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田園に死す 1974日 寺山修二
日本だけに限らないかもしれませんが、
日本の田舎、貧困が残る村における閉塞感、
子が母に精神的に支配されても、子は結局のところ母を心の外には出せない、
外部環境でも、自分の中でも潜む閉塞感が表現されているような印象を持ちました。
まだ日本は豊かではないことを体感している世代では、
家長制度の名残が体に染み付いていて、心のどこかでこの映画で描かれる閉塞感を持っているのではないかと思いました。
主人公の男は、15歳と大人になってからの二人として登場します。
どちらも、女性に精神的に逆らえないように見えます。
これは、母から逃れられないのが主人公だからです。
翻って自分自身を鑑みると、私も心の奥に母親から束縛されていることを感じる時があります。
日常生活で、“これがそうだ”ということに気づくのではなく、
何か事件が起きた時の自分の心の動機を、深く考えた時に気づくのです。
非常に難しい表現の映画ですが、
主人公の心の中で起きていたことに近い心の動きが自分にあることには共感できました。
ホーリーマウンテン 1973墨/米 アレハンドロ・ホドロスキー
キリスト風の男が仲間を連ねて、ホーリーマウンテンを目指します。
目的は不老不死を手に入れるためです。
という一応物語にはなっていますが、
アレハンドロ・ホドロスキー作品ですから、メインはもちろん描写です。
監督がやりたいこと、盛り込みたいことを、全て入れ尽くしたというのが印象です。
とにかく盛りだくさん。
しかもどのシーンも手間隙惜しまずです。
体中に昆虫(タランチュラのシーンもあり)まみれの撮影や、
猛獣も出てきますし、大量のカメレオンとヒキガエル等々、調達だけでも骨が折れそうですし、
とてもグロテスクですが、凝った、金がかかっているセットや美術、
手抜きなしです。
でも意図はわからない。
登場人物も奇怪な輩ばかり、また全員がほぼ裸です。
そして登場人物の妄想の具現化のシーンも数々です。
人の欲望の嫌らしさを限りなさをこれでもかと見せ付けます。
幸いに劇場でみれたので、
鑑賞というよりも、アレハンドロ・ホドロスキーの世界を体験した気分です。
追伸
5/1に、5月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“薪ふかし紅マサリ平ほしいも”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
【SPAC演劇】天使バビロンに来る 中島諒人演出
喜劇ですが、世のために尽くすという心根が、自分さえよければ良いになってしまう人の性を謳う辛辣さがあります。ただし、そこから抜け出せる提示もしています。
舞台は古代バビロン、王は国のために尽くしています。外国には軍隊を派遣して領土を広げます。対国内は富国強兵のために、乞食さえも公務員にして働くことを促します。
国王は、頑なに乞食を貫き通す、たった一人乞食として残ったアッシを改心させようと自ら乞食になります。
そこに、天使がクルービという美しい女性を連れてバビロンを訪れます。クルービは「最も貧しい男」の元に天が差し向けたのでした。
乞食勝負をする王とアッシ、負けた王をクルービは愛するのですが、王はクルービをアッシに渡してしまいます。
アッシはその後宮殿の役人の首吊り男となります。
その頃、バビロンでは市民革命が起こり、宮殿ではどう収めようかと議論が進みます。
国民的に人気を博すようになっていたクルービを王妃にすることで、革命を鎮火させようとする王、首相、教会長でしたが、クルービはあくまでも最も貧しい乞食を探す、王妃にはならないと言い張ります。
そこで教会長は、その乞食は王だったことをクルービに話ます。驚いたクルービは王の下に行こうとしますが、「最も貧しい」のは王ではないとして首を振ります。
そうすると革命を収めることはできません。バビロンは・・・。
王は国民のために、領土を広げ富国強兵を進めます。
その両輪として、政治で支えたのが首相で、思想で支えたのが教会長です。
3人を含め国の首脳は、国を豊かにすることに尽くしていました。けれど、いつのまにか国民の視点とは段々ずれていってしまいます。これはよくあることです。
問題はそれに当人は気がつかないことです。
自らの地位を守るために権力を使い始めてしまいます。
アッシは王の方針、乞食をやめて公務員になることを拒みました。
なくなく首吊り男にはなりましたが、自由を奪われることには用心深くしていました。
だから、バビロンが崩壊することを察すると、国を飛び出していきます。
バビロンは、天の怒りを受けて崩壊するのですが、王、首相、教会長は崩壊ギリギリまで、その座に、権力にしがみつきます。国にしがみつくのです。もう難破船なのに。
国民も同じです。国にしがみつくのです。
飛び出したアッシとは対照的です。
砂嵐の中を懸命に歩むアッシ、その後を着いていくクルービの姿でこの演劇は終わります。
二人は野たれ死ぬかもしれません。でもバビロンにしがみつく選択肢はありませんでした。
アッシは乞食をやりながらもしたたかでした。
機転がきく商売人のようです。首吊り男の時も、王の圧制をかわしていました。
自分自身を失わない存在がアッシです。
だから最後クルービはアッシについていくのです。
自分自身を失わない、その前にバビロンの人々はどこまで自分の存在を知っていたのでしょうか?
