【藤枝市郷土資料館 昭和レトロモダン展】
昭和生まれの昭和育ちですから、懐かしいものばかりでした。
展示物が豊富で、知らないモノもあり、よくこれだけ沢山のグッズを揃えたものだと感心です、特に目を引いたのは、高度経済成長期後期を再現した家庭です。
「居間」「台所」「応接間」「子供部屋」はも~う、いかにもでした。
しかしこれを観て感じたのは、私たちは最大公約数の価値観を持つように常に洗脳されているのだということ。世の中は時代に関わらずそれが重力だと痛感しました。
【いもたつLife】
昭和生まれの昭和育ちですから、懐かしいものばかりでした。
展示物が豊富で、知らないモノもあり、よくこれだけ沢山のグッズを揃えたものだと感心です、特に目を引いたのは、高度経済成長期後期を再現した家庭です。
「居間」「台所」「応接間」「子供部屋」はも~う、いかにもでした。
しかしこれを観て感じたのは、私たちは最大公約数の価値観を持つように常に洗脳されているのだということ。世の中は時代に関わらずそれが重力だと痛感しました。
【いもたつLife】
このイベントは作家の安壇美緒さんの「ラブカは静かに弓を持つ」がベストセラーとなり、その内容から、安壇さんのトークとチェロの演奏が組まれた訳ですが、チェロの演奏に圧倒されました。
もちろんナビゲーターの浦久俊彦氏が聞き手となった安壇さんの話も、
チェリストの横坂源さんとのクロストークも良かったのですが、チェロのソロ、ピアノとの演奏がもう感動モノでした。
ピアニスト沼沢淑音さんのピアノの伴奏も素晴らしいのですが、あくまでチェロを活かす伴奏で、主役は横坂源さんのチェロです。
曲目も多数で多ジャンルだったこともあり、チェロがこんなにも万能で、チェロだけですべての曲が網羅できること、ピアノが加われば無敵を感じました。
17世紀の名器のチェロだったことに加えて横坂さんの腕は超一流であることが(ピアノの沼沢さんも)、素人でもわかる演奏でした。
感動と共に、演奏に終始驚きという時間でした。
この企画を開催したクランシップに感謝です。
【いもたつLife】
「光の館 ヒカリノヤカタ 2023 夜の芹沢圭介美術館」と題し、
解放された一夜限りの贅沢な鑑賞でした。
企画展示は「のれん」。そして圭介の収集品。それらも見ごたえがありましたが、ライトアップされた美術館自体や庭園が幻想的で美しく、美術館を出た時は下界に戻ったような感覚でした。
夜の動物園も、夜の美術館も、そのものが持っている違う価値を見出す企画です。
【いもたつLife】
静岡市の郊外にあるので資料にある当時そのままに
勘助が閑静なこの地で生活していた様子が偲ばれます。
母屋は旧家の面影そのままで、私も子供の頃頻繁に訪れた祖母の実家を想いだしました。
勘助が実際に住んでいた庵もすぐにでも使えるままになっています。
とても綺麗に清掃、整備されていて心が洗われました。
【いもたつLife】
秋の恒例観劇になりました。文楽2本に、間にレクチャーがあり今年は呈茶のサービスもありました。
【昼の部】 義経千本桜 ~椎の木の段~すしやの段
この有名な演目は、昨年歌舞伎で通しで観ていたのですんなり入れます。
やはり文楽は巧みな人形の動きも注視しますが、義太夫の語りとの(もちろん三味線も)相乗効果の見応えがあります。
今回は前から二列目だったのでそれを堪能できました。
【夜の部】 桂川連理柵 ~六角堂の段~帯屋の段~道行朧の桂川
時代物も、人と人の妙が織りなす生きる誇りや儚さがありますが、世話物は、この演目は特に人の業と情けに胸を撃たれます。
義太夫節がこれでもかと攻めてきます。
主人公もどちらかと言えばダメで、周りにも主人公からかすめ取る嫌な輩、義母や義弟がいて同情出来かねる設定ですが、その主人公を愛する、また家を大事に知る妻や父がやっぱりいるのです。
