苦く、
焼けた皮も風味よし。
小さいのは丸ごと。
大きいのは身を丁寧に惜しむかのように頂きました。
もちろん菊姫と一緒にです。
(山廃純米、特撰純米、金剣、淳)
【いもたつLife】
天地明察 冲方丁

太陰太陽暦は優れた暦です。
農家の端くれとして、実用しています。
その本ということで、楽しみでした。
日本の暦の生みの親に感謝です。
小説としてもとてもよく出来ていました。
江戸時代というのは、
産業革命での爆発的なエネルギーが使用されていないだけで、
社会システムは現代と同じく成熟していたと思っているのですが、
この本でもそれが伺えます。
それに日本人の心の清らかさも描かれています。
とても良い本でした。
【いもたつLife】
室内で野菜栽培

店産店消がキャッチフレーズです。
FOOMA2010での特別展示です。
農家としては複雑です。
(特にお日様ではなく、人工の光で育てる所)
都会ではこういう形になる?
もちろん店のイメージアップもかねてなのでしょうけれど。
燃料電池等を使って家庭で発電と同じ方向性でしょうか。

【いもたつLife】
FOOMA2010

国際食品工業展です。
目的がいくつかあり、そのヒントになるものも見つかり、
さぁこれから検討です。
衛生面とそれに伴う生産管理の出展が
多いように感じました。
単に私がそれに対して関心があるからかもしれませんが。
【いもたつLife】
マドレーヌを頂きました

お菓子作りがとても上手なTさんから今回は、
マドレーヌを頂きました。
味ももちろんですが、
包装や梱包までの細かい配慮も完璧。
お手製と
いつもながらとても美味しかったのですが、
少々残念に味わいました。
長い間勤めてくださったTさんですが、
体調が少々おもわしくなく、
「良くなるまでお休みしたい」という挨拶がてらの頂き物でした。
【いもたつLife】