2007年12月
年末年始の丸干し芋
蒸け上がったばかりの丸干し芋用のさつま芋です。
干し芋作りは冬だけの仕事。冬は猫の手も欲しい。
とはいえ、干し芋農家もお正月休みはあります。
とはいえ、毎日干し芋が乾いてゆくので、
干し場が空く時でもあります。
そこで、お正月前には干し場がふさがっても良い、
干し上がりに時間がかかる、丸干し芋を作る農家が多くいます。
ちょうど最も寒い時季になることも理由のひとつです。
今年からの「今日のいもたつ」に半年間お付き合いくださり
本当にありがとうございました。
来年もこんな調子で続ける予定です。
よろしければまた訪れてください。
【芋日記】
干し場 3
干し場での仕事を「外回り」と言います。
皮むき等の部屋の中での仕事と違い、
寒い日は寒いので大変です。
今年も寒さが本格的になってきました。
外回りがつらい時季ですが、
干し芋はおいしく仕上がります。
【芋日記】
干し場 2
平干し芋が乾くまでには、だいたい一週間かかります。
それを見越して7日分の干し場を用意しておきます。
大きい干し芋農家では、簾(すだれ)1000枚分以上の
広大な干し場になります。
なかなか壮観です。
【芋日記】
干し場 1
雨よけのビニールハウス内に干し場を作り、
乾かすのが主流になっています。
(写真右奥のような感じです)
少数の農家では、今も露天で干しています。
露天の場合には、日が暮れると夜露対策のために
簾(すだれ)を重ねて覆いをします。
翌日の日の出とともに、干し場に広げます。
ハウスの場合その作業が省けるので、
どうしてもハウスが主流です。
仕上がり直前の干し芋は飴色に光ってきます。
その光かげんは露天の方が鮮やかです。
【芋日記】