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葡萄の枝が分かれて
ビニールハウスの脇の葡萄の木が、
ハウスの外に伸びている枝と、ハウスの中に伸びている枝があります。
中の枝の方が実が大きくしかもたくさん成っています。
追伸
7/4に、7月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“EM農法の有機いずみ平干し芋”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
クロタラリアの試験畑
クロタラリアは、マメ科の緑肥作物です。
休耕の畑の土壌改良に使うことが多いのですが、
ここでは、栽培している畑の回りを取り囲むように、
種を蒔きました。
ほしいも産地では、8月のお盆過ぎから芋虫の被害がでます。
その虫除けのためにクロタラリアを蒔きました。
毎年数箇所に畑で試験しています。
蒔く緑肥作物は何が良いか?
蒔く時期はいつか適当か?
まだ有力な答えはありませんが、
ある程度効果は期待できるようになってきています。
たかおさんのスイカが速い
夏の草取りの休憩の楽しみのひとつに、
たかおさんのスイカを食べることです。
(毎年差し入れしてくれます)
今年も育てているので、時々様子を見にいくのですが、
例年以上に育ちが速いようです。
今月中旬には収穫ができそうです。
麦間栽培の隣の畑
隣同士の畑を、一年ごとに交互に休ませている畑です。
栽培する畑には、稲藁と麦藁を敷いて抑草するのですが、
敷き藁は日が経つに連れて空いてきて、間から草が生えてきます。
そこで、隣の休耕畑に藁が空く頃には新たな敷き藁になるように
えん麦を育てておいて、足していきます。
この方法も麦間栽培をはじめて改善していった結果です。
2回目のツバメの雛
6月早々に5羽の雛が巣立ちした巣に、
今期2回目の卵を温めています。
近くには兄弟がいて(前よりも飛んでいるツバメが確実に増えています)、
にぎやかになっています。
中耕しながら
家庭菜園用の耕運機“こまめ”を使って、
耕運することで、畝(うね)の間の草を抑えます。
これをしながら、畝の上に生えてきている雑草を見ながら、
あれば抜いていきます。
こまめは、プロ用の耕運機よりも力はありませんが、
こまめの方が小回りが利くところが利点です。
しかしいくら小回りが利くといっても、完璧ではないので、
こまめでも残ってしまう雑草は耕運しながら、足元で土を被せていきます。
休耕の畑それぞれ
地続きの三箇所の畑を一斉に休耕しています。
昨年の状態を見て、それぞれ休ませ方を変えました。
一箇所は、雑草が生えるままにしています。
もう一箇所は、ビール麦を蒔きました。
それは枯れてきています。この後は、草も生えてくるはずです。
三箇所目は、ライ麦を蒔いてあります。
ライ麦はまだまだ元気なので、秋まで草を抑えます。
ちなみにライ麦は種もとって、
来年以降の休耕畑の土壌改良に使います。
つる刈り機の麦間栽培
麦をサツマイモの畝(うね)の間に植えて抑草するのですが、
ある程度麦が伸びたら、麦を刈ります。
その時に、麦では抑えきれなかった雑草も刈ります。
今までは、刈り払い機を使っていたのを、
今年、この畑では、つる刈り機で麦と雑草を刈るようにしてみました。
予め、つる刈り機が入れるように畝間を通常よりも広くとり、
麦と雑草が伸びてきたので、つる刈り機を入れてみました。
麦も草も地上10cm位のところで綺麗に刈り取れています。
さあ、この後がどうなるか、
もう一度草が速く伸びてくるか、ある程度刈った麦でそれを抑えて、
サツマイモのつると葉が伸びてくるか?
