種芋が見えてきました
あと一週間で今シーズン(といっても2015年度です)の干し芋加工が終わりそうです。
一番奥に保管してある、種芋が見えてきました。
【芋日記】
あと一週間で今シーズン(といっても2015年度です)の干し芋加工が終わりそうです。
一番奥に保管してある、種芋が見えてきました。
【芋日記】
今年度の干し芋栽培も始まっています。
畑の土作りからですが、暖かい日は畑にたくさんのトラクターが出ます。
道々で自走のトラクターにも出くわします。
【芋日記】
手前がシルクスウィートほしいも、奥が玉乙女ほしいもです。
色はどちらもオレンジですが、玉乙女の方が多少濃いオレンジです。
それと形の違いもあります。
また、表面のつやもシルクスウィートと玉乙女では違いがあります。
【芋日記】
有機栽培の場合、一般栽培と違い、合う合わないがあります。
玉乙女も種芋を継承した残りしか干し芋にしていません。
玉豊も玉乙女もタツマがやっている有機栽培に合わないからです。
逆に干し芋産地では作付けが少ない「いずみ」は有機栽培に合っているので、
有機農園では主力の一品種です。
【芋日記】
数年前までほしいも産地での作付けが9割近かった玉豊(たまゆたか)ですが、
最近は半分位になってしまっています。
自社の有機農園ではそれ以上に少なく、
種芋を継承した残りで干し芋加工しているだけです。
【芋日記】
原料芋の形も色も安納芋に似ているのが兼六人参芋です。
ほしいもに仕上がっても似ています。
安納芋に引き続き蒸かしたのですが、先週天候が良かったのと、
日が長くなったので、早々に乾いてきました。
【芋日記】
有機安納芋ほしいもです。思った以上に甘みがありました。
完全に糖化した原料芋だったことがわかります。
形が良いモノに育っていましたから、期待はしていましたが、期待以上です。
追伸
3/5は「啓蟄」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「啓蟄」の直接ページはこちら
啓蟄
【芋日記】
焼き芋用のサツマイモですが、ほしいも適正もあるシルクスウィートを蒸かしました。
このサツマイモも干し芋産地でほぼ作られていない干し芋です。
皮剥きはすんなりいくのですが、並べるのに手間がかかります。
有機栽培の畑の緩衝地帯で育てた、無農薬のシルクスウィートほしいもです。
味は良いので、今年度も作付けします。
追伸
3/4に、3月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“有機兼六人参丸ほしいも”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
【芋日記】
干し芋の加工、片付けが終わった農家は3月に入ると、
今シーズンの土作りをはじます。
早く始める農家で、プラソイラーという深く掘る爪で畑を深堀りしていました。
【芋日記】
1950年代のアメリカの良い面も悪い面も十分に表現されています。主演女優二人の目線、表情でそれを感じ取る、そうまさに映画の世界観を受け取る映画でした。
上流階級のマダムのキャロル(ケイト・ブランシェット)と、百貨店の売り子のテレーズ(ルーニー・マーラ)が出会います。互いに惹かれ合いなくてはならない存在になりますが、時代はそんな同性愛を断固として受け入れません。
同性愛者は、夫と離婚調停で娘の親権をもらえないそんな時代、キャロルの境遇です。
テレーズは、自分では物事を決められない性格、そして恋人に結婚を迫られています。そんな時にキャロルと合います。
そんなテレーズは当時のどこにでもいる女性で、でも、自分ができること、やりたいことを本当は貫きたい、キャロルと出合い変わっていきます。
物語は、二人が旅行に出て愛を確かめ合うと、それが仇となってキャロルの離婚調停が不利になることで、一転していきます。
二人は別れることになりますが、でもお互いを慕っていて、そして、自らを成長させます。二人の女性、特に若いテレーズの成長物語でもありました。
テレーズが可愛い女性からの美しく垢抜けていく女性になっていく様は、ルーニーマーラが上手く表現していました。
それと対峙するキャロルのケイト・ブランシェットも素晴らしい演技です。
上流階級の上品な落ち着きがある女性で、テレーズを憧れさせる強さがありながらも、翳りがある女性、時折弱さも垣間見せます。
秀逸なのは、二人がその表情と雰囲気と目線と仕草で、お互いを想う気持ちや、現状の立ち居地での気持ちを表現しているところです。それがまた魅力的に描かれているのは、二人の演技力プラス演出の力です。
味わい尽くしたいと想わせる魅力があります。
そして、再現された1950年代のアメリカの世界観も見所です。
行間を観る映画でした。
【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】