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ブログ 今日のいもたつ

【6月大歌舞伎】

一、 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)円塚山の場
若手俳優 八犬仕の揃い踏みです。衣装と美術も凝っています。劇自体は“だんまり”をじっくりとみせます。
今回はさわりでしたが、これだけでは勿体ない、大作として上演して欲しい演目です。

二、 山姥(やまんば)五代目中村梅枝 初舞台
萬壽、時蔵、梅枝の劇中口上が入ります。
物語も面白く、それを初舞台にも関わらず梅枝が引っ張ります。そして萬壽の舞踏は流石の芸、時蔵のあでやかさも目が離せません。
見どころ満載でした。

三、 魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)初代中村陽喜 初代中村夏幹 初舞台
山姥で口上があった陽喜、夏幹はこちらの劇でも初舞台のおまけ付きでした。
落語を想わせる酒でがらりと人が変わる獅童演じる宗五郎が私的にはお気に入りで、苦笑いです。
色々な町人がいて、色々な侍がいて、もちろん良いものも悪いものもいて、それは現代も同じですが、こういう世話物を見ていると人情が今はもっとあった方がよいのではないかと思えてきます。

【いもたつLife】

日時: 2024年06月24日 16:22