試験段階です。
畝上の草取り
畝(うね)は黒いビニールで覆い草が生えないようにしていますが、
苗を植えるために空ける穴からは生えてきます。
その除草をするのですが、
この除草が遅れると、サツマイモの根の実が出来る部分が、
がっちりと抑えられてしまうので、
それを避けるために頻繁に見て草取りします。
17歳 2013仏 フランソワ・オゾン
彼女は私(観客)を拒絶します。
映画の中で彼女に関わる人びとも拒絶します。唯一ジョルジュを覗いては。
彼女の名はイザベラ、17歳です。
夏、経済的に恵まれているイザベラは家族とリゾート地でバカンスの最中です。そして、17歳の誕生日前夜に、行きずりの男を相手に処女を捨てます。
彼女にとっての儀式です。
秋、イザベラは二十歳と偽り体を売ります。金が目当てでも、快楽が目当てでもありません。そして、同世代には目もくれません。まるで思春期をもう通り越したように振る舞います。
多くの男と関係します。たった一度の交わりです。けれどただ一人ジョルジュとだけは何度も会いました。そしてある日、行為の最中にジョルジュが持病の心臓の病で、心臓麻痺で亡くなります。
冬、警察がイザベラの母のところに行きます。彼女の裏の姿が明らかになり動転する母、自己を責めますがイザベラにとってそれは全くの的外れです。
その後、表面的な行動は更生の最中のイザベラです。彼女にとって売春は手段(何のためということが映画のテーマです)ですから、それをやらないことは何でもないことです。そんな時に同級生の恋人ができます。自然に肉体関係になりますが、その途端にイザベラは彼を捨てます。
春、イザベラは、ジョルジュの妻が彼女に会いたいことを知ります。ジョルジュが亡くなった部屋で会います。ジョルジュの妻は自分が知らない夫の姿を確認したかったのです。そしてその姿を自分に重ねるイザベラです。
イザベラは、家族も含めて誰も彼女を分かり合える人はいないと考えていました。
一番近いのはこれから彼女と同じ17歳を迎える弟ですが、彼は若すぎです。
そこにジョルジュが現れました。
ジョルジュはイザベラを無条件で受け入れる人物です。
今までとは違うイザベラが初めて接する人でした。でも彼はあっけない最期です。
イザベラはだから誰も受け入れないままでした。
そこにジョルジュの妻との出会いがありました。
彼女はイザベラに近い女、将来の彼女を想わせる女でした。
17歳という年齢の私は何を考え何をしたかを追想します。
何をしたかよりも、どうしてその時にそのことをしたかにこの映画の真価があります。
イザベラの行動は、17歳の欲求やあせりです。
新しいものを求める欲求、果てしなく自分を試す欲求も自然です。
また自分自身に対して劣等感を強く持ったり、だから存在を確認したくなったりもします。
私もそんな17歳がありました。
振り返って、
やらないこと、やれなかったこともあります。
ジョルジュの妻もその事に言及します。
その差(ここではイザベラは売春し、ジョルジュの妻は売春ができなかった)は、
ほとんどありません。
結果として問題になるかは別ですが。
イザベラは孤高でした。特別な存在でありたかったのです。これはごく真っ当です。
私も全く同じです。しかも大人になろうとする時の高揚とした時です。
特別でなければ何のために生を受け、これからがあるのでしょう。
いつの頃からか、おとなしい態度になっています。(自分のことです)
蛹はある時に達すると蝶になります。イザベラが変わったことに重なります。でもそれは人生で一度だけです。
いつの頃からか、おとなしい態度になった私は蝶になった頃を、
この映画で思い起こします。
イザベラ17歳の映画です。
彼女の行動に理屈はありません。また誰かに迷惑をかけることもその気持ちもありません。結果がそうならなくても。
ラストの彼女の笑顔は、蝶になったけれど羽ばたいていないイザベラが羽ばたくことを示唆していました。
私は大人になんてなっていないと思う時があります。
でもそんなことを思う時は体のいい時だと、自分勝手だとわかります。
大人になる前は、もっと鮮烈だということをフランソワ・オゾン監督は語ってくれています。