いもたつLife
大晦日、箱提灯は恐くなし
大晦日が舞台の落語が多くありますが、
借金取りとの攻防も定番です。
今年は世界的に恐慌かという年末ですが、
気持ちは落語の「にらみ返し」や「掛取り」のように
いたいと思っています。
子供の頃一番好きな長い休みは、冬休みでした。
大晦日と元旦の雰囲気にワクワクしていました。
その感覚は今もかわりません。
ただ年を重ねると、“もう少し一年間、やれることがあったな”
という反省があるのが子供の頃との違いです。
また、一年がはじまります。
私のつたないブログにお付き合いくださり
ありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
【いもたつLife】
嘆きの天使
子供の頃、「大人になれば大人になる」
それがあたりまえだと信じていました。
ところが大人になってみると、
大人になっていない自分がいます。
(酒呑みになった分、たちが悪いかも)
大人になるということの大きなひとつは、
自分で決めた人生を生きることです。
決めないままに生きてきて、時間が経つに連れて、
切り開く路がどんどん少なくなっているのは、
映画の主人公の教授も私も、少なからず同じです。
ローラ(マレーネ・ディートリッヒ)と教授の場合は悲劇になりました。
悲劇にならないだけなんだ。
愚痴はこれからなし。
自分に言い聞かせました。
【いもたつLife】
クレオパトラ
1963年の作品ながら、大規模、大掛かりで、映像が綺麗です。
CGを使わないでこういう作品ができることは、
今後考えづらいので、一見の価値があります。
歴史の映画は時代考証が難しいと、今回も思います。
史実や背景の描写は、描き手の主観が入りますから。
ただし、観ることができない過去を観ることができるので、
やはりおもしろいし、好きなジャンルです。
今回もローマとエジプトの生活や考え、生き方の違いや、
王が国を治める苦悩やその頃のやり方、慣習など、
頭で想像しか出来なかったことが、
映像で、しかもその頃の規模を思わせる内容で目にすることができ、
満足でした。
【いもたつLife】
続 いよいよ新酒 にごり
今日は試飲“が”ある。
とおおいばりで菊姫のにごりを持ち帰り。
“が”がつく時は、「いつも以上に呑むのでしょ」
と言われますが、
試飲の大儀はゆるぎなく、心おきなく堪能です。
(毎晩心おきなくですが)
酒と酒粕に分ける前の醪(もろみ)をそのまま練りひいたのが、
にごり酒です。
毎年、元旦のお屠蘇としているのですが、
元旦前に呑んでしまうのも恒例になっています。
甘い風味が心地良く、呑むと、とろっとした感触と
ふっくらした甘味があり、呑み終わった後は、すっきりした後味。
今日は二日酔いです。
【いもたつLife】
剣豪ランスロット
意外な結末でした。
しかしよく考えると遠距離恋愛が難しいのと
変わらないのかも。
しかし、彼女は尼を選びました。
遠距離恋愛とは違います。
それなのに、愛を捨てたのは何故なのか?
王妃ですから、私にはその気持ちや立場はわかりません。
ただ、人にとって環境がいかに影響を与えるかは、
結末が語っていました。
回りの環境を、なりたい自分にする環境にいかに整えるか。
生きるコツです。
【いもたつLife】
あるこころみ
長~い間しまいこんでいた、着物をひっぱりだし、
着てみると、落語の若旦那(遊びほうけているほうの)の
ようになりました。
お正月のあいさつ用に写真撮り。
もしよろしければ、お正月にお会いしましょう。
【いもたつLife】
雪の塩
怒られたというよりあきられました。
タツマは、ほしいも屋ですが米屋でもあります。
おいしいご飯とおいしい塩は、よだれものです。
そんなわけで、塩にもとっても関心があるので、
この塩はすごい!という塩を探しています。
その過程で紹介されて取り寄せたのが、
「雪の塩」です。
勇んで家に持ち帰り、家内にみせて説明すると・・・、
「家で使っている塩知らなかったの」(驚かれました)
たまに家で夕食(=晩酌)をひとりで過ごすとき。
自分の箸などの場所がわからなくて困るのですが、
まったくもって、家庭生活の落ちこぼれが今回も露呈です。
う~ん。開き直るしかないですね。
せめて家内より先にやすらかにならなければ。
【いもたつLife】
お好み焼き屋
気がついてみれば、もう数十年この手の店にくることは
ありませんでした。
お好み焼きにするか、モダン焼きにするか、
焼きそばにするか、もんじゃ(食べたことないけど)にするか
まず悩みます。
その後というか最初からお好み焼きに決めていましたが、
何のお好み焼きにするか。
ブタ、イカ、エビ、ガーリック、ミックス、もち、チーズetc
盛りだくさんだから、迷います。
人間、楽しいことやさほど考えなくて良いくらいの、
程よい悩みや思慮、迷いは、
きっと心地良いのでしょう。
小学生のころ、お好み焼き屋さんに行くことが
とても楽しみでした。
こんなことは考えずに、
もっと純粋にお好み焼きを楽しんでいたことを
ほんの1/5位だけですが、思い出しました。
【いもたつLife】
パラダイス・キャニオン
ジョン・ウェインがスターになる前の映画ですが、
この頃年間何本の映画を撮っていたかを調べてみました。
(正確かはご勘弁を)
この映画は1935年ですが、この年は9本。
年代順にこの周辺を並べます。
33年12本、34年7本、35年9本、36年7本・・・です。
有名な「駅馬車」は1937年ですが、それ以前でも結構な本数が
撮られています。
“西部劇はアメリカの時代劇説”を持っているのですが、
需要があったことを示す指標のひとつかと思います。
話は変わります。
ほしいもは、晴れた日の午後から夕方にかけて取り込まれます。
高齢のほしいも農家が増えてきて、
夕方前には仕事を終える農家がいます。
ほしいもを取りに夕方4時過ぎに行くと、
水戸黄門を見ている農家が少なくありません。
ジョン・ウェインの映画も
何度も何度も再放送されているのかな?
夕方のほしいも農家とこの映画をみて、
(=この映画は53分だったので特に)
そんなことを考えてちょっと微笑みました。
【いもたつLife】
キング・ソロモン
1937年の作品です。
「70年以上前に作られたとは思えない」
なんて表現はありふれていますが、その通りです。
逆に言うと、映画が誕生して100年余りですから、
1937年は既に今から映画史を追うと1/3の地点です。
それを考えると、これ位の進歩はあっても“不思議ではない”
とも思えます。
現在のアドベンチャー映画のエッセンスが詰まっている古典です。
古典にふれるのは大切だとしみじみ思います。
(映画だとわかるのですが・・・)
名作にふれると、
当時の「今度はこういうやつを作るぞ!」
という意気込みが感じられます。
映画もタイムカプセルのひとつですね。
【いもたつLife】