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ササニシキの登熟
宮城県の作付けは「ひとめぼれ」がほとんどなのが現状です。
かつて多かったササニシキは少量です。
その理由のひとつは、ササニシキの登熟の問題です。
ササニシキは、田んぼの中でも熟して行くスピードばまちまちです。
ひとめぼれ含めて他の品種は、一斉にそろって熟すので、稲刈りのタイミングが掴みやすいのですが、
ササニシキはそうは行きません。
今年の視察では、その様子がわかるタイミングでした。
及川さんの田んぼ
宮城県登米市の有機稲作農家の及川さんを今年も訪ねました。
今年の米の視察を兼ねて、農業について教えてもらうのも目的です。
及川さんは毎年、新たな取り組みをしています。
当然、“やってみないとわからないこと”
も起こりますが、次の糧にしています。
有機サツマイモ(有機干し芋)の栽培でも参考になることが多く、
毎年会うのが、話をするのが楽しみです。
今年も半日の時間、視察と勉強のためにあけてくれました。
色々と参考になることも多く有意義な訪問でした。
来期に向けての土作り
収穫に備える時期ですが、
農業は先先を見据えることが重要なので、
来期のことも視野に入れています。
特に、土作りは時間がかかるので、じっくりと構えます。
この畑は休耕している畑で、緑肥作物のソルゴで土作りしています。
ソルゴを倒して、時間を置いてから鋤きこみます。
それを数回繰り返して土作りします。
試し収穫
たかおさんが自家製の紅あずま(サツマイモ)を収穫し、
ほしいも用の玉乙女を試し掘りしました。
紅あずまは蒸かし芋を頂きました。
注目は玉乙女です。
蒸かして食べる紅あずまの収穫する位の大きさまで育っていました。
ほしいも用のサツマイモはもう少し大きくしたい所ですが、
これから育つ時間があるおで、期待は十分に持てます。
ほしいも産地の稲刈り
9月中旬からは干し芋産地でも稲刈りが盛んになります。
この時期は畑よりも田んぼがにぎわいます。
稲作も稲刈りからが最後の一仕事です。
稲刈りとともに脱穀し、
その後乾燥、機械乾燥か天日乾燥です。
(ほとんどが機械乾燥)
その後モミ摺りですが、ほしいも農家はほとんどが、
自家用の稲作ですので、モミ保管が多いです。
その後、田んぼの後仕事をして、
サツマイモ収穫準備に移ります。
今シーズンのイモムシ
9月はイモムシも大きくなっていて、
食欲旺盛で、一番葉っぱが喰われてしまう時期です。
今期も8月終わりからその傾向があったのですが、
ここにきて意外とイモムシ被害がありません。
まだまだサツマイモが育つ時期なので、
鬼の居ぬ間に育って欲しいところです。
EMぼかし肥料での抑草
試験畑です。
EMぼかし肥料で抑草効果があった部分も、
そろそろ草が生えてきています。
どれくらいで草が出てくるかも注目しています。
夏の名残り
たかおさんの庭の野生のスイカです。
つるを伸ばしきって、最後の実を付けています。
今期も自然に任せたままでしたので、
来年も芽を出してくれるかの保証はなしですが、
芽を出して欲しいです。
夜の河 1956日 吉村公三郎
主人公は山本富士子です。
京の老舗の染物屋の娘で、斜陽の業界ながら立て直す気概があり、
それを成し遂げます。それと共に、阪大の教授と(不倫の)恋愛関係になります。
その彼女が、商売でもプライベートでも、元々素晴らしい女性でしたが、
ひとまわりもふたまわりも大きくなります。
その背景ですが、人の機微に触れる映画です。
特に鈍感男性と、敏感で必死で、女性として誇りある生き方との対比です。
(鈍感男性が魅力ないということではありません)
その凛とした女性像とこの作品の山本富士子は同一です。
前半は小沢栄太郎や山茶花究たちで、外堀の彼女の心理外の成長を固めて、
後半は彼女の内面の成長を、これが一筋縄に行かない演出で現しています。
そして、色を効果的に使い、ロケや列車内の映像も彼女も心情を語ります。
山本富士子を絶賛できる映画ですが、
人が放つ一言の重みをその背景、
人(女)が生き方を決める様をみせたとても良い作品でした。
雪国 1957日 豊田四郎
あまりにも有名な書き出しから、この映画もはじまります。
年に一度、女(駒子)を求めて都会から来る男。
女も男を待ち焦がれます。
そして、もう一人の女(葉子)は、
駒子にとって自分にないものを持っています。
男は日常では得られないものを駒子に求め、それに駒子は応えます。
男は劣等感を癒され、自負心を取り戻します。
駒子は、男を通して束の間の幸せを超えた自己の存在を確かめようと、
言い聞かせるように、男がいなければなりません。
ただし二人とも偽りと知る心をどこまで覆い隠せるかが問題でした、
そこに葉子が登場します。
彼女は、二人にとって現実を見せながらも、
心を覆い隠す言い訳になるなくてはならない人物です。
駒子の、大人びた嫉妬、無邪気な少女、情熱的な恋人、男のために嘯く態度、
男を懲らしめる態度、恋焦がれる気持ち・・・、
岸恵子が非情に演じます。
運命から雪国から抜け出せない葉子を、八千草薫が可愛く儚く演じます。
男 池部良も渋く演じます。
都会から逃れる男が雪国に求めるものは、
雪国だからという映像。
雪国から逃れられない女を閉ざす雪深さの映像。
それらも印象に残りました。