干し場のビニールハウスを直しました
ほしいも加工はもう終わりますが、
このビニールハウスは苗場になりますから、
修復しました。
3月はもう新しい干し芋シーズンに入ります。
【芋日記】
ほしいも加工はもう終わりますが、
このビニールハウスは苗場になりますから、
修復しました。
3月はもう新しい干し芋シーズンに入ります。
【芋日記】
今年は多くの干し芋農家が手がけた品種が紅はるかです。
有機農園でも作付けしました。
糖化が速い品種ですので、ほとんどの農家は加工スタート時に蒸しましたが、
タツマでは最後にしてみました。
原料芋の保存状態を確認したかったからです。
さすがに結構傷みがありましたが、
予想よりも寒さには持つ感触です。
【芋日記】
お互い好きなのに、状況、環境で引き離されてしまうという、
よくある恋愛ドラマですが、もう資本主義は成立たないことを、
こういうドラマでも嫌ってほど感じてしまいます。
主人公は曲つくりの天才クリエーターの秋。
ヒロインは、こちらも天才シンガーの原石の理子。
秋は現在大ブレーク中の人気バンドクリプレの元メンバーでしたが、
音楽業界に裏側を知って脱退、ただし、幼馴染がやっているクリプレに曲を提供しています。
ある時恋人のい人気歌手茉莉との関係が嫌になっている時に理子に出会います。
純粋な理子に恋します。理子も只者ではない秋に惹かれます。
けれど、茉莉はじめ、資本主義の権化のプロデューサー高樹や、秋に変わってクリプレのベースの天才ベーシストの心也の画策で理子と寄り添えないというお話です。
悪役(というほど悪役ではありませんが)の3人に道理(茉莉は微妙ですが)があって、どちらかというと、秋の方が我侭というところが味噌です。
その道理というのが、もう機能しなくなってきている資本主義という構図です。
まあ純粋に二人の純愛が成就するかももちろん気にかかりますが、
音楽業界を題材にして、これから価値観が変わっていくことを提示しているようです。
消費者が消費したいものを手に入れる、その方法として便利だということで発達した資本主義でしした。音楽を含め本来はそれ以上でもそれ以下でもなかったはずが、どうやって消費させるかという方向へあまりにも過剰になっています。
まあ経済が拡大するという大前提の上で日本経済は成立たせているから仕方がないのですが。
その価値観が崩れるのは間違いありません。
この映画の主人公二人の抵抗は(純愛と)そこに原因があります。
追伸
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【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
大風でビニールハウスのビニールが飛ばされただけでなく、
フレームが曲がってしまった農家も多くありました。
ビニールにしろ、パイプにしろ、
壊れた農家が一斉に求めるので、こういうことがあると、
供給が間に合わなくなります。
他の農家の使っていないビニールハウスを再生利用でなんとか修復をしています。
【芋日記】
台風並みの大荒れで、干し場のビニールハウスが全滅してから一週間経ちましたが、
まだ一部修復できていません。
資材が無いことと、干し芋加工も同時に進めているからです。
最低限の干し場でなんとかやりくりしています。
【芋日記】
バカ正直で不器用な男と、その隣であきれながらも優秀な女が人肌脱いで、
なんとかなる。
ちょっと教訓が入ったラブコメディです。
ダメ男だけど一生懸命だから神が味方してくれたような男が主人公です。
相手役は、クールビューティでギャンブル好きの才女ですが、彼に心が傾きます。
主演二人も結構尖ったキャラクターですが、
その他にも多様なキャラクターを設定して、
架空の広告祭という舞台を作って、その上でたくさんの出来事が起きますが、
伏線を含めて広げた風呂敷がちゃんと回収(畳まれて)されていきますから、
安心して楽しめる映画でした。
良心に素直になろうという教訓は、ちょっとベタですが、
そんなことが頭の片隅にもよぎらないような世界観の人物にとって、
新鮮ですし、実直にそれを実行することで、心が変わるのは普遍的です。
彼女が主人公に惹かれていくのも自然だし、
国際広告祭ということで、多民族が彼を慕うところもよかったです。
ここにもメッセージが込められていたのでしょう。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
裏ヴァージョンも鑑賞しました。
複雑な絡みを復習していくという気分でした。
一回目の違和感(最後に結びついていたことですが)を確認していく感じです。
ラストが変わっただけなので二度観て思うことが感想になります。
(裏ヴァージョンの方がハッピーエンドです)
バイロケーションという存在が改めて本物と何も変わらないことを確認しました。
どっちが本物もどっちが偽者もない。これは一度目では気がつきませんでした。
無意識的に本物とバイロケーションを違う存在として決め付けていたのです。
この物語のメッセージは共存ですが、
自分が可愛いくて仕方がない厄介な人間という奴は、受け入れるということが苦手だとほとほと感じました。
本物とバイロケーションのコンビが4組登場します。(過去を含めると5組です)
この中で共存できたのは一組だけ。
お互いとても我侭、人って本当に度量がない、と見ていて恥ずかしくなるくらいです。
そして物語の書かれ方としては、バイロケーションの方が本物よりも人間味があります。
バイロケーションも人間ですからこう書くと差別的ですが、ここにメッセージがあると捉えたから書きました。
手塚治が鉄腕アトムで、ロボット法を作りその中身は、ロボットは人に尽くすこと、忠誠を誓うことという内容で、それに対してロボットが人格を求める話がありました。そしてロボット達の方がはるかに人間味がある話でしたが、それにとても似ている物語だと思いました。
人間界が大事、もっと狭くなると民族が大事、もっと狭くなると国が大事、といったように共存なんてことをいつまでも後回しにするのが人間なんだと、
二度目はそんなことを考えてしまいました。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
秋に原料芋を収穫した時に、
予想以上に収穫量が多かったので、全部干し芋に加工できるか心配していたのが、
力男さん夫婦です。
なんとかかんとか、二人で全部干し芋に加工しました。
無地終了です。
追伸
2/19「雨水」です。二十四節気更新しました。
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干し芋のタツマ
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雨水
【芋日記】
著者が映画を語るということで、もちろん野球との絡みもあるだろうということで、
手に取りました。
他の著書でも感じていましたが、著者は野球に対して非常に真摯です。この著書でもそれが窺えるのですが、映画を通しているところが面白いところです。
著者なりの映画観は同じ映画好きとして共感できる部分とそうではない部分がありましたが、著者が「映画は自分が面白いと思えば恩白い」ということは大いにうなづきます。
また映画は成功の娯楽だと、再三再四言うことも同意で、楽しく読ませてもらいました。
出版社の要望もあり、映画と野球を絡めての部分も随所にあります。
それらは、野球と映画が通じるものがあるということをただ書いているのではなく、
どちらの事象でもその奥を探る思考の末、通じるものとそうでないことがあることを示しています。
著者は野球のことを深く深く考える人というのは相変わらずですが、野球だけに留まらない人だとわかります。
しかしそれは当たり前で、常に物事を深くとらえるから野球でもということなのです。
だから、著者が常に考えているのは、自分の生き方なのでしょう。
後悔しない人はいないでしょうけれど、著者はそれを出来る限りしたくないし、しないようにしています。
たまたま生涯の仕事が野球になっただけで、野球以外でも偉大な足跡を残せたでしょうし、それを支える普遍的な著者の考え方を知ることができる本でした。
【いもたつLife】