芋日記
麦で抑草を考えています
有機栽培の一番のネックは、草取りです。
病害虫も同じ位問題なのですが、
それは有機サツマイモの生命力に頼る部分です。
草取りは人がやってやらないと、生命力に頼る前に、
サツマイモが育ちません。
ですから、苗を植えたとたんから、草とさつま芋の畑での場所取りが
はじまります。
この畑では、さつま芋の畝(うね)は黒マルチ(ビニール)で、
畝の間は、麦を育ててそれを倒して敷き詰めて、
両方で草を抑えようという試みの実験畑です。
昨年の秋から準備をしていました。
麦がだんだん伸びてきました。
【芋日記】
輪作の麦
秋に干し芋のさつま芋の収穫が終わると、
麦を植えます。
次のサツマイモのために輪作は大事です。
自社農園では2種類の麦を植えています。
ビール麦とえん麦です。
これはえん麦なのですが、ビール麦の方が低い気温でも伸びるので、
こちらはまだあまり伸びていません。
けれど、気温が高くなってくると、えん麦は一気に伸びてきます。
【芋日記】
メロンの本圃場の続き
トンネル(小さいビニールハウス)の資材があるので、
この畑もメロンを栽培することがわかります。
メロンは苗作りが始まる3月上旬から収穫が終わる8月上旬まで、
毎日必ず、天候不順の日は何回も畑(苗場)に行って様子を見なければ、
良いものができない、手がかかる農産物です。
だから、畑も家の近くを選んで育てます。
【芋日記】
庭先の野菜畑
ほしいも農家に限らず、だいたい農家では、
多種類の野菜、場合によっては果物を
住まいの延長の畑で作っています。
ほしいも農家の場合は、春夏はシーズンオフなので、
夏野菜はたくさん・多種類・多品種作る家があります。
今は苗作りか、できた苗を植える時期です。
早い野菜は5月終わり頃から収穫で、
私もその頃から頂き物の野菜が事欠きません。
【芋日記】
メロンの本圃場
種をそのまま畑に蒔くこともありますが、
だいたいは苗を作ってから畑に植えます。
苗を植える畑を単に畑とも言いますが、
苗場とは分けて本圃場と言う時もあります。
メロンの場合、本圃場は念入りに作ります。
メロンはたくさんの温度が欲しいので、
地温が上がるように、ビニールを敷きます。
その上にトンネルと呼ぶ小さなビニールハウスを作り、
そこに苗を植えます。
苗は十分し育てた成苗です。
そして、風よけの麦もトンネの前後に準備しておきます。
メロン作りは農作業の中でも高度な部類に入ると思っています。
【芋日記】
気になる種芋
種芋の保管には細心の注意をはらっています。
まず、2箇所保管。
温度管理、保管前の蒸気でのキュアリング(保存性が高まります)
大丈夫と思っていても、もいざ春に出してみる時は緊張します。
昨秋は、ビニールハウスを狭く区切り、
稲わらとモミガラで保管という新しい保管をしました。
その状態を確かめたのですが、
上手く行きました。芽が出ているという良い感じに保管されていました。
【芋日記】
メロンの苗が伸びてきました
地震の停電と計画停電があるかもしれないということで、
平年より5日程後れて苗を作り始めた、メロンの苗です。
だいぶ大きくなってきました。
ほしいも農家は、もちろん秋まではサツマイモ栽培がメイン、
冬は干し芋加工ですが、それ以外にも農産物を作ります。
一番多いのは稲、多いというよりも、稲をやらない農家はまずないです。
他はマチマチで、
干し芋用以外のさつま芋、ジャガイモ、多品種の夏野菜、麦、トマトや、
この農家のようにメロンです。ただしメロンは少数派です。
スイカも昔はたくさん作られていましたが、今はほとんど見なくなりました。
【芋日記】
早い伏せこみ
さつま芋の種芋を苗床に植えることを
「伏せこみ」と言います。
干し芋用のサツマイモの伏せこみは、4/5位からが一般的ですが、
この農家は早くも始めていました。
色々な品種を作る農家なので、一番時間がかかる品種を
早めに伏せこんでいます。
【芋日記】
自家製たい肥
苗床作りのためのたい肥を運びが終わり、
残りのたい肥は、サツマイモ畑に入れます。
地力が落ちてしまった畑は休耕にするので、
今年も作付けする中で、地力が落ち気味の畑に入れます。
本当はもっとたくさん作り、他の畑にも入れたいのですが、
不足分は有機肥料で補います。
【芋日記】
種芋だし
親しいほしいも農家に、種芋を頼まれていて、
持って行く準備は出来ていたのですが、
受け入れ側は自分の種芋を出すときに欲しいので、
それを待っていました。
先週は寒い日が続いたので、昨日モミガラに入れられた種芋を出しました。
今年の冬もかなり冷え込む日がありましたが、
モミガラは効果があります。
ほとんど無事に越冬できました。
【芋日記】