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ブログ 今日のいもたつ

【SPAC演劇】ハムレット 宮城聰 演出

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ハムレットは誠実だったのでしょう。それ故に悩んだ。

宮城聰さん演出の「ハムレット」は、ラストに大胆な解釈を入れています。
自国を異国の王に託すくだりで、敗戦国日本を重ねます。
今の日本も悩んでいます。その原因は、あの時から始まっているのは確かです。

ハムレットも、父の亡霊により復讐を命じられてから悩みました。
国を憂いながら悩んだのでしょう。
私は単にどうやって復讐をするべきか、でハムレットが人生の時間を費やしたのではなく、
国を治めるという大事と、復讐することにより自分がなすべきことができなくなる狭間で悩んだのだと思います。

現国王クローディアスのダメな政治は、父を無き者にしたのと同じ位の罪だとしたハムレット。
また、母のガートルートに対しても、安易な再婚の決断を許せないとしました。
狂人のふりをしてまで、愛するオフィーリアを寄せ付けず、自ら成すべき事をやりぬくハムレットは、どうみても、真剣に生きる人物です。
そして武石守正さん演じるハムレットは、愛情深く、聡明で、力強いハムレットです。

そんなハムレットでしたが、クローディアスの画策とはいえ、全てを失う結果となってしまいます。
無念極まりない最後です。
その中で、国のことを想い、異国の王に国を託す決断をします。

それが、宮城演出では、敗戦直後の日本になるのですが、
日本の決断は正解だったのでしょうか?
答えは「どちらでもない」です。
ハムレットが悲劇で人生の幕を閉じたように、悲劇として終わっても終わらなくても、
生きる苦しみは常に誰にでも訪れます。
確かに戦後日本は繁栄しましたが、それが続かないことは今誰もが感じています。

人生の喜も悲も、生きてきたある部分を切り取っての結論であって
どちらかなんて、決めるものではありません。
それよりも実感として残るのは、自分に対して誠実だったか、
ダメダメな自分にしては良くやった方か、そんな感触だと思います。
武石さんのハムレットはとても立派ですが、それでも もがいていました。
私のような凡人はもがいて当たり前です。
もがき苦しみ、悩み、でも一歩進む。それで良いではないか。と思える観劇でした。

【いもたつLife】

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畑仕事もはじまっています

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干し芋作りの片付けが終わると、ほしいも農家は畑仕事を始めます。
まずは輪作の麦を緑肥にするために鋤き込むのですが、
前年作の作柄を参考に各畑ごとに、この時点で、
深く畑を掘ったり、たい肥を入れたりと(休耕する畑もあります)、
方針を決め、土作りをしていきます。

【芋日記】

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鳥もみかけます

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先日、キジを見かけましたが、
小さい鳥も畑で頻繁に見かけるようになりました。
朝も色々な鳥の声を聞くようになってきています。

【芋日記】

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片付けと洗い物

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干し場にはまだ仕上がり途中の干し芋が並んでいますが、
空いた干し場から片づけをはじめました。
同時に、空いた簾(すだれ)も洗いはじめています。

【芋日記】

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古典ムーヴ・春爛漫【S-5】

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柳屋三三師匠、柳屋花緑師匠、立川志らく師匠、の贅沢な落語会でした。

三人のおしゃべりから始まり、一気に会場は盛り上がります。

演目は、三三師匠が、タイムリーな長屋の花見。
三三師匠は初めてでしたが、実力がありました。

花緑師匠は、何度も見ていますが、益々バワフルになっていました。
枕も絶好調。
演目は、井戸の茶碗。時間内に本当に上手くまとめました。

この落語会は、2日間にわたり5回開催されたのですが、その大トリが志らく師匠で、大ネタの文七元結。
志らく師匠も何度も見て、大ファンです。もちろん大満足。

実力派師匠三人の充実落語会でした。

追伸
3/6に、3月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“ほしキラリ丸ほしいも”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも

【いもたつLife】

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肥料が積まれています

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3月に入ると、JAをはじめ肥料屋さん達が各農家を回り、
肥料の注文取りをします。
干し芋加工が終了した農家から順に肥料を配達します。
サツマイモだけでなく、田んぼや他の野菜の肥料もまとめて積まれています。

【芋日記】

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こうけいのメリクロン苗

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こうけいを栽培している農家も、種芋は自家採取ですが、
JAが、メリクロン苗(ウィルスフリー苗)を持ってきたそうです。
この苗でも生産して欲しいとのこと。

品質と育ち具合を確認したいようです。

【芋日記】

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こうけいの苗床

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8月のお盆に合わせて出荷する、早掘りのサツマイモの“こうけい”は、
2月終わりから準備に入ります。
サツマイモにとって寒い時期での栽培なので、
苗床に限らず、どれだけ温度を確保するかが栽培のポイントです。

追伸
3/6は「啓蟄」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「啓蟄」の直接ページはこちら
啓蟄

【芋日記】

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シルクスウィートほしいもの試食

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今年度、タツマの有機農園はじめ数軒の農家で栽培した新しい品種の
シルクスウィートの干し芋が仕上がりました。
初めての試食です。
甘さは上々、紅はるかの方が甘いですが、
芋らしさはシルクスウィートの方があります。

とてもやわらかく蒸け上がるので、
スライスの後の、並べるのがかなり大変だそうです。
有機農園でも最後の最後に試し蒸ししますので、
品質を含めて、シルクスウィートの加工特性も、
もっと解ってくるでしょう。

【芋日記】

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専用の防鳥ネット

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ほしいもを乾かす簾(すだれ)に合わせた、
台車付きラックにぴったりの防鳥ネットが、
ほしいも産地のホームセンターで販売されています。

この他にも、ほしいもに関する備品の大抵のものは
ホームセンターでそろえることができます。

【芋日記】

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