酒呑みのひとりごと
菊姫手提げ袋二升用
粋だと思いませんか?
こういうものを作るところも菊姫の魅力のひとつです。
いつも歓心するのですが、昔からのものは機能も優れていることです。
これも使ってみてわかります。
よくみかける酒のコンテナ、6本の一升ビンを入れると、わりと重くて、
持ち運びも結構大変です。片手で二箱はかなり重いし。
この手提げ袋を両肩にかけて、両手で持つと8本運べます。
あまり無理な体勢にも、重さにもならずに。
もちろん酒のコンテナは重宝です。
積み重ねができますし、コストも安いですから。
どっちが良いという考えは良くない、どっちも必要です。
要は、自分の懐ですね。深く広くひろげていたいものです。
【酒呑みのひとりごと】
お正月の菊姫
酒呑みが、思う存分酒びたれるのが、お正月です。
そこで私が準備したお正月の菊姫を紹介します。
(くだらない話なのでご興味があればお読みください)
まずは、
私の血液とも言うべき山廃純米です。
レギュラーと、新酒の生原酒と昨年の原酒=呑切原酒の3種類です。
これらは冷やで。
続いて、
菊姫すべての純米酒を。
左から、先一杯、金剣、鶴の里、特撰純米、山廃純米です。
これらは燗で楽しみます。
お客様用に、
吟醸酒です。
菊姫を代表する「菊姫大吟醸」これははずせません。
老ねた味わいを楽しみます。
それと比較して、若い大吟醸の「BY大吟醸」と
同じく若い味わいの「山廃吟醸原酒」。
私がお客様だったたら、三が日入りびたります。
【酒呑みのひとりごと】
地ビール よなよなエール
先月のお土産を楽しみにとっておいて、
今日はビールを味わう体調だ。
ということで、呑みました。
日本の地ビールもおいしいのが多くなってきている。
というか、本格的(私個人の独断ですが)なビールが増えて
嬉しいというような象徴のビールです。
ドイツのボックビールのような感じです。
フルーティで甘く、ほろ苦く、
味わいが複雑なのですが、それも控えめに主張。
ぐいっと飲んで旨い!と大きい声が出るビールではなく、
口に含んで味わいながら「おいしい」とささやくビールです。
【酒呑みのひとりごと】
いよいよ新酒、山廃純米生原酒
悲しいことに、わくわくどきどきすることが、
少なくなってきます、年をおうごとに。
けれども一年の楽しみの、私的わくわく行事が、
菊姫の「新酒の山廃純米生原酒」のひとくちめ です。
農産物はその年の特徴を現します。
ほしいももお米も、そして菊姫も。
今年の「新酒の山廃純米生原酒(しかも無濾過です)」は、
予想以上の変わりものでした。
日本酒ではない!それが第一印象です。
シャンパンのようなカクテルのような全体像です。
旨み=甘味も含めた が強く、酸味が“えっ!”というほどあり、
多分どっちの味もそれ単体では呑めないくらいのレベルです。
しかし、強さと強さががっぷり四つ。
こうなると、「菊姫山廃純米生原酒無濾過」の「新酒」が、
日本酒とは違う新ジャンルを作っても不思議ないです。
【酒呑みのひとりごと】
19by鶴の里
秋あがり、冷やおろしとは、
冬に仕込んだ酒がひと夏を過ぎ、秋に蔵出しすることです。
仕込まれてから半年以上が経ち、
新酒から熟成された味わいを楽しもう。
という感じで、多くの蔵元が秋のイベント的に出荷しています。
鶴の里もひと夏過ぎただけで、秋出荷ですから、
秋あがり、冷やおろし的な酒です。
しかし、菊姫はそうは言いません。
たまたま、同じスタイルになったからです。
たまたま、鶴の里だけが、冬仕込みの秋出荷なだけです。
秋あがり、冷やおろしと敢えて言わない。
それとは違う独自路線も強調しない。
その辺りも菊姫の魅力です。
さて、今年の鶴の里の出来です。
「強いけど飲めちゃう」
「とってもおいしいけど挑戦的」
今までの鶴の里も高貴だけど破天荒でしたが、
今年は破天荒ぶりが押している感じです。
【酒呑みのひとりごと】
先一杯 300ml
菊姫の新商品です。
先一杯は、菊姫の速醸純米酒3種類の中の
先鋒をつとめています。
菊姫純米酒は、豊潤、濃淳、どっしりとしていますが、
その旨みに呑みやすさを兼ねたのが先一杯です。
300ml版は、行楽のお弁当に忍ばせたり、
冷蔵庫で冷やしておいて、風呂上りにビンのままひと口というような
より手軽に先一杯を楽しめる、先一杯ファンには朗報の新商品です。
先一杯を未体験の方も一度、
人気の先一杯を楽しむためにいかがですか?
もちろん私は入荷早々家で一杯です。
家には、一升の先一杯があるのにもかかわらず。
酒呑みはしょうがないですね。
【酒呑みのひとりごと】
とみた酒店
金沢の酒屋さんです。
私の友人です。
とっても良いお店です。
とみたさんの人柄が詰まっています。
私の筆不足で言葉ではその良さが伝えられません。
お店で二時間、その後近くの居酒屋で延々と
とみたさんと語りました。
生きている中で、こういうひとときが過ごせることに、
ただただ嬉しいばかりでした。
そんな人です。
【酒呑みのひとりごと】
残暑のドイツビール(4)
ヴェルデンブブルガー・アッサムボック
別にドイツビール通とは思っていないが、
とても美味しいといつも思う。
そんなにたくさんの種類を試したわけではないが、
個性も種類も様々だともいつも感じる。
ボックとは、ストロングビールのことらしい。
確かにこのビールは個性もあり強い。
だけど今まで飲んだボックの中では、
一番飲みやすい。(私にとって)
ヴェルデンブブルガーは2種類しか知らないけれど、
なんとはなしに、この蔵を感じることができる。
酒呑みにはこんな楽しみもあります。
たんに呑んべと言われそうですが。
【酒呑みのひとりごと】
残暑のドイツビール(3)
アンデックス・ヘル
ドイツでは水代わりにビールを飲む。
と聞いたことが何度もあります。
ミネラルウォーターの方が高価だからとか、
ヨーロッパの大陸の水は硬水だから等の理由を聞きます。
本当かどうかは知りませんが、
こういう言葉があるほどにビールがつきものなのでしょう。
このビールは、そんな日常の水代わりで飲んでいることをイメージさせるビールです。
味が薄いということではありません。
ドイツビールらしい本格派です。
ほろ甘さが味わいにも香りにもあり、
ホップの苦味も炭酸も効いている本格的なビールです。
そして、飲み飽きない味。
ドイツビールおそるべし。
もっと色々試したくなります。
【酒呑みのひとりごと】
残暑のドイツビール(2)
エクピルス
子供の頃初めてビールを飲んだ時に感じた苦味、
あの頃どうしてこの味を好むのか分からなかった、
その苦味が、抜群のうまさとして含まれて要るのが、エクピルスです。
苦味と麦のほろ甘さとコクがあり、
ビールらしい輝いた光る金色は、ビールの王道を感じます。
グラスに注いだ金色のビールの色はなんとも言えぬ感動があります。
エクピルスはまさに黄金色です。
栓を抜いて一気に呑みました。
【酒呑みのひとりごと】