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囁く死美人 1963日 村山三男
個人経営の総合病院が舞台のサスペンス・スリラーです。
主人公は有能な外科医の菅(川崎敬三)で、院長の娘から慕われ、院長からも腕を買われて、娘との縁談が舞い込みます。しかも、次期院長の座とヨーロッパの研修旅行付きというこれ以上ない条件付きです。
この手の話には常套の、菅は美人看護婦と出来ていてしかも妊娠中で、別れ話がこじれて、ついに殺害してしまいます。
ありきたりですが、ここから中々見応えがあります。
用水路で溺死させたはずの美人看護婦の不二子(万里昌代)の遺体が上がってこないことから、菅は不二子が生きていると疑い始めます。
日が経つに連れて菅は不二子の幻覚や幻聴をみるようになり、次第にノイローゼになっていきます。
菅は優秀な外科医ですから、論理的に物事を考えます。すると、なかなか遺体が上がらなかったのは、手術でのギブスや金属のため(不二子は骨折で入院中だった)と、この例をはじめ、不二子は生きているはずがないとなるのですが、あまりにもリアルな幻覚と幻聴なのです。
結局は不二子には双子の姉がいたというオチなのですが、ラストになるまで菅と共に私も、不二子は実は生存していて遺体は身代わりだったかもしれないと思えますし、それを引っ張るだけ引っ張っていて、中々面白かったです。
出色は川崎敬三で、論理的で有能、不二子に対しても二枚舌を使い分け、警察に自殺を断定させるほどの男だったのが、疑心暗鬼になって狂っていく様が鬼気迫っていました。演技と演出が良くてこの映画はここが見どころです。
不二子役の万里昌代も幽霊ぽいシーンが似合っていて、スリラー感が高まってきます。
院長がとても出来た人物で、私が菅なら、あの院長になら、殺人する前に一切合切打ち明けるのにと、ずっと思ってみていましたが、若い頃は人を観る目もまだまだだった自分を重ねていました。
気軽な娯楽作品でした。
今度は愛妻家 2009日 行定勲
ほぼ一部屋のセットの中で繰り広げられる喪失の恋愛ドラマです。
たまに近所という設定の神社のロケと、クライマックスに向けた仕込みのロケがあるだけです。
一流のカメラマンであるのに、なぜか仕事をしない、できない男(北見)とその妻(さくら)は、どこにでもある夫婦。
どこにでもあるというのは、大抵旦那が無神経ということで、それに加えて北見は浮気性です。
妻に無関心(のように振舞ってしまう)、でも、さくらはそんな夫を気遣うという、私にとっては典型的なパターンです。
そして夫は妻を大事にしないことから、それが後悔へと・・・。
という物語です。
コメディのように進みますが、だんだんシリアスに、そして実は。という縦軸に、
人間関係が入り組んでいてが横軸で、どちらもかなりの意外性を加えてあります。
けれど、テーマはひとつ。
夫は妻を大事に思う気持ちを、ちゃんと妻に伝えましょう、です。
今は主夫という言葉もありますが、とにかく私の場合、妻がいなければ何もできない。
そんな旦那を一年365日面倒見てくれています。しかも何十年も。
こんなこと、世界中の誰もやってくれません。
「お前はそれをわかっていないだろ」という映画で、反省するのではなく、実践を促す映画した。
追伸
9/23は「秋分」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「秋分」の直接ページはこちら
秋分
四十九日のレシピ 2013日 タナダユキ
少し入り組んだ家族構成です。
百合子は幸せな結婚生活だったけれど子供ができませんでした。
そして夫は浮気のつもりが、子供ができてしまい、百合子は不倫相手に夫を渡す決心をして帰郷します。
実家には父の良平が一人暮らし、妻の乙美はつい先日亡くなったばかり、そして、百合子にとって乙美は父の再婚相手で、幼い頃から育てられましたが、「お母さん」と呼べない関係でした。
その乙美が遺したものは、彼女を慕う人達で、良平と百合子に尽くしてくれた乙美は二人以外にも多くの愛を捧げていたことを知ります。
二人の下に元気ハツラツな娘のイモが現れます。イモに催促されて、二人は乙美の遺言にある「四十九日の大宴会」を開くことを決心します。