でも主人子が選んだ道は。
普遍な物語でした。
今回の観劇で文楽の本当の良さが朧気ながら感じてきた感じです。
【いもたつLife】
2012年に一介の主婦フィリッパ(ハリー・ホーキンス)が行方不明だったリチャード3世の遺骨を発見した実話の映画化です。
あのシェークスピアのおかげですっかり悪者扱いのリチャード3世の汚名を晴らしたいフィリッパの情熱勝ちですが、そのフィリッパもリチャード3世の500年とは言わずとも、権力関係で日の目を見るまでには時間が掛かったことが最終版に描かれます。
フィリッパもリチャード3世も共にちゃんとと英国王室から認められて安堵です。
世間体、力関係等々で社会は動いてて、その力は強大です。
それを覆したのがフィリッパの何よりの功績だと思えてならない映画でした。
【いもたつLife】
時代は大化の改新の頃、太宰の後室 定高の娘 雛鳥と太宰と勢力を競い合う大判事清澄の息子 久我之介は深く愛し合ってしまいます。もちろん禁断の恋です。
三幕構成で、第一幕、二幕は三幕のための仕込みです。
三幕は、雛鳥と久我之介、太宰と大判事家を隔てる吉野川を真ん中にドカンと据えて、両側に両家を配置し、そして花道も二本、それぞれの家に通じているという舞台設定です。
蘇我入鹿の命は、雛鳥も久我之介も殺すことと定高と清澄を殺すことです。
最愛の子をそれぞれ殺さなければならない途方もない哀しみ、それでも、あの世で添い遂げるようにさせたいという定高と清澄の心、殺されなければならないことを悟り、それを受け入れる雛鳥と久我之介、二人もあの世で添い遂げることを望みます。
その悲哀をこの舞台設定を活かして、十二分な情けの心を発散している芝居で、鳥肌者です。
情けがない入鹿がこれがきっかけで葬られることも示唆されます。
「妹背山婦女庭訓」が義太夫狂言屈指の名作と言われることに頷くばかりでした。
【いもたつLife】
第一部の主人公は、マリー(レベッカ・ハンプトン)で、離婚寸前の両親の間の健気な少女です。
第二部は主人公のマリー(ミリアム・ルーセル)が処女懐胎する話です。
第一部と二部は直接の繋がりはありません。第一部の終わりに「その頃」として二部に撃がれます。そして主になるのは第二部です。
処女懐胎がとても自然に軽快に描かれます。そこかしこで起こっているかのようなノリです。マリーもそうですが、ジョセフ(ティエリ・ロード)も人間臭く、どこにでもいるただの男です。けれどマリーは、イエスを産むその使命は心得ているようです。
そしてイエスが産まれると、やれやれとばかりに普通の女に戻ります。
キリスト教の非常にデリケートな部分をカラっとした映画にしてしまっている、大胆な映画という感想です。
【いもたつLife】
本編2作、劇場来客を誘うダンスに歌、最後は写真撮影サービス、以上を60分にまとめてあります。
パウ・パトロールは、サンダーバードとサイボーグ009を想わせます。
キャラクター設定を活かして、たぶん味付け(翻案)してあるパウ・パトロール隊の吹き替えが良いです。
幼児対象(孫と鑑賞)ですが面白かったです。
【いもたつLife】
大掛かりなセット、凝った美術に音楽、照明、豪華キャストしかも50人ほどの大人数の役者のスペクタクル スーパー歌舞伎でした。
場面展開も早く、大掛かりなセットを動かしまわる裏方スタッフも腕の見せ所でした。そのカット割りのような場面展開は、映画を観ているようで、実際に目の前で展開していることが不思議に感じるほど、鮮やかで巧みでした。
物語の水滸伝は普遍的な哲学を備えたエンターテインメントで、それを満喫しました。
【いもたつLife】