2011年11月
干し場の整備
干し場にしているビニールハウスを建ててある、
農園前の畑です。
一般農家の畑はビニールハウスにするところに限らず、
綺麗なものです。(農薬の力は凄い)
だから、芋掘りが終わるとすぐに、干し場作に取り掛かれるのですが、
有機農園ではそうは行きません。
手入れができていなかったこともありますが、
ハウスの骨組みの中も、隣との間も、夏の名残で草が一杯です。
この草を一掃しないと、干し場作りのスタートラインにつけません。
数日かかりそうなほどの草ですが、一歩一歩地味にこなしていくだけです。
【芋日記】
つる刈り機で草刈り
つる刈り機はサツマイモのつるを刈る機械です。
名前でわかると思いますが。
この畑はつる刈りどころか、サツマイモの収穫も終わっています。
けれど、草が足元にまとわりつく位に伸びているので、
草刈りのために機械を入れました。
普通の畑はトラクターで鋤きこみますが、
ここは干し場にする畑なので、
綺麗に草取りして、整地するように整備して
干し場を作ります。
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【芋日記】
畑から持ち出し
この畑は低いので、
畑の上から畑全体を見ることができます。
夏、草に悩まされた畑で、
草取りに時間をかけました。
その成果は残念ながら今ひとつで、収穫はあまりよくありませんでした。
それも仕方ないことです。
この畑で芋掘り、選別、収穫が終了です。
ここからは、干し芋加工の準備と
来年のための畑作りです。
【芋日記】
いよいよ最後の畑です
有機農園の芋収穫が続いていますがいよいよ最後の畑です。
この時期は朝晩かなり冷え込むので、
サツマイモを掘って、畑においておくと霜で傷んでしまうので、
当日収穫できる分だけ芋掘りします。
本当は掘った後1週間位天日に干したいのですが、それができません。
そこで、キュアリングで保存性を良くします。
キュアリングとは30℃の蒸気の中に60時間サツマイモを置いておくことで、
これにより保存性が良くなります。
この畑の収穫終了とともに、キュアリングを行います。
【芋日記】
麦間栽培の実験結果
干し芋産地は田んぼが少ないので、昔は麦作は必須でした。
麦を育てがてら、同じ畑で干し芋用のサツマイモ作りをしていました。
タツマの有機栽培は、昔のこの麦間栽培を応用してみようと考えて、
昨年の11月から実験しています。
その結果この栽培は、有機栽培として活用価値がありでした。
昔の農家の話から、麦間栽培は、麦の根で土壌消毒の代わりになるとのことで、
そこがスタートでした。
その他に、麦を収穫目的ではなく、麦ワラで雑草を抑えることも試しました。
いずれもまだまだ改良の余地がありますが、
可能性の確信を得ました。
また嬉しい誤算でがありました。
この栽培は芋虫(ヨトウムシ)除けになりそうな感触があることです。
芋収穫が終わると、すぐに麦間栽培の準備になります。
今年度の経験を活かし、来年度のスタートです。
【芋日記】
竹の子のよう
サツマイモは畝(うね)のどこかに実がありますが、
どこにあるかはわかりません。
たまに畝から離れた地中に実がついているものもあります。
このサツマイモは、畝の上に付いていたので、
つる刈りすると頭を出します。
どこに成っているか、
いくつ成っているか、
人それぞれと同じでサツマイモもそれぞれです。
【芋日記】
干し場のハウスでも栽培しています
有機農園前にはビニールハウスが常設してあります。
春は、育苗ハウス。
冬は、ほしいもの干し場です。
自家製野菜作りもします。
夏、空いているところでは、干し芋用のサツマイモ栽培もします。
農園前は目が届くので、実験的なこともやることができます。
収穫が遅れていますが、残りがこの農園前ともう一箇所で、
ここのつる刈りが終わると、最後の畑の芋掘りです。
【芋日記】
芋収穫後の作業
芋収穫が終わってもいくつかの農作業があります。
ここは黒マルチというビニールで草を抑える栽培をしている畑です。
芋堀り前に黒マルチをはがすのですが、全部ははがせないので
収穫が終わると、黒マルチの残りを広い、畑を綺麗にします。
風が吹くと隣の畑に舞ってしまうので、
芋堀り直後に行います。
他にも来年作の準備をしますが、
それらは芋収穫後に行います。
【芋日記】
自家製のソバ
1反にも満たない畑のソバの収穫です。
昔はきっと、米以外の食料として、
麦やソバ、大豆や雑穀を少しづつ作り、
冬前に収穫し、
乾燥、脱穀、精白や粉に挽く
そんな作業を冬にやっていたのでしょう。
追伸
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【芋日記】
ぎんさんの干し場
毎年、女手ひとつで干し芋づくりをやっている“ぎんさん”ですが、
男手が必要な部分は婿さんが来て手伝っています。
干し芋の干し場の棚作りの杭打ちも男仕事なので、
婿さんが仕事の合間に立てていました。
【芋日記】