年内大詰め
お正月用にということで、頼まれている干し芋の
収穫、出荷作業で大忙しなのが毎年の干し芋農家です。
今年もいよいよ大詰めです。
【芋日記】
玉豊とクイックスイートで品種改良された『ほし黄金』は、
昨年苗がほんのわずか出回っただけなので、
蒸かしているのを観るのは初めてです。
自社の有機農園でも作付けして種芋と取り、
蒸かし用も少しありますが、
まだ蒸かしていません。
簾(すだれ)に並べた印象は、玉豊に似ていながらも、
(甘さとやわらかさ)
形状の良さから玉豊よりも素性の良さを感じます。
作業性も良さそうです。
収穫量や保存性がまだわからないので、それらの検証が進むと、
『ほし黄金』のこれからの行方が決まってきます。
【芋日記】
本格的な寒さにならないと作れない厚切り干し芋をつくりはじめました。
紅はるかの厚切りです。
紅はるかの厚切りは初の試みです。
同じく、薄切りも試しています。
薄切り自体も初めて、紅はるか薄切りも初めてです。
【芋日記】
今年流行りの紅はるかを、ぎんさんも栽培しました。
いずみよりも紅はるかは明るい黄色ですが、
乾いてくると、色合いが似てきます。
微妙に色が違うのと、形で見分けます。
解らない時は味見です。
【芋日記】
毎年タツマのために玉乙女を作ってくれる忠八さんですが、
今シーズンは春に玉乙女の種芋が傷んでいたので、
不足分は、紅はるかの苗を作り作付けしました。
ですから、紅はるかと玉乙女を交互に加工しています。
【芋日記】
今年もてはやされている注目の品種が、“紅はるか”です。
昨年何軒かの農家で作ったところ高品質と評判になり、
今年ブレイク!という感じです。
定着するかは味も大事ですが、
収穫量、保存性、作業性等の総合的な要素で決まります。
紅はるかの大きな特徴は、
糖化が早いことと、形状がかなり細長いことです。
丸ほしいも位の太さが多いのですが、
丸ほしいもには太くて長いというのが多く収穫になります。
そこで作ったのが、四切りほしいもです。
細長いので、綺麗な四切りほしいもに仕上がります。
【芋日記】
常念岳の麓の安曇野市の農家を訪問しました。
ほしいも作りをしている農家です。
茨城のほしいも産地よりもさらに寒いところでした。
原料芋を洗う水が凍ってしまうので、
早い段階で洗っておかないとならないそうです。
ただでさえサツマイモにとって気温が低いうえに、
洗った原料芋の保管なので、
相当保管が大変です。
とにかく冷やさないようにというお話をしました。
【芋日記】
有機安納芋ほしいもは、年末までには欲しいと待っているお客様がいるので、
一番最初に蒸かしました。
もう間もなく仕上がります。
ここから商品化ですので、年末までには間に合います。
【芋日記】
高齢にも関わらず頑張っている干し芋農家の一人の、
黒沢進さんです。
年々も作付けは減っていますが、
原料芋がある間は元気に加工作業を続けるとのこと。
メロンも毎年作ってもらっていますが、
こっちも来春作付けするかは検討中とのこと。
メロンも、干し芋もできるだけ長く作り続けて欲しいです。
【芋日記】
有機安納芋も糖化して甘くなっています。
その分やわらかいし、スライスした後も一枚一枚はがし辛いです。
丁寧に慎重に干し芋作りをしています。
【芋日記】