いもたつLife
タクシー・ドライバー
映像と音楽とストーリーの絡みに圧倒されます。
ストーリーはニューヨークの影の印象どおりです。
しかし、今ではそんなにめずらしくない都会の影の様子です。
この映画は大きな影響を与えたようですが、
よくできた映画は先進的なのでしょう。
この作品が世に現れて30年以上が経ちます。
多くの事件が思い起こされますが、
その原因のひとつとして、こういう主人公の精神があることを感じます。
1976にこの映画が公開されていたことに、
ショックを覚えました。
【いもたつLife】
キャセロール
さかのぼること四半世紀。
若気の至りといいますか、粋がっていて、
高級フランス料理の味なんてわからないくせに
(今でもわかりませんが)
食べ歩いていた時期がありました。
そんな頃このレストランに出会いました。
当時も今でも間違いなく本物です。
久しぶりに来ましたが、今回も感動しました。
オマールエビ水槽から出たばかり
オマールエビできあがり
メインは鴨です。
【いもたつLife】
袋田の滝の上の滝
一年の半分近くを茨城で過ごすくせに、
超有名な茨城県観光スポットに初めて行きました。
噂に違わず素晴らしさ。滝愛好家なので感動しました。
ただ、滝に着くまでが。
ここからはたわ言です。
もし、川原や遊歩道を進んでこの滝が現れたらと想うとです。
音がだんだん大きくなり、
水しぶきが見えてきて、心が高まります。
特にこの滝は、滝つぼから直角に水が流れています。
突然の出会いになります。
どれだけ感動があるでしょうか?
それに、たどり着くまでかなり登らなければなりません。
トンネルにエレベーターで誰もが見れることを悪いとは言いませんが。
滝の帰り路に、もうひとつの滝の案内がありました。
延々と階段を垂直登攀です。
(473段ありました)
袋田の滝の上流にその滝はありました。
当然、袋田の滝の方が断然上のスケールです。
しかし、ちょっと大変な思いをして観たことに、
来る途中3人の人にしか出会わなかったことに、
この滝を観た嬉しさがありました。
人間(私?)は天邪鬼ですから。
【いもたつLife】
治作で酔った
酒呑みは本当にしょうがない。
と、この写真を見ながら反省です。
お気に入りの治作、今回も盛りだくさんのおいしいもの。
プラス菊姫(今回は加陽菊酒)で至福のひとときです。
自分の力だけでは一生かかっても、ひとつも造れない
料理と酒を楽しめます。
こういう時にお金って便利だなぁ~と感じます。
それは良いのですが。料理と酒を堪能したのは2/3まで。
ここらあたりから、記憶はかすかです。
いつものようにデザートは食べていません。
しかも翌朝二日酔い気味。
言い訳のようですが、いつもはもう少ししっかりしています。
次回は酒をちょっと控えますので。
(それがなかなかできない)
治作のみなさんいつもありがとうございます。
【いもたつLife】
毒薬と老嬢
限られた空間の中を中心に話が進みます。
観客は自然と見えない部分に想像を働かせます。
上手ですね。
物語は、ブラックコメディです。本来なら笑えない話が面白い。
この時代のアメリカの雰囲気でしょうか?
それと、ケーリー・グラントが良いですね。
ドタバタ劇の先頭を走っています。
どこまでが演技でしょうか。
全部が演技とは思えないほどのはまり役です。
グラントの「うお~!」という突撃シーンが、
印象的でこの映画の象徴でした。
【いもたつLife】
ジキル博士とハイド氏
世界中の多くの人が
「ジキルとハイド」という言葉を共通言語にしています。
古典的なことわざのようです。
社会的地位もあり、綺麗で大金持ちの婚約者がいて、
頭も良くて、格好良くて、当然女性にモテテ、
慈善家でもあります。
そんなジキル博士が間違って一度ハイド氏になったら、
なぜハイド氏が魅力になってしまうのでしょうか?
