経営者・平清盛の失敗 山田真哉 著
「会計士が書いた歴史と経済の教科書」
通貨を、流動性や保存性という
通貨としての価値しか見出せない、
応用が利かなかったことにとても反省です。
軽いタッチですが、力を込めて書かれています。
読み手を引き込む構成もよく考えられていました。
面白かったです。
【いもたつLife】
「会計士が書いた歴史と経済の教科書」
通貨を、流動性や保存性という
通貨としての価値しか見出せない、
応用が利かなかったことにとても反省です。
軽いタッチですが、力を込めて書かれています。
読み手を引き込む構成もよく考えられていました。
面白かったです。
【いもたつLife】
映画は、純な有馬稲子と渡辺文雄の恋愛に、
ヤクザな仲代達也が割って入る話ですが、
設定が面白いです。
米軍基地周辺で、基地で経済が回っています。
そして、盛りたてるのが、渡辺文雄が住む長屋の住人達です。
曲者ぞろいです。そして因業大家の山田五十鈴にも注目です。
人の欲、可愛い欲からとりとめなく溢れてくる、いやらしい欲まで、
愛憎を絡めて画面に流します。
長屋連中のコメディタッチが、弱者のしたたかさと、
やるせない行く末は、笑いの先の空しさを感じます。
そして、一線を越した有馬稲子はどうなるのか。
最初と最後で彼女は全く違う女になりました。
これも生きていくためでしょうか?
小林監督は、とても厳しい現実を登場人物に突きつけます。
そして貴方は何を信条としているかと問うてきます。
活き活きした役者の演技合戦も大きな見どころです。
日本映画の魅力が楽しめます。
追伸
10/08は「寒露」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「寒露」の直接ページはこちら
寒露
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
終戦直後のブラジル、日系移民同士の対立、抗争です。
日本人同士が殺しあう悲劇です。
根底にあるのは、“否定できない自分”です。
人の性で、哀れな性、でもいつでもどこでも、
自分を、過去から今までの自分を肯定しなければ生きられないのが人です。
そしてそのためには、どんな事実も自己都合に置き換えることを厭わないのが人です。
自分ももちろん同じです。
平時はこのことで問題はありません。
この悲劇の舞台裏は戦前からの多くの積み重ねです。
教育の恐ろしさ、
妬みのはけ口、
自己陶酔する心、
よりどころを失う怖さ、
生きていかなくてはならない運命、
それらの積み重なりが善悪を心から消し去ります。
やってはいけない、本来なら心ある者ならできないことまで、
やることを疑わなくなります。
つくづく人は相対の中でしか判断できないことを、
この映画でまた思い知らされました。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
10月1日に毎年蔵出しになる鶴の里です。
約一年の熟成という菊姫酒造の中では若い熟成での蔵出しです。
また醸造年度ごと(by)に味わえるのも特徴で、
23byは、黒ラベルです。
(左の赤ラベルは22by、右の青ラベルは21by)
第一印象は、歴代の鶴の里の中でも、フレッシュさがある、です。
旨みが詰まったフレッシュさというのが適切な表現です。
菊姫は総じて濃厚です。
濃厚とフレッシュさは相反すると一見思いますが、
そうではないことがわかります。
キレがあって濃醇なので、後まで旨みが残ります。
だからもっと正確に言うと、
キレとフレッシュさは口に含んだ時で、
その後は、若い熟成のマイルドさがあり、
その後は、ジワジワ美味しさが広がります。
今年の23by鶴の里も今後の熟成が楽しみな潜在力を感じます。
【酒呑みのひとりごと】
ラスト、主人公の妹が、兄(主人公)に託された自由に向けて歩きます。
思考停止することのもったいなさを自覚するように。
希望を得る困難を自覚するように。
この映画の主旨のひとつであり、
私が最もメッセージとして受け取ったのが、
自由(希望)を得ることへの無自覚な思考停止の己への罪です。
もちろん、かぞくがテーマです。理不尽なかつて「地上の楽園」と言われて、
北朝鮮に移住した在日朝鮮人の悲劇が骨子です。
でも、それは胡坐をかく日本人へのメッセージにもなっています。
『キューポラのある街』では、洋々として北朝鮮に向かう少年が描かれます。
同じ時代の映画『冬の小鳥』では
韓国では幸せになれない少女が里子に出されることが描かれます。
今となっては地団駄な対比に映ります。
大きな権力に無力な個人が、
制約の中でできることは何か、
考えても考えたも、何もできないことしか見つからなかったとしたら、
人らしく生きていけるのか。
壮大な社会実験だった社会主義対資本主義が生んだ、
たくさんの社会的な矛盾を痛感する上で、
生き方そのものを問う作品です。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
JR常磐線の特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」に
新型車両が導入されました。
昨年春からなのですが、一部ダイヤでの運行なので、
乗り合わせることがありませんでした。
今回、運よくたまたま乗車しました。
外観は新しさを感じませんでしたが、
内装はシックで落ち着きがあり、
シートもヘッドレスト付きで高級になっています。
騒音対策も旧車両よりも優れていました。
乗り心地も改善されている感じです。
(仕事(PCの入力)をすると乗り心地の改善がよくわかるのですが、
今回はPC入力しなかったので感覚でよさそうと感じました)
【いもたつLife】
当然ですが草は、畑内だけでなく畑周りでも通路でも伸びていきます。
順々に畑を回りますが、しばらくこなかったので、
草茫々になってしまった畑内の通路です。
収穫前には、畑周りと合わせて、通路も草刈りをします。
【芋日記】
銀河星という天然のたい肥で土壌改良している畑に、
兼六人参芋を植えて、
EM7の活性液を葉っぱにまきました。
銀河星は、天然腐植土・草炭(ヨシ・シゲ等の堆積物、有機炭素)
貝石灰・隆起珊瑚粉末・岩石粉末が原料の優れた土壌改良たい肥です。
EM7は、EM(有用微生物群)ミネラルやセラミックスを加えたもので、
どちらも農産物が持つ本来の機能を引き出して、
健全に育つのを促すためのものです。
有機栽培プラス栽培として試しています。
EM7を使った後、
葉っぱの色が他の兼六人参芋と明らかに違いがでてきました。
収穫が楽しみです。
【芋日記】
サツマイモの有機栽培では一般栽培に比べて全体的に、
つるや葉の伸びが遅い傾向があります。
その中でも有機栽培に麦間栽培を組み合わせた農法は、
特につる・葉の伸びが遅れます。
この畑は、麦間栽培の畑です。
ようやっとサツマイモが畑を覆うようになりました。
麦間栽培は雑草、イモムシ、畑の中の線虫を抑える効果があるのですが、
生長の遅さが問題です。
来シーズンは、畝(うね)幅や、苗を植える時期等を含めて見直しをする予定です。
【芋日記】
サツマイモ畑の雑草の王者がハクザです。
サツマイモのつるや根を抑えて
サツマイモが畑に広がるのを阻止するかのごとく
ハクザは畑中に広がります。
要はサツマイモがハクザよりも早く畑を覆えば良いのですが、
そのために草取りをせっせとしています。
この畑もハクザに追われながらの草取りでしたが、
なんとかサツマイモのつるが伸びました。
ハクザに隠れながらではありますが。
【芋日記】