イモは、乙美がボランティアで更生施設で可愛がっていた20歳の娘で、自分が亡くなった後に良平の面倒を見てくれることを頼んでいたのでした。そして乙美は、大宴会の助っ人まで準備してくれていました。日系三世のブラジル人の若い男のハルです。
大宴会を開く目的で集った4人の生活が始まります。4人は、乙美が喜ぶかを考えて、着々と大宴会の準備を進めます。
また傷心の百合子も少しずつケアされていきます。
大宴会の準備をしていると、良平も百合子も乙美と想い出を作っていなかったことが明るみに出てきて落ち込みます。
そんな乙美は幸せだったのか?二人は良き夫と良き娘でなかったことを後悔します。
そこで百合子は、何が何でも乙美の人生の意義を探り、四十九日の法要に添えたいと思うようになります。
そして大宴会の日が来ます。
この映画では、「子供がいない母親の人生は幸せか」というテーマがあります。
不妊のために、百合子は不倫相手に夫を譲るという辛辣なシーンが冒頭からあり、子供がいないと想い出が少ないというフレーズが何度か繰り返されます。
世の中は上手くいきません。思い通りにいかないままに時が過ぎて、どうにもならなくなるという無常さを突きつけます。
単に子供ができないことだけでない、人の手が及ばないのが世の中だということを言います。
それでも抵抗するのが人で、それが乙美の生き方だと言います。
乙美も長年連れ添った無愛想は夫に満足していいた訳ではないでしょう。また、懐かない百合子にも悩んだでしょう。
でもそれでも二人に尽くしました。他の人達にもできるだけのことをしました。
この映画は、人は(次世代の)人の踏み台であれば良いということもテーマにしています。
乙美はまさにその境地だったのでしょう。
二人は乙美が亡くなって彼女がそれで幸せだったことを感じ取ります。
そして、二人とも、“次は自分達が踏み台で良いではないか”と乙美から受け継ぐことを決めます。
人が亡くなること、特に身近な人が、それは遺された者の成長のためだと言えるということを、示した映画でもありました。
わが闘争 1968日 中村登
美人女優をたくさん配して、全員が漏れなく飛んでるという中々観れない、思い切って造った映画です。
世の中に対する恨みを持っている堤家というのが全ての前提条件で、
この呪われた血を受け継いだ家族が起こすとんでもない映画です。
主人公は堤玲子(佐久間良子)、
祖父が若い頃一度だけ娼婦を買ったら、梅毒に罹り、隔世遺伝で、玲子の姉(岩本多代)が、
知的障害者になってしまい、そこから呪われていることが露呈したという設定です。
時代は戦前戦後をまたぎ、父親は戦争で足を怪我して戻ります。
「五体満足だったのに、戦争が~、戦争が~」と社会そのものを恨む父なのですが、家族は全員、社会が私達をないがしろにした、というルサンチマンなのです。
極貧なのですが、それも彼らに言わせれば当然社会のせいです。
玲子の妹の時子(三女)(香山美子)は堤家の女は娼婦が似合っていると娼婦になります。私生児がいてこの子は足が悪く、ここで呪われた血を強調しています。
四女の美也(加賀まりこ)の幼い頃からの夢は、自分が性病に罹り、それを世の男に広めるという、恐ろしいことを考えています。流石にそうはなりませんでしたが、キャバレーに勤め、彼女に入れあげた靖(石坂浩二)は会社のお金300万(昭和27年位)を横領してしまうという魔性の女です。
順番はわかりませんが、堤家には男の兄弟仙一(夏八木勲)がいて、感化院にいるところからスタート、途中で家に戻りますが、出てくるシーンはいつも暴れています。
そして主人公玲子は、呪われた血が恐ろしく、男には決して抱かれないと誓っています。
自分が子供の頃、こんな家に生まれたことが嫌で嫌で仕方なく、そんな思いをわが子にはさせたくないから絶対に子供は作らないという考えです。
彼女が一番まともっぽいですが、昭和22年には立派な不良少女に育っています。
物語は昭和27年からがメイン。
玲子は真面目に勤め、また詩を作る文学を愛する女性に成長していました。
ところが、物語はこちらの想像のはるか上をいきます。
処女狩りを得意とする文学青年(川津祐介)が登場、玲子はレイプ同様に処女を奪われます。それを恨みにもった玲子は、ガスで殺害しようとしますが失敗、それでもめげずに、駅のホームで突き落とそうとします。それを渋川良(入川保則)という男に止められます。
