2011年10月
農薬なしでも虫食いなし
有機栽培を続けていて、ほんの少しづつですがわかってきたことがあります。
有機栽培の悩みは、雑草、芋虫、病気です。
この畑は虫食いがほとんどありませんでした。
サツマイモの畝(うね)に麦を育てる麦間栽培だったのですが、
抑草目的でした。
草は抑えきれなく、そこそこ雑草がありました。
それが効果(=虫が少ないこと。)あったようです。
恥ずかしながら、草ボウボウの畑も虫食いが少なかったのです。
でもボウボウに比べると、
ある程度管理できている方がより虫が少なかったようです。
草はとりすぎてはダメ、ありすぎてもダメのようです。
【芋日記】
有機いずみ
いずみ種は、美味しさは折り紙付きですが、収穫量の少なさと、
サツマイモ自体が小さいことで作業性が劣る(手間がかかる)、歩留まりが低いこと、
それらの理由で生産量が少ない品種です。
有機栽培でもそれは同じですが、
こと品質という観点からは、有機栽培にとても合っているように感じています。
有機栽培に合っているのか、
現在のタツマの有機栽培のやり方に合っているのかはわかりませんが、
今年も、この試し掘りを見る限り美味しい“有機干し芋いずみ”を
お届けできそうです。
【芋日記】
有機玉乙女
有機栽培は農薬、化学肥料が使えませんから、
病害虫や雑草で、壊滅的な被害を覚悟して栽培します。
それを回避する方法のひとつが、
たくさんの種類のサツマイモを栽培することです。
玉豊、玉乙女、いずみの主要3品種に加えて、
人参芋(兼六)、安納芋、紅マサリも栽培しています。
遊び心で、太白芋とかぼちゃ芋、生食用として紅アズマも。
(来年は、ほしきらりも作付け予定)
その中でも現在のところ一番安定しているのが玉乙女です。
今年も期待しています。
【芋日記】
まだ色々と芋掘り前の準備があります
ほしいも用のサツマイモの掘り起こしが進んでいますが、
掘り起こす前準備の畑も残っています。
抑草の黒マルチを畑から撤去しています。
綺麗にとらないと、畑に残るし、劣化して細かくなると、
近隣農家に迷惑になるので、丁寧に作業しています。
【芋日記】
有機安納芋
これが安納芋です。
自社の有機農園のものです。
昨日紹介した「ほしきらり」と似ています。
最も昨日の「ほしきらり」は、たかおさん作ですから、
形も大きさもこれよりgoodです。
ただ、肌の色合いや、形状の具合が似ているのです。
安納芋も干し芋特性がありますから、
「ほしきらり」も干し芋に合うサツマイモでしょう。
最も干し芋に加工することを前提に品種改良されていますから当然でしょう。
作業性、保存性、歩留まり、収穫量等、見極めなければなりませんが、
どちらにしても新しいサツマイモはワクワクします。
【芋日記】
たかおさんの「ほしきらり」が収穫されました
昨秋新聞に掲載されて私も初めて「ほしきらり」を認知しました。
(ほしいもの新品種です)
たかおさんが今春九州から苗を取り寄せて作りました。
安納芋ととても似ています。
今秋はこの「ほしきらり」以外にも、
昨年ほしいも産地で作られて、それを種芋にした「ほしきらり」も
ほんのわずかですが見かけます。
それは玉乙女に似ています。
さて、それらが干し芋に加工されてどうなるか、楽しみです。
【芋日記】
有機農園の玉豊
早い農家は芋掘りが終わっている中、
自社の有機農園はやっと芋掘りが始まりました。
準備に手間取ったからです。
玉豊の試し掘りですが、収穫量は別にして形はまあまあです。
干し芋は、収穫量だけではよしあしはわかりません。
原料芋が大きくても干し芋の正規品にならないと何にもなりません。
玉豊は形が悪くなることが多いので、
形がまあまあは良い傾向です。
追伸
昨日は「霜降」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「霜降」の直接ページはこちら
立秋
【芋日記】
曽爾高原ビール アルト
余韻の苦味が好みの味です。
今回の3銘柄の中では一番気に入りました。
他の2本のような甘みを隠しているような造りです。
ほのかに香るところも、このビールの狙いがわかります。
ドイツっぽくなく、日本っぽくない
なかなか個性的なビールです。
【酒呑みのひとりごと】
曽爾高原ビール ケルシュ
ピルスナーと同じく甘みがあります。
個人的には、もう少し荒っぽくしても良いかな。
という印象です。
優等生的な感じがするからですが、
それだけ素性が良いのでしょう。
苦味が控え目で爽やかなビールです。
ピルスナーとケルシュの二銘柄を飲んだだけですが、
これもこの蔵らしさのようです。
【酒呑みのひとりごと】
麦間栽培で一年経ちました
昨年冬に始めた、麦藁を使って抑草の試験畑です。
収穫の結果が出ていませんが、
一年間試してみて、麦藁で草を抑えることができることはわかりました。
とても大きい発見です。
麦を植える量と、サツマイモの畝(うね)の広さの調整等、
また麦を春のいつ倒すか等、
改良はまだまだ必要ですが、楽しみな栽培方法です。
続けるかは収穫次第にはなりますが、
余程のことがない限り来年も試行します。
【芋日記】