2008年01月
砂の器
全く結びつかないはずのピースが、
思いもかけない糸で引き寄せられてゆく。
松本清張の巧みなおもしろさは、やはり秀逸です。
それとは別立てで、ハンセン病での日本の闇が
表現されていることを、こういうふうに映画として
残されていることは意義があります。
映画の場合には、その当時の時代背景が、映像で一目瞭然と記録されます。
その意味では、松本清張のおもしろさのひとつである、
日本の地方への旅が、当時の鉄道やクルマで実際に映像で観ることが
出来ることもこの映画を評価できます。
もうひとつ別立てで、
父と子の深い愛が第一に描かれていました。
「私は、何て幸せを感じることができないんだろう」
それを感じた作品です。
【いもたつLife】
緑園の天使
物語としてもおもしろかったし、
エリザベステイラーの一途さや無邪気さそして信じる心で、
まわりを幸せに導いて行く姿が印象的でした。
主人公が発達してゆく姿もこの映画のテーマです。
その背景にある家族像も見逃せません。
完璧な母親と、それぞれに個性がある子供達。
しかし、私としては、ごくごく普通の感覚の父親に素晴らしさを感じました。
すぐにお金のことを優先してしまう。
すぐに人を疑ってしまう。
だけど家族は可愛くて仕方がない。
自分のやったことを後悔し、
妻に強がりを言ったり、なぐさめられたり。
そのあたりにどこにもいる父親ですが、ひかれるものがありました。
自分に似ていたからかもしれません。
【いもたつLife】
丸干し芋だけの干し場
暮れの30日は”餅つき”と相場が決まっていますから、
たいていの農家が28日か29日が、蒸かし納めです。
平干し芋は約一週間で乾きますが、
年末の二日間が大荒れの天気だったので、
今年は一月七日位まで干し上がりに掛かる
農家もありました。
そして、どこの干し場も平干し芋はからっぽ
になります。
丸干し芋を蒸かした農家の干し場には、
丸干し芋が残ります。
この丸干し芋もあと二週間はかかりそうです。
この隣に平干し芋がまた、並び始めます。
その、お正月明けに蒸かした平干し芋の方が
早く乾いてゆきます。
【芋日記】
2008年のほうふ
「あけましておめでとうございます」
「(専属モデルの恩恵で?)昨年中は
おいしいほしいもをたくさんたべました」
「ことしもも色々なほしいもをたのしみにしています」
「みなさんもたのしみにしてください」
【芋日記】