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【SPAC演劇】歓喜の詩 演出:ピッボ・デルボーノ

演出家で出演者のピッボ・デルボーノさんと20年以上一緒に舞台を造ってきたボボーさんに捧げる演劇ということです。
そして冒頭、歓喜に至るまでの劇とナレーションが入りはじまりました。

抽象的なイメージで進みます。
劇全体を通して華が重要な小道具であり大道具です。
真っ暗闇の中、一輪の花が増えていくことから始まり、劇の終盤では誕生した赤ん坊は花に囲まれ、そして舞台は花一色にもなります。

また舞台は、ピエロのような衣装を纏った俳優たちが狂うように踊ったり、舞台で進行役と努めるピッボ・デルボーノさんが、檻に囚われたり、叫び声をあげます。
精霊流しのような無数の紙の船が並ぶ場面もあります。
そして、散漫に登場していた俳優達が最後に向かい近づきます。

この劇はやはり喜びを表現して終わっていることが感じられます。

アフタートークを聞くと、大事な仲間と造った演劇だったと解ります。
ピッボ・デルボーノさんと俳優達がこの世で出合った仲間と、喜びを、とても過激に、でも真摯に表現していた劇であると解りました。

【いもたつLife】

日時: 2019年05月28日 10:12