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麦間栽培の麦
秋に準備の麦間栽培と
春に準備の麦間栽培を試しています。
秋準備の麦がようやく伸びてきました。
3月~4月の気温が低く、昨年よりも大分遅れていますが、
雑草も遅れているので、なんとか予定通りにいきそうです。
追伸
今日は「立夏」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立夏」の直接ページはこちら
立夏
父の初七日 2009台 ワン・ユーリン
神道の葬儀に出席した時に仏教とは違うなと思ったことがあります。
仏教でも宗派の違いでの違いがあります。
それがお国が変わればですから、
かなり風習は違うものです。
それを可笑しくみせてくれる映画です。
けれど、故人と親族の近さ遠さで役割がそれぞれ決まるのは同じです。
そして、近ければ近いほど、葬儀の間は演じているのも同じです。
主人公は故人の娘です。
故人は53歳で亡くなっている設定ですから20歳代でしょう。
そして彼女はバリバリのビジネスウーマンです。
その彼女が田舎に帰り、古い風習の葬儀の当人として過ごす七日間です。
戸惑うギャップも可笑しいですし、
その戸惑いの中で亡き父と自分の忘れていた関係を思い起こします。
王道です。
だからコミカルで時々ほろっときます。
観ていて先が読めるのですが、
やはりラストに彼女が父を想うシーンが良かったです。
彼女の日常に父はいつもいません。存命中でも今でも。
でも葬儀が終わり数ヶ月が経ち、
ふとしたことから、想い出すことなどまずない場所で、
涙があふれ、とまりません。
これも王道ですが、感動しました。
2012年5月 治作
* 若狭のわかめ
春を最初に演出してくれます。
今が旬の海の味覚です。
さあ、今宵の宴がはじまる香りを運んでくれました。
* 酢の物
ミルガイ、蕗、焼きナス、はすいも(青ずいき)
親方曰く、「夏の先取り」とのこと。
あいにくの雨だったのですが、この酢の物で、
さっぱりさせてくれます。
わかめに続くミルガイの海の味覚、
香ばしい焼きナスに、青いものが合います。
酢の加減がよく、食欲をかきたてます。
* 鮎飯
食欲が沸いたところで、ご飯を少し。
しかも鮎飯。
この量しか出してくれないのを怨みたくなる美味しさです。
香りよし。苦い旨みあり。身の美味しさあり。ご飯と相まって最高です。
塩加減もよし。です。
* お造り
平貝、アオリイカ、カツオ、カツオの皮の炙り、アジ
言い遅れましたが、今宵の料理の友は、
「13by山廃純米」です。
カツオの皮の炙り
塩味利いていて、皮とカツオの美味しさがストレートに味わえます。
味が詰まっています。
13by山廃純米も真骨頂で応えます。
アオリイカ
ねっとり甘い。肉厚ですが、包丁が丁寧に入っているので、
食べやすく、とろけるようです。
コリコリの食感と後から貝の味が醸されます。
今晩の最初からの海の風味も感じます。
カツオ
さっきのアオリイカとは違う感覚で、
口の中でとろけます。
カツオの味なのですが、その味がとても上品なのです。
カツオは好きでよく食べるのですが、
さすが治作のカツオは違う!
と叫びたくなる絶品です。
アジ
こちらはアオリイカとは違うねっとり感覚があります。
今回のお造りでも、くどい系の演出があり、
他が引き立ちます。
もちろんアジ自体も新鮮で、アジらしく、
これも二切れでは殺生を言いたくなります。
このままこれだけで酒を飲んでいたくなります。
* お椀(ヨモギのくず豆腐)
お椀があるからお造りに決別できます。
まず汁をすすります。
恍惚になります。
薄味だから汁のおいしさが直線でわかります。
次に、ヨモギ豆腐、蕗、コノコを単体で味わいしっかりと
受け止めて、
次に、一体で食べてこのお椀の美味しさを満喫します。
一気に食べてしまいました。
(コノコを少し残して、山廃純米をチビリとやりましたが…)
* 八寸
九条ネギの酢味噌がけ(ホタルイカ、アオリイカ)
ネギは大好きな野菜です。
いつもはワイルドにそのまま食べることが多いのですが、
しっかりと料理になっているネギはまた格別です。
今回、春、初夏を感じる料理ですが、
これはそれを強く感じます。
酢味噌のうまいってことはないです。
そこに大好きなネギと
美味しいホタルイカとアオリイカ、
確信犯です。
さばの子
春は鯖の卵がとれるそうです。
新鮮な鯖の卵ですが、
クセがあるので、食べやすくひと手間もふた手間もかけているそうです。
確かに、くさみは全くなく、酒のおつまみに最高です。
何気なく美味しいとなってしまいそうですが、
鯖の卵だとは思えないスッキリした味わいです。
日本料理の深さをまた知りました。
カマス寿司
淡白な身に香ばしさが加わり、酢飯が甘さを引き立てます。
隠し味で山椒を感じたのですが、
それにもひと手間入れてあるとのこと。
とても美味しかったです。
木の芽味噌田楽
これも風味が楽しめます。
春の息吹が詰まっています。
やわらかい豆腐を見事に焼き上げています。
初夏を感じます。
* ごま豆腐
治作でこれははずせません。
治作に来たことを再確認です。
そしてこれを食べたかった。と食べると再認識します。
これこそここでなければ食べられません。
* 赤ムツの煮付け、甘鯛
赤ムツの煮付け
頭は大好物です。
付け合せのごぼうを食べながら、
骨をしゃぶります。
顔の部所のそれぞれをしゃぶります。
目も、頬も、口も、口まわりも、それに付随の皮も。
甘鯛
こちらも頭です。
こちらは塩焼きです。
こっちもしゃぶります。
二通りしゃぶり、
こんな幸せはないほど。魚の美味しさを味わい尽くしました。
