2015年11月
Mommy/マミー 2014加 グザヴィエ・ドラン
制約があることで、愛がこんなにも激しくなるのか、
迫力あるやりとりが、そのまま、母の愛のすさまじさ、それを受け止める子も、自分がどうしようもないことを知っているから、必死で受け止めようとします。
シングルマザーのダイアン(アンヌ・ドルヴァル)は、多動性障害のスティーヴ(アントワーヌ・オリヴィエ・ピラン)と二人暮らしです。
スティーヴは施設に預けることもできるのですが、かなし閉鎖されたところでしょう。人らしく生きるには自分で育てるしかない。でも、いつどこでキレてしまうスティーヴを抱えて気が気でありません。
そして、スティーヴが原因で職も失ってしまいます。
そんな二人は隣人の高校教師のカイラ(スザンヌ・クレマン)と仲良くなります。彼女は、過去の出来事とストレスで引きこもりぎみで吃音になっていましたが、スティーヴの家庭教師を買って出て、二人と触れ合ううちに3人が良い方に向っていたのですが・・・。
ダイアンはスティーヴの将来が心配でなりません。母として当然です。そして、スティーヴは絶対に立ち直れると信じていますし、それには自分が必要だという自負もあります。
一見ダイアンも情緒不安定で暴力的にも見えますが、あれほどの強さがなければ、スティーヴを抱えて、一人で独り立ちさせるなんて出来ないのでしょう。
その母の愛が痛いほどわかるスティーヴですが、スイッチが入ると自制がきかず暴れてしまい、母を苦しめてしまうことを心底後悔しています。
でもやっぱり自制できない。
カイラはそんな二人に対して献身します。でも、やっぱり社会には適応できないスティーヴだし、社会がスティーヴの存在を許さないのです。
ダイアンは希望を棄てない、とラスト、カイラとの別れの前に言います。
私はへこたれないダイアンの姿を見て、希望を与えられていました。
追伸
この映画、そのほとんどが正方形の画面です。
人ひとりがアップになるシーンも多く、ダイアンが、スティーヴの叫びが、心の叫びとしてこちらに鋭く指す、そんな映像作りでした。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】
柳家花緑 独演会
静岡市の駿府公園内にある、
茶室での“柳家花緑の落語会”が定期的に開催されます。
84名の定員、小さい箱での落語会で、なんと肉声で聞けるという贅沢な会。
今回も抽選であたり、席順は入金順ということで、なるべく早く振り込み、
9番目の席、前から二列目です。
高座とは2m位しか離れていません。
まずは、二つ目の花ん謝さんの「真田小僧の序」でした。
枕も上手で、落語も上手で、花緑師匠に繋ぎます。
そして「笠碁」。
生で観るのは初めてでしたが、見事な一席でした。
言葉ではなく、雰囲気で表現する芸で、音声では何度も聞いていますが、
この噺はやっぱり生でないと堪能できませんし、上手くないと満足できないのですが、師匠はお見事でした。
仲入り後は「船徳」。
こちらも仕草が肝の一席です。
演じても多く、音声でも映像でも多くの落語家の「船徳」をみていますが、
その中でも最高の部類に入るこちらも“素晴らしい船徳”でした。
花緑師匠の落語は5回ほど経験していますが、常に上手くなっています。
【いもたつLife】
いずみ中心の農家
ほしいも産地全体で、今年のいずみ種の収穫が良くありませんでした。
いずみの作付けが多い農家は、平年よりも原料芋の置き場が空いています。
【芋日記】
稲藁を敷き詰めます
干し場作りはまず、足元から整えます。
干し込みは毎日ありますから、足場をしっかりさせます。
同時に、土が舞い上がらないようにもします。
そのために、稲藁を厚く敷き詰めます。
【芋日記】
干し場作りから
冬の干し芋加工に向けての準備期間です。
時間がかかる干し場作りからはじめています。
この次に作業場作りですが、それと並行しての簾(すだれ)洗い作業で洗った簾を、
干し場で乾かします。
追伸
11/6に、11月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“紅赤の薪ふかし干し芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
【芋日記】
立川談笑独演会
久しぶりの談笑師匠でしたが、大満足です。
仲入り前に3演目、
「俳句入門」「代書屋」「原発息子」
独演会でなければ、けっして掛けない演目ありです。
最後の「富久」も見事な出来でした。
【いもたつLife】
付け替え作業
トラクターの後ろに付けていた、芋堀り機をはずし、
耕運のロータリーを取り付けました。
掘り取り機は来秋まで仕舞って、まずは、芋掘り後の畑の耕運を始めます。
【芋日記】
紅はるかが育っています
紅はるかは、とにかく細長くなるので、掘り起こす時に折れてしまい勝ちです。
この農家の紅はるかは、太く長く育っていました。
傷もなく折れることも無く、収穫できていました。
【芋日記】
たかおさんの野菜畑
白菜をはじめとした冬野菜が順調に育っている、
たかおさんの野菜畑です。
いつも、どこも綺麗にしています。
【芋日記】
立川志らく独演会 with ZAZEN BOYS
ZAZEN BOYSの出囃子で志らく師匠が登場。
「片棒」で仲入り。
ZAZEN BOYSの色物のあと、「紺屋高尾」でした。
「片棒」は志らく師匠の得意技を披露、師匠ならではの世界を作り出していました。
ZAZEN BOYSのファンの方々も多くいらっしゃり、雰囲気はいつもの落語会とは違う感じ。
しかし、「紺屋高尾」が始まると空気が落語になります。
アンコール演奏もありました。
志らく師匠30周年ファイナルということで、趣向を凝らした落語会でした。
【いもたつLife】