自分を見つめるのは基本ですが、とても困難なことです。
水遣り
有機農園では、潅水チューブを使い、
蛇口から水を苗場に運びます。
たかおさんは、シャワーで直接水遣りです。
細かい管理ができますが、大変です。
「メフィスト 出世物語」クラウス・マン著
1936年にクラウス・マンが亡命先で書いた、反ナチスの小説です。
主人公のヘンドリック・ヘーフゲンが、明らかにグスタス・グリュルントゲンスであることから、戦後西ドイツでの出版を巡って裁判にもなっている小説です。
ヘンドリックが政治的な思想とは裏腹に、ナチスの最高幹部に取り入って出世するのですが、演劇(芸術)にかける情熱も描かれますが、当時の社会情勢で揺れ動く人々の心の機微が生々しく感じられます。
小説では、ナチスが台頭していく時代から、巨大になったという時間軸です。
歴史を知っているからもう第二次大戦は免れないとして、当時のドイツを想像するのですが、発表されたこの本は著者の警鐘だったことがわかります。
ただ、あまりにも実在の人物と重なってしまったということですが、それもクラウス・マンが祖国をそれだけ憂いていることを感じます。
育苗にビニールハウス内で夏野菜
今年は、ビニールハウス内の育苗する畑を1/6休耕しています。
その場所に輪作も兼ねて、夏野菜を育てることにしました。
現在、有機サツマイモと同じく、苗作りの真っ最中です。
半々で実験する畑
外部からの肥料を入れないで有機サツマイモを育てる、
循環型の農業が有機農業の理想です。
この畑の半分は、干し芋加工の時にでるサツマイモの皮と、
籾殻等を原料にした自家製たい肥だけで育てることを試します。
半分は、有機肥料を使って育てます。
違いを見て、自家製たい肥の改善に役立てたいと考えています。
細かく管理するたい肥
小さいですが、自家製たい肥を作る場所を一箇所設けました。
より細かい管理で、肥えたたい肥を作ります。
それだけを使って有機サツマイモを栽培できるように試していきます。
籾殻と稲藁で抑草
土の表面を覆うことをマルチと言います。
土の水分の蒸発を防ぐ、肥料の流失を防ぐ、地温を上げる、
雑草が出にくくする等の効果を狙います。
黒いビニールや透明のビニールがよく使われますが、
籾殻や稲藁等の天然素材もある程度マルチの効果があります。
ここは、雑草を抑えるために籾殻と稲藁を敷きました。
籾殻だけよりも、稲藁を重ねた方が抑草効果があります。
今年度の実験圃場
麦の間に畝(うね)を作る麦間栽培を毎年続けています。
麦の根が張ることで土の中の線虫除けと、
伸ばした麦を鋤き込むことで、翌年以降の緑肥とすること、
また干し芋産地は海風が冷たいので、風除けも兼ねることを目的にしています。
今年度の試みは、畝の間を広げて、つる刈り機で除草できるようにしました。
また、畝の間にマリーゴールドを植えます。
マリーゴールドも線虫除けの効果があるので、
麦だけで抑えられなかった線虫対策になるかの実験です。