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美人芋
理想的な有機いずみ種です。
とにかく肌が綺麗なのでスタッフが、
「美人芋」と言っていました。
散歩する霊柩車 1964日 佐藤肇
ブラックユーモアとサスペンスの犯罪劇です。
芸達者達のチクっとした、笑いに笑えないスパイスが効いたユーモアを混じえながら、
拝金の警鐘と、犯罪から引くに引けなくなる人の性をシニカルに映します。
冷静に観ると非常に愚かな輩達ばかりですが、
己を鑑みて、笑いに笑えなくなる怖さがあります。
幼稚な方法で人を陥れる奴ばかりで、
乗せられる方も負い目があってと、どっちもどっち。
そして互いの立場がコロコロ変わります。
気の利いた落語と一緒で、普遍的な人の業の映画です。
年末に蒸かした丸ほしいも
いずみ丸ほしいもです。
まもなく仕上がりますが、約1ヶ月かかりました。
つながる読書術 日垣隆 著
世の中には凡人には想像もできないほどの、
膨大な量を読破していく人がいます。著者もそのひとりです。
著者の「本」についての向き合い方と、「読み方」そこからの人の生き方、
そしてお勧め本の紹介でした。
本はキョーヨーを養うのに必須で、受身の読書から、攻めの読み方にすることで得られるものが違ってくることと、とにかく訓練、量稽古が肝要です。
また、私が一番印象に残ったのは、「著者の土俵を自分の土俵に変換していきましょう」です。読書は自分を鍛えること、そして真実を観る眼を養うことという著者の想いが詰まっているところです。
また全体を通して、著者の生き方がにじみでているのも好感でした。
有機安納芋の丸ほしいも
有機安納芋を蒸かしながら、年明けから、
丸ほしいもに適したものだけ選んで干しています。
昨日は大寒でしたが、
この寒さで仕上げる丸ほしいもは最高のものができます。
追伸
1/20は「大寒」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「大寒」の直接ページはこちら
大寒
いずみ厚切り芋です
昨年も作った、いずみの厚切りです。
真冬のこの時季だからこその干し芋です。
仕上がりまで2週間をみています。
いずみの薄切りと厚切り芋
紅はるかの薄切り、厚切りが思った以上の出来栄えだったので、
いずみ種でも試しています。
出来上がりが楽しみです。
故郷よ 2011仏/ウクライナ/波/独 ミハル・ボガニム
1986年4月26日チェルノブイリ原発事故当日と10年後の
プリチャピ市が舞台です。
当日の花嫁アーニャは、結婚式当日に森林火災の消化に行った新夫を亡くしました。10年後は当地でツアーガイドとして働いています。
原発技師のアレクセイは、職業柄いち早く事故を知り、すぐに妻と息子(ヴァレリー)を非難させます。それから10年間家族と離れ離れです。当日アレクセイはヴァレリーと共にりんごの木を植えます。
この二組の家族が話の軸ですが、事故で避難しなかった人達や動物達の姿、そして10年後のそれぞれの姿も映ります。
死に行く自然と、生き返る自然、アーニャがツアーで訪れる制限区域内の現実、
そのシーンはこの映画のハイライトです。
福島原発の姿は、どういうかたちで明かされるかと気持ちが走ります。
また印象的なシーンが二つあります。
アーニャが少しずつ健康を損なわれながらも、プリチャピで職を続けること、新しい恋人と一緒に離れないことです。まさに題名の「故郷よ」ですが、この傷みは私は汲み取れていません。あんなに近いフクシマでも当事者とは遠いのです。
もうひとつのシーンでは、電車で移動しているアレクセイがプリチャピ駅で降りれません。なぜかわかりませんでした。簡単です。無いからです。
この映画は、冷静です。とかく感情的になる原発問題に言及という感じではありません。
だからこそ当事者と私との温度差を量ることができます。
追伸
『薪ふかし干し芋2014』販売開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
『薪ふかし干し芋2014』の直接ページはこちら
薪ふかし干し芋
夏の終わり 2012日 熊切和嘉
話は単純ですが、登場人物の心は複雑です。
その心の表現の仕方がこの映画のポイントです。
説明はなく醸すだけ、シーンも断片、台詞も断片です。
でもバックのセットをはじめ、昭和30年前後の匂いの中で、
主人公の気持ちを観客は感じ取ろうとすることに意識します。
時折に激しい台詞と強い雨がアクセントになって、
主人公の人生(心)が大きく振幅していたことを再認識します。
主人公の知子は夫と娘を捨てて、愛する男(涼太)と逃避行します。
しかし涼太とも上手くいかず、今は妻子あるかなり年上の小説家(慎吾)と不倫しています。
慎吾は本妻と知子の下を往ったり来たり、時には(都合が悪くなると)旅に出ます。
知子は染色家として自立していて経済的な不自由はないようです。
そして慎吾とのどっっちつかずの中途半端な関係を惰性で続けています。
慎吾との生活を8年続けていたある日、涼太が現れます。
涼太は知子をまだ愛しているが故に、なんとか知子と慎吾を別れさせようとしますが。
この話を、時系列も各所も(たとえば知子が夫や娘を捨てるシーン、涼太と出会うシーン、慎吾と出会うシーン)バラバラに切り取っていますから、表面をなぞることを観客にさせない演出です。
それよりも、各時・各所で知子はどんな気持ちだったか、あなたならどんな目で知子を観るか、と問いかけてきます。
私は人が生きる中で足掻く姿を知子にみました。
愛してくれているけれど、とても優しいけれど、自己都合、自分の聖域は守る慎吾、
二人の時間は、だらだらとぬるま湯に漬かっているけれど、心地よいから止められない、
いつかこの状況が続けられなくなることは明らかだけど、それを自ら壊すことはしない、
これこそ人の性です。
情熱の涼太と一緒になることも嫌ではないし、そこに幸せがあることまでみえているけれど、
やっぱりもう冒険はできない知子、ここも人らしさです。
でも知子にも潜んだ激しさがあります。
時に暴発もするし、仕事にも情熱を傾けているし、
でもあくまでそれをストレートには表現しません。
どこまでも観客が決めます。だからこれも私の解釈です。
登場人物の配置や動き、丁寧なつくりのセット等、
するめを噛むような映画でした。
主演の満島ひかりの、とっかえひっかえの和服・洋服も見所です。
ファンサービスのようにも映りましたが、しっかり見事に着こなしていました。
お嬢さん 1937日 山本薩夫
山本薩夫の監督デビュー作品でありながら、
彼らしさが前面に出ていない映画です。
(二・二六事件後の製作ということを考えてしまい)
多分に戦前の軍統治下の世相を感じます。
ラストの高峰秀子(当時13歳)の台詞は、
監督の抑えて抑えた演出の結晶なのかと、勝手に解釈です。
それは置いておいて、映画は主演の霧立のぼるの独演会です。
「きくこ」という役名ですが、
題名の「お嬢さん」でクレジットされていることからも窺えますが、
お嬢さんらしさ全開です。
当時のモダンガール、当時のブルジョワがどんなものだったかを知りえます。
モダンガールぶりはファッションも含めて、その雰囲気は彼女にぴったり。
また彼女自身以外でも戦前のブルジョワの様子は貴重な映像です。
私が大好きな高峰秀子の大人前の(子役)演技を観れたのも大きな収穫でした。