芋日記
麦間栽培の意外な効果

2年目になった麦間栽培ですが、
今年は麦を昨秋蒔きと今春蒔きで試しています。
その違いのひとつが草を抑える効果です。
伸びた麦を刈ることで畑を覆い草を抑えるというシナリオでしたので、
麦が伸びないところは、抑草効果を期待していませんでした。
ところが、秋蒔きの畑は麦が伸びていなくても草が生えにくくなっています。
春蒔きは、麦と草が同時くらいに伸びてきています。
秋蒔きは離れたところの麦の根が張っていて草を抑えているようです。
昔から麦間栽培は線虫(畑の中にいる虫)予防になると言われていましたが、
その効果も期待できる結果でもあります。

【芋日記】
雛に孵っていました

ヒバリの巣を見つけ、卵を温めていたのを確認してたのですが、
雛になっていました。
近づくと親鳥は囮になって巣から出て行きます。
野鳥が巣を作る環境が、有機畑にできていることが嬉しくて、
元気に育って欲しいと思っています。
麦の間に巣があるので、
本来なら刈ってしまう麦ですが、巣の周辺は残してあります。
追伸
昨日は「芒種」でした。二十四節気更新しました。
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干し芋のタツマ
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芒種
【芋日記】
今年も新しい品種を試しています

ほしいも産地で昨年かなり話題なった新品種が二つあります。
「ほしキラリ」と「紅はるか」です。
紅はるかは種芋も苗も手に入らなかったのですが、
ほしキラリは種芋の調達ができたので、苗を植えました。
これ以外にも、「クイックスウィート」「かぼちゃ芋」も
今シーズンは試しています。
【芋日記】
今シーズンからの実験圃場

EMぼかし肥料を作り、畑の土と混ぜて、
表面の土の温度を上げることで、
草を抑えることができるという実験をしてます。
抑えるはずの草が逆に元気、というのが途中経過です。
EM菌は嫌気の方が活発なのですが、
その環境が作れていないのが大きな原因のような感じです。
今のところ、最初のシナリオの通りに行っていませんが、
この草がこの後どうなるかは、興味深いところです。
引き続き様子を見ていきます。
【芋日記】
川になった痕

サツマイモの畝(うね)が流されている畑があちこちにあったのですが、
たかおさんの畑も一部流されていました。
水が畝を押しのけて流れていった痕がありありとわかります。
見事に流されているので、
回りから土を盛って修復できる感じではありません。
土を運ぶことからの作業になりそうで、これはかなり大変そうです。
追伸
一昨日6月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“ほしいも小判”です。
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今月のお宝ほしいも
【芋日記】
週初めの大雨で

通称谷底といわれている有機の畑の中で一番低い畑です。
回りから水が流れてきて、
一時サツマイモの畝(うね)の上まで水が溜まった痕跡があります。
低い場所にあった枯れ草や土が畝の上まで上がってきています。
幸いにも苗を植えていない場所が水没、
苗を植えていた場所は、高い部分だから事なきを得ました。
【芋日記】
有機農園の花手毬

スタッフが有機農園前にたくさんの種類の草花を育ててくれます。
毎年の定番の花の一つが「花手毬」です。
秋が深まる11月まで続く花です。
いつもは“真っ赤”な花1種類だけなのですが、
今年は4種類です。
いつもの真っ赤以外に、
濃いピンクと淡いピンク、そして白です。

赤、濃いピンク、淡いピンクは地面を這うように生長しますが、
白は、上に伸びる性格です。


【芋日記】
ヒバリの巣

有機ほしいものサツマイモ畑に時々ヒバリが巣を作ります。
畑にサツマイモだけがある。
というのが一般栽培で、
これはサツマイモの収穫にはとても効率的です。
けれど極端な環境ですから不自然で、
それを保つためには、農薬や化学肥料が必要になります。
(逆に言えば、農薬や化学肥料を使うとそうなる)
有機栽培は多様な環境を作ることが必須なので、
畑にサツマイモだけにはしていません。
ヒバリが巣を作る=隠れる場所があるので、
巣を作ります。
鳥も賢いですから、農作業していても気がつかないような
隠れた場所に作ります。
【芋日記】
プロの技と道具

メロン栽培の必需品に、1間くらいの棒があります。
棒の先は丸くなり、布が巻いてあります。
これでビニールハウスの開け閉めをします。
ビニールに引っかかるように、
穴を開けないように、
丁度良い塩梅で丸くて、布巻きです。
それを扱う様がまた鮮やかさです。
毎日の年季の賜物です。
【芋日記】
ミツバチとタカミメロン

メロンの雄花と雌花の交配はミツバチに任せます。
タカミメロンは自然に風で交配することはないので、
ミツバチ(か他の虫)か、自分の手で交配させないとなりません。
ミツバチも穏やかな暖かい日は活発ですが、
雨はもちろん、気温が高くても風が強いと働きません。
農作業での人の動きと同じです。
どうも農作業でないと、
何が何でも予定は予定で動いているので、
ミツバチの動きに妙に温かみを感じます。
【芋日記】