続・干し芋の前に
干し柿が丸干し芋タイプなら、
切り干し大根は平干し芋タイプです。
こちらは、晴天が続いた場合、約一週間で乾きます。
干し芋を乾かす前に、切り干し大根。
干し芋を蒸かす前に、餅を蒸かしている農家。
干し芋作りがはじまると、てんやわんやになります。
嵐の前の静けさです。
【芋日記】
干し柿が丸干し芋タイプなら、
切り干し大根は平干し芋タイプです。
こちらは、晴天が続いた場合、約一週間で乾きます。
干し芋を乾かす前に、切り干し大根。
干し芋を蒸かす前に、餅を蒸かしている農家。
干し芋作りがはじまると、てんやわんやになります。
嵐の前の静けさです。
【芋日記】
もう一押し寒さが進めば、干し芋作りが始まりのですが。
今年は雨が少ないので、干し柿は順調な仕上がりです。
干し柿は干し芋でいう丸干しタイプです。
丸干し芋と同じように、3週間から1ヶ月かかって
干し上がります。
干し柿は干し芋より気温には融通が利きますが、
晴天が、乾くための必要条件になります。
もちろん、より寒くより乾燥している方が好条件になります。
干し芋は気温、湿度、天気での乾燥条件で品質が結構変わります。
干し柿も同じです。(あまり詳しくないですが)
加工品ではありますが、「農産物だなぁ~」
と干し芋屋は思います。
【芋日記】
鍬を振っていました。
干し芋産地にいると、こういう光景をたまに見かけます。
「生計を立てるために農家をしている」
と農家の定義をすると、
このおばあさんは、もう農家ではありません。
「畑仕事をしていないと落ち着かない」
人それぞれですから、こういうおばあさんばかりではないですが、
割と聞く言葉です。
その姿には、
苦にしていない。ずっとこう生きてきた。淡々としている。
そんな感じがします。
自分が年老いた時、
毎日何をしているだろうか?
どんな気持ちで?
気にしないようにしているのか。
この時に備えて生きているのか。
深いテーマです。
【芋日記】
「マリーアントワネット」が大学祭で上映されたので、観賞しました。
観たい映画でしたので。
評判がわかれているようです。
ソフィア・コッポラは、確信犯です。
この映画はどうしても、マリーアントワネットでなくてはならない、
わけではありません。
ある程度誰もが知っているストーリー、としての題材であった。
のではないでしょうか?
本当の所は何を語りたいのかはわかりませんが、
観賞中ずっと、「錯覚」という言葉が頭から離れませんでした。
今自分が生きているのも、「錯覚の中」でしかなく、
それに気づかないだけ。
気づいてそこを破り抜けても、一回り大きい「錯覚」の輪の中に行くだけ。
映画は人それぞれ勝手に解釈がありますが、
マリーアントワネットとその背景を通して「生きること」を
考えました。
衣装や舞台が綺麗でそれを評価する人もいるでしょう。
私もヴェルサイユに行きたくなりました。
【いもたつLife】
映画に写しだされるシーンはいつもドラマです。
生きる上では、平凡な日常の方が圧倒的に多いのですが。
実際の自分の人生にもあてはまります。
(結婚式と葬式だけが主役になれる、なんて言います)
この映画では、日常を感じさせながら、ドラマが描かれていました。
時とともに変わってゆくものと、変わらないもの。
人なんて年とともに変わってゆくもののひとつなのか、
自分は自分で変わらないものなのか。
自分の中には両方があって、それがわかっていると、
もっと豊かに生きることができるのかな?
そんなことを考えました。
【いもたつLife】
うちわでにぎわっています。
鶴の里チャンピオン記念の一品です。
ノリが良いですね。
貧富の差が問題にもなっていますが、
最低限の所得でも、
すごーーーく豊かなのが日本の現実です。
だから、訳があるものにニーズがあるのですが。
菊姫はそんな意図はなく、
こういう企画をします。
素直な気持ちでいられる証です。
自分は邪念が多いので見習おうとしていますが、なかなか。
ちょっとずつですね。
【酒呑みのひとりごと】
表面がささくれていて、松ボックリのような物体が、
畑からとれました。
スイカ位の大きさです。
実は、干し芋の原料芋です。
てっぺんは、つるの名残りです。
その太さは、それだけで、小さいさつま芋位の太さがあります。
実は、そんなにめずらしくありません。
数え切れないさつま芋が収穫される中には、
こういうのが育つこともあります。
逆に「えっ」と驚くほど小さいさつま芋もあります。
人間と同じです。
もちろん普通サイズが多いのですが、
一番多いサイズを普通、
と言うのですよね。
【芋日記】
今年は、有機コシヒカリとさつま芋=品種いずみを
会社前で育てたのですが。
有機コシヒカリはすくすく大きくなる様子が、
目に見えてわかります。
分けつも、出穂も、米が熟してゆく様子も
観察できます。
それに比べて、さつま芋は地味でした。
植えた直後は、勢いよくつるが伸びて行きます。
楽しいのはここまで。
伸びきった後は、ずっと同じです。
秋になり枯れてゆくのが、気づかれたか気づかれないか。
そんな様子ですから、誰も
「いずみ(さつま芋)どうなったかなぁ~」
なんて言うスタッフは皆無。
つい先日一人のスタッフが、
「あれ、いつまでおいておくのですか?」
との発言があり、掘り起こしました。
予想どおり? 携帯電話くらいに育ったさつま芋が4本収穫できました。
さてどうしようかと考えています。
誰一人「欲しい」という声が出なかったので。
これを種芋にして、来年30倍以上にして見返してやろうと
心に誓っています。
【芋日記】
日本の古い映画のロケシーンは、懐かしいし、
歴史を知る・歴史観を裏付ける、貴重な財産でもあります。
昭和30年代の初め日本は、今とは違う国を思わせる程です。
今生きている世界は、すでに未来都市です。
先人に頭を下げなければと感じます。
そして、今の私より確実に大人が大人だったのでしょう。
そして、濃い人生を生きています。
そして、ユーモアもありです。
映画からは、たくさんのことがもらえます。
【いもたつLife】
アメリカ映画を語る上で、西部劇ははずせません。
西部劇の良否はおいておき、
影響力があったから、
人によってその存在は大きいものです。
アメリカ映画全盛を支えた大スターは、ほぼ全員なんらかの
西部劇に出演していることからも、西部劇の凄さが伺えます。
栄枯盛衰。
そんな西部劇も1960年頃から、上映がされなくなります。
しかし、違う形で表現されます。
60年後半から確立されていった刑事映画は、
西部劇のある一部の精神を引きついだ映画です。
そして、やはり現在大スターと言われる多くの人が、
何かしらの刑事映画に参加しているのも、
それを感じさせます。
はでなアクション化した刑事映画はすでに過渡期かもしれません。
【いもたつLife】