* 炊き合わせ
(甘鯛、カブ、椎茸、豆腐、スナックエンドウ)
味付けは酒と塩だけ。
そのスープの美味しいこと。
野菜と甘鯛の出しの凄さです。
カブは絶妙の歯ざわり、
スナックエンドウ甘さとシャキシャキ感、
豆腐がうっすらしか出汁を吸っていない良さ、
肉厚の椎茸は出汁に協力、肉ははし休め、
甘鯛は身がほぐれて、さっきの頭とは違う身の美味しさ、
甘鯛は焼くよりも、炊くのは鮮度が命で、素材を厳選するそうです。
スープは魚と野菜が合いまるからこその味わいです。
炊き合わせであって、鍋っぽくて、お椀の上手さがある料理でした。
* そうめん
美味しい美味しいで過ごした時間の締めです。
お腹一杯ですが、これがまた入ってしまいます。
今晩のテーマである春から初夏、
ここでも味わいました。
* わらび餅
本わらび粉100%。
モチモチでわらび粉の風味と
きな粉の香ばしさと甘み。
一件地味、だけどしみじみ来る美味しさです。
絶妙な歯ごたえですが、
これは練り具合が決めます。
時間をかけて丁寧に練りますが、練りすぎてはダメです。
その按配が歯ざわり美味しさを気めます。
最後まで、業があふれるとても美味しいひと時でした。
追伸
昨日5月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月は、ホシキラリ丸干し芋です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月の干し芋」の直接ページはこちら
今月の干し芋
長い灰色の線 1954米 ジョン・フォード
アメリカ陸軍士官学校「ウエストポイント」に
50年教官として勤めたマーティ・マー(主人公、タイロン・パワー)の
自伝映画です。
ウエストポイントは、
アイゼンハワー大統領はじめマッカーサー元帥等を送り出した
伝統ある名門士官学校のようです。
当時アメリカの誇りだったのでしょう。
(今もそうかもしれませんが)
製作がベトナム戦争前なので、
本当に良き士官学校として描かれているようにみえました。
このあたりは、郷愁がある者とない者で感じ方はかなり違うでしょう。
映画は、50年にわたる教官と家族、そして生徒たちとの交流です。
タイロンパワーは主人公の、長い人生を上手く演じています。
生徒が戦死して、その息子をまた教えるということの悲哀。
でもそれは、祖国のため。
このあたりの心の葛藤もいやらしくなく描かれます。
映画全体にユーモアある演出もあり、
ジョン・フォード監督の手腕がさえます。
もう一つの見どころは、
士官学校の生徒たちの演奏と行進が要所で出てくるシーンです。
映像も綺麗だし、使いどころも良いと思いました。
立川談笑独演会
*粗忽の釘
*天災
中入り後に新作落語の
*ジーンズ屋ゆうこりん
三本通して、泣かせの瞬間をつくるのですが、
そこに益々磨きがかかっています。
古典落語にそのエッセンスが、
談笑師匠ならではの“外し笑い”をとりながら入るところは、
新たな感覚です。
談志師匠が亡くなって半年足らずで、
まだまだ師匠とのことは語り足りないことも窺えました。
そこを枕に、
「粗忽の釘」で、エンジンがかかっていき、
「天災」は、紅らぼうなまるとのやりとりで、
談笑らしさ全開です。
「ジーンズ屋ゆうこりん」は、
こちらを視ながら塩梅をはかっています。
もちろん面白かったです。
強弱が上手いのと、
前から思っていたのですが、
談笑師匠は、
今まであまり注目されないところを掘り下げます。
古典落語でもそうですが、
新作のオリジナルでも感じます。
機会をつくってまた行きたい落語家です。
カルテンルードヴィッヒヴァイツェン
ヴァイツェンもかなり好きなタイプのビールです。
これもOKでした。
甘いのですが、遠い味と余韻で酸味があるので、
甘みが引き締まります。
香りももちろん良いです。
苦いビールも好きですが、
ドイツビールのヴァイツェンは、
全く違うジャンルで好みです。
そしてハズレがないですね。
麦間栽培の麦が伸びてきました
今年は、
*秋準備の麦間栽培
*春準備の麦間栽培
*マルチだけの抑草栽培
の3通りでの有機栽培をします。
その中の一番参考している、秋準備の麦間栽培の麦が伸びてきました。
暖かい日が後押ししています。
この様子だと、春準備の麦間栽培の麦も伸びてきそうです。
モミガラの使い道
有機栽培では自家製たい肥作りが不可欠です。
たくさんのたい肥を作っていることを知っている、
親しい農家が、たくさんのモミガラをたい肥場に運んでくれました。
もちろんたい肥にも使いますが、
畑の状態をみて、直接畑に入れることもありますし、
育苗の苗床にもモミガラは欠かせません。
種芋の保温材としても重宝です。
ありがたく使わせてもらいます。
畑の法面(のりめん)
畑は形も色々ですが、
高低差があるところも多く、
境が傾斜していたり、畑との境にたくさんの空間が出来ている所があります。
有機栽培は、その法面も農薬を使わないので、
年に数回手取りで除草していました。
それが大変なので、抑草のシートを敷こうと計画しています。
育苗ハウスの管理
苗が芽が出るまでは、温度は高め、水は最小限。
芽が出ると水は多め。
伸びてくると、温度も水も控えめ。
大きくなると、どちらも厳しくします。
それ以外にも除草や、
表面を覆っているモミガラと稲藁の調整等をします。
追伸
昨日、「干し芋切甲セット」販売開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
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干し芋切甲セット2012