玲子と良は親しくなりますが、良は自殺志願者で、それを聞いた玲子は彼と心中することを決めます。
そしてある海辺の旅館に行き決行となったその時、玲子は兼ねてからの夢であった(らしい)“童貞狩り”を死ぬ前にやりたいと言いだし、旅館を出て、夢を成してきます。
そうしたら、良も死ぬ前に玲子を抱きたいと懇願、それを引き受ける玲子。
(これを読んでいると、なんだこりゃ、と思うでしょうけれど、こういう話なのです)
そして、いよいよ睡眠薬で心中を図ります。
ところが、翌日二人ともピンピン、感動した二人は結婚することに、そして幸せな日々が続き、めでたく妊娠、二人は喜びますが、我に返った玲子は呪われた血の子を産むことはできないと、堕胎してしまいます。
そんな時に現れたのが美也、300万円をほとんど使ってしまい、靖を捨てて二人のところに転がり込んできました。
仕方なく3人の生活が始まります。
ある日、良と美也が部屋で二人の時、美也が悪魔の囁きを良にします。「お兄さんの子供は私が産んであげる」それにまんまと乗っかる良ですが、
なんとその場に、玲子を訪ねてきた靖を連れて、家に戻る玲子と靖、当然現場を目撃、逆上した靖は良を刺し殺してしまいます。
良の墓参りを玲子と美也がしていると、玲子が良の子を妊娠していることが発覚、玲子は今度は出産を決意、無地五体満足な男の子が誕生します。
喜びに湧く堤一族ですが、音楽はなにやら不穏なことが起こりそうなのが流れおしまいです。
呪われた血の連鎖が続くのでしょうか。
物語は登場人物がその場その場の欲望をそのまま行動に起こしている様子につなぎ合わせです。
そして俳優は皆エネルギッシュ、特に女性陣が。
だからこの映画は女性が社会を批判し抵抗する様の映画で、ただやたらと極端というのが特徴です。
多分佐久間良子がこういう役を演じたのは先にも後にもこの映画だけでしょう。
そういう観点から観れば希少で貴重な映画です。
クロタラリアの新芽
畑の周囲をクロタラリアで囲んでいる畑があります。
芋虫が出やすい畑の虫除けです。
伸び切ってしまい、隣の畑に倒れそうなので、
上2/3を切ったのですが、また新芽が出てきました。
まだ気温がそこそこあるからですが、
クロタラリアもサツマイモ同様にかなり生命力がある作物です。
芋虫が大きくなってきました
ほしいも産地でのサツマイモの天敵は、
ハスモンヨトウとナカジロシバタです。
通年、8月下旬から被害がありますが、今年は一月遅れです。
だいたい3世代目が暴食します。
その3世代目が今大きくなってきています。
台風や大風、大雨があると、減りますが、
そうでもないと、ひどい時は一晩で茎だけになる年もあります。
自家製たい肥の管理
今年から、こまめにたい肥の管理をはじめました。
大きな山でざっくり作っていたのですが、
切り返しをしながら、小さな山にしていって、
尚且つ、通気性が良いように、
「稲わら・モミがらの層」「たい肥の層」を重ねています。
雨よけをすることにより、適度な水分にすると、
たい肥内の温度も上がります。
60℃以上になり、完全にたい肥化します。
今までで一番早く掘りそうです
この畑は、色々な条件が上手い具合にそろって、
今までになくサツマイモの生長が早いので、
9月中の掘り起こしを検討しています。
異例の速さです。
少し見ただけなので、ちゃんと試し堀りして決めます。
ちなみにサツマイモの品種は玉乙女と紅はるかです。
たい肥も手を掛けると違います
冬のほしいも加工で出た芋の皮や、ほしいもには適さないサツマイモ等と、
米ぬか、モミ殻、くず大豆、稲わら、麦わら等で、
自家製たい肥を作っています。
一まとめの大きな山を作っておいて、あらかた発酵させておきます。
それを小分けにして、
排水が良い、稲わらやモミ殻の層、たい肥の層というふうに、
何層も重ねておいて、場合によってはカキ殻を入れたりして温度を上げて
完熟のたい肥にしていきます。
たい肥もこまめな農作業をして、管理すると、良いものが出来上がります。
子供のキジ
ほしいも産地の鳥は、
カラス、スズメの順に数が多いと推測していますが、
その次の生息数は、セキレイ、ヒバリ、ウグイス、(季節でツバメ)
のグループだと私は予想しています。
そのグループと同じ位いるのがキジです。
今回は子供の雌キジと会いました。
子供のキジはあまり見かけません。