普通ならジキル博士にはなりたくても、
ハイド氏にはなりたくありません。
悪というのはそれほどまでに
魅力があるのでしょうか?
ひとりの役者が「ジキル博士とハイド氏」を
見事に演じています。作品としての見所でした。
【いもたつLife】
デトロイト・メタル・シティ
冒頭で主人公が、
本当の自分と仕事で役をしている自分の区別が、
だんだんつかなくなって行くシーンがあります。
そこがこの映画の進む路ではないかと思いながら観ました。
仮面なんだけど、その仮面がはずせなくなってしまった主人公が、
挫折します。
仮面までは行かなくても、社会にいると様々なレッテルを貼られてしまいます。
思いがけずたまたまうまく行き、それがとても良い評価になってしまった時。
テストのやまが当たりたまたま良い点をとってしまった時。
犯罪者にされてしまった時。
自分の意志と離れたレッテルがいつの間にか付いています。
生きている以上
どこまで行っても仮面をかぶっていて、
いつもそれに悩んでいるのかもしれません。
普段は、
そこをわざと気づかないようにしているなぁ~、
なんてことも考えました。
この映画では仮面に対して、正面から挑戦し克服します。
偉いなと思うのと同時に、
日常ちゃんと勤勉にやるべきことをやっているかどうか、
最後はそれで決まる。
そんな当たりまえの教訓も感じました。
とっても面白かったのも付け加えておきます。
【いもたつLife】
伊勢乃國麦酒・ヘルス
今まで飲んだ有機ビールで、一番おいしいかった。
ドイツビールに近い味わいで、
私が感じているヘルスの名の通り、
甘い味わい・苦味抑え目・でも味わいしっかり。
飲みやすいのに、奥でビールの主張をしている。
色もヘルスっぽい色かな。
こういうビールは地ビールでなければ飲めないでしょう。
お土産なのでいくらかわからないし、
当然売れ行きも知らないので、
経営的にペイできるかはわかりませんが、
全国各地で大手が作れないビールが味わえるのは嬉しいですね。
地ビールならではを楽しみました
泡が消えるのがちょっと早く、
急いで写真を撮りました。
もう一本のデュンケルも楽しみです。
【いもたつLife】
歓喜の歌
欧米ではクリスマスになるところが、
日本では大晦日・お正月になるんだなぁ~
と妙に日本人を感じました。
物語は単純で、でも面白く、思わず笑う場面も多数。
豪華キャストだったし、
落語好きですから、談志と志の輔の登場も嬉しい誤算、
存分に楽しめました。
そんな楽しい映画ですが、背景はなかなかの骨太さが伺えました。
欧米ほどではないかもしれませんが、日本にも格差があります。
それをあまり意識しないような風潮があります。
ここ数年、格差が広がっているのは、報道からでも認識できます。
格差というと金持ちを悪く評価しがちです。
この映画は、上流も下流もフラットというかイーブンに現しました。
どちらも「生きる」うえで個々には色々あるでしょう。
そしてどちらも自分のためと他人のためとで生きています。
それもちゃんと描かれていました。
その両者が合流して欲しい。それを実現させた物語でした。
最後の「第九」は格差社会の融合を世界へ向けたメッセージとして
選曲されたというのは考え過ぎでしょうか?
それはさておき、登場人物の背景描写から、
それらが幸せへ向かってゆく導線が、伏線を交えて、
リズムよく流れます。
とても気持ちの良い時が過ごせました。
【いもたつLife】
フェルメール
遠くから観ても眩しい!
そして、美しい。
真っ黒や鮮やかなオレンジ、青や緑、
どれも光の加減が描かれています。
繊細に何度も試行したのでしょうか?
みせるところとみせないところを計算して、
ほんの少しずつ色をつけていったのでしょうか?
フェルメールは日本で人気があるので、
ここのところ見る機会が増えました。
これも贅沢で嬉しいばかりです。
観るたびに驚きがあります。
観ていると目がくらむような感覚を覚えます。
【いもたつLife】