隠し砦の三悪人
映画と同じくらい落語好きです。
ですから、”黄金餅”のシーンが観れて感涙です。
黒澤映画ですから、他にも、他の映画のルーツが満載です。
トップの娯楽映画です。
黒澤映画で本当に感心するのは、
舞台の作りこみです。
群集の規模から、俳優のメイクという細かいところまで、
あらゆることを検証(イメージ)できる人です。
持って生まれた天分だけでなく、
勤勉だったのでしょう。
凡人こそ、
凡人でもできる勤勉をしなければ。
【いもたつLife】
映画と同じくらい落語好きです。
ですから、”黄金餅”のシーンが観れて感涙です。
黒澤映画ですから、他にも、他の映画のルーツが満載です。
トップの娯楽映画です。
黒澤映画で本当に感心するのは、
舞台の作りこみです。
群集の規模から、俳優のメイクという細かいところまで、
あらゆることを検証(イメージ)できる人です。
持って生まれた天分だけでなく、
勤勉だったのでしょう。
凡人こそ、
凡人でもできる勤勉をしなければ。
【いもたつLife】
見所が多かった名作です。
西部劇というより、人間模様の映画という気がしました。
主人公の絶対さは王道ですからOKですし、
さりげないですが、物語をおもしろくする
二人の女優も良かったです。
(隠れ?)テーマはドクの生き様です。
葛藤もあるし、立ち止まりもあるし、
落ち込んでしまう人間らしさが描かれていました。
そのあたりにこの映画の不変性があるのでしょう。
【いもたつLife】
主人公がいかに凄腕かの表現が秀逸です。
斬るシーンをみせない程それが伝わってきます。
映画ファンのご多分にもれず、
黒澤映画が大好きなのですが、
全体の雰囲気づくりがうまいです。
主人公と一体化してしまうリズムやスピード、
次への展開の仕方、
”あっと”いってしまいそうなシーン、
登場人物のその場面での詳細な表情。
細かいけれど、完成に向けて積み上げられている
そんな感じが、ぷんぷんします。
余談ですが、
「用心棒」という言葉が大好きです。
損得なしに、人のために。
そんな印象があります。
私だけでしょうか?
【いもたつLife】
とても純粋な愛の物語ですが、
そのあたりを語るのは苦手ですので、
ちょっと違う観点から感想を。
目に見えるつかんだものだけを持って
幸せかどうかを計ることなんてできない。
失ったものから自分が得ているものがあることを
知ることができました。
ただ、それは多くの場合「つらさ」として残っていることが
多いために無意識に避けてしまっているのでしょう。
【いもたつLife】
時と共に変わってゆく中をかいくぐった
いやらしさ、いじらしさ、哀れさの人間模様
が描かれていますが、
現代の人が観ると、普遍的なもの、
「人としての現代人の生き方はどうなの!」
と、問われているようです。
私だけかもしれませんが、
「“悪い”ことに麻痺していないか!」
と父親に叱られた感覚です。
【いもたつLife】
性善説と性悪説について
人間の頭脳について
それと、心理と真理とは
そんなことが頭を駆け回りながら観ました。
映画としてのおもしろさもたくさん盛りこまれています。
人間は不可解です。
自分の中に何がかくれているのかも考えました。
昔を振り返り、何であんなことをやったのか?
自分が実際にやった行動なのに、
思い出して不思議な感覚になることがあります。
形は違うけれど、本質で繰り返していたりもします。
この映画と同じ怖さが自分の中にもある気がします。
【いもたつLife】
双六でサイコロふって、
駒が進むたびに、どんちゃんあるところ、
それも、ちょっとやりすぎな描写なところが
気になりますが、
今の記憶がほんとうの記憶なのか。
記憶がなくなる不安や恐怖。
未来は記憶が書き換えられる可能性がある設定ですが、
実は、現在でも過去でもあることなのかもしれません。
中世の魔女狩りや、現代の★★★も根底では同じ路線があるような気がします。
ただし、そんなことを映画で感じることができたり、
こういう表現ができることは、とても幸せです。
【いもたつLife】
感情はエネルギーですから、
恋愛が大きな力になるし、生きる力も引き出します。
しかし、それにフタをしてしまうかのようにしていることがあります。
わかっているけどできない、日本人っぽさの自分がいます。
(そうでない方すみません)
映画の中での短い描写ですが、
”過去の旅”がキーとなっていました。
それが主人公の転機でした。
この映画で語りたい重要なことのように感じました。
【いもたつLife】
弱火でじっくり火を入れておいて
気を見て
一気に強火にして
熱々に仕上げる
ヒッチコック映画のコメントは
いつも同じになってしまいます。
「おもしろい」
そして、なんて演出がうまいのだろう
そしてもう一点、この映画では、
いかに観客にも参加させるか?
またまた勉強になりました。
【いもたつLife】
一度深い傷を負ったら、もう二度と幸せにはなれない。
けれど、幸せをつかめるかもしれない。
いや、つかめそうだ。
誰も悪くないけど、やりきれない
けれどそれは、自然な気持ちです。
どうすれば良いかわからないし、動けなくなる。
こんな恋愛は経験がありませんが、
恋愛でなければ、経験があります。
それは、この映画のような鮮やかさはないけれど。
過去の経験を引きずって、
やりきれない感情を持っている自分に、
気がつきます。
映画は代弁してくれます。
大変に個人的な趣味ですが、
ブリジット・バルドー、ジャンヌ・モローよりも
アヌーク・エーメの方が綺麗だなぁ~。
【いもたつLife】