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水曜日のエミリア 2009米 ドン・ルース
自分勝手な大人たちとその犠牲になる子供と一見されますが、
主人公は一生懸命に生きようとしています。
それが空回りばかりです。
彼女の気持ちはわかりますが、
彼女に感情移入はできませんでした。
もっといえば、彼女の夫にも、元妻にも、
彼女の母と父にも理解できません。
何故か?
大人たちは重箱の隅をつついているような印象だからです。
全体の流れは、
彼女と血のつながらない息子が、
家族になるという流れで、
王道でそこにたどり着く彼女と息子の心の葛藤は
よく描かれていたと思います。
おかあさん 1952日 成瀬巳喜男
文句なしの良い映画です。
戦後の貧しい家族が、生きていく姿です。
全体は明るい雰囲気ですが、
不幸が当たり前に起こります。
無常であることを、
目の前のことを、
受け入れるしかないなんて理屈をつけることもなく、
淡々と映画は過ぎます。
戦前クリーニング店を営んでいた夫婦が
(妻=おかあさん=田中絹代)焼け跡から
立ち直り再興します。
長男、長女(香川京子)、次女と妻の甥を預かっています。
途中夫の一番弟子がクリーニング店の助っ人で家族に加わり、
最後は丁稚が家族に加わりますが。
長男が亡くなり、夫が亡くなり、
次女は養子に出します。
一番弟子も去ります。
家族は欠けていきます。
悲しいことが矢継ぎ早です。
その代わりの幸せは些細です。
お祭り、映画鑑賞、長女の彼氏の招待のハイキング、
次女との別れる前日の遊園地。
ドラマでないドラマ、
別れの方がクローズアップされますが、
これも淡々と、だから余計にリアルです。
そんな日常を台詞でなく、
姿で語ります。
感動的でない常に感動を感じます。
ラスト近く、家族がほとんど欠け、丁稚が来た頃、
長女はそろそろ嫁ぐことを匂わせます。
それと同時におかあさんが死に近づくことも匂わせます。
それはこの映画の無常な日常の精神の余韻です。
生きる本質を考えました。
追伸
昨日、「有機干し芋セット」販売開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
直接ページはこちら
有機干し芋セット2012
麗しのサブリナ 1954米 ビリーワイルダー
たくさんの面白さが入っている、
名作と言われているのが納得出来ます。
語り尽くされているでしょうけれど、
オードリー・ヘプバーンは美しいです。
ファッションも。
コメディで終わっていないところも好感です。
ちょっとした風刺がアクセントですし、
主役達の親世代の価値観も年代を考えて自然でしょうし、
西欧の当時の感覚を知ることができます。
リズムもあり、脚本も無駄なしです。
個人的にはラストがアンハッピーの方が自然と思いますが、
まぁそれはご法度でしょう。
この映画の前日に、
新藤監督の「どぶ」を鑑賞したのですが、
同じ年代の日本とアメリカの違い、
映画等でわかっている、
何度も感じていることですが、
あまりの違いを今回も痛感です。
現代フランス映画の肖像2(フィルムセンター)
コナン大尉 1996仏 ベルトラン・タヴェルニエ
第一次世界大戦のフランス軍の軍隊での出来事を、
二人の将校を中心にして、
戦士や従軍している人々やその背景を描きます。
人の性格は戦場でもそれにまつわる戦時下の生活でも、
それぞれです。
馴染める者、できない者、
適応できる者、できない者、
戦時ではなくても同じくですが、
戦時下の方が顕著です。
二人の将校は、お互いに相手を尊重しながらも
時に争いながら自分が信じる行為をします。
そこに他の者が絡んだり、事件も起こるのですが。
歴史的な背景が分からず少々戸惑いもありました。
それはともかく、
友情と人間模様を丁寧に綴った映画です。
フランスでどれ位支持されているかは分かりませんが、
事情通が観ればもっと楽しめる映画という匂いを感じました。
試験栽培
毎年少しでも有機干し芋(サツマイモ)作りを向上させたいので、
色々なことを試します。
ことしは、EMボカシ肥料で、
抑草しながら、品質を上げるという実験をします。
このヒントは、宮城県の有機稲作農家の及川さんの農業を観てです。
及川さんの作る、有機米はとても素晴らしく、
栽培方法もとても理にかなっています。
今回EMボカシ肥料を取り入れる相談をしたら、
細かいレシピや作り方を教えてくれました。
そして、EMボカシ肥料の見本まで送ってくれました。
本当にありがたいばかりです。
畑の検査
畑はとなり同士であっても、
そして同じように同じ品種を栽培しても、
全然違うサツマイモが出来上がることは
めずらしくありません。
畑でかなり性格が違います。
それをある程度数値化できるので、
毎年、畑の土壌検査をしています。
たい肥や肥料を入れてどうなったかもの
推測の目安にもしています。
ただ、農業は毎年違う環境
(気候、天候、病害虫や雑草の生える具合)
なので、予想して栽培して収穫してどうだったかは
あくまで推測です。
収穫量も数値化ですが、
他にも少しでも数値化できることは数値化して、
仮説を事実に近づけています。
追伸
今日は「春分」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「春分」の直接ページはこちら
春分
現代フランス映画の肖像2(フィルムセンター)
死人に耳あり 1993仏 ピエール・フランソワ・ルブラン
言い方が悪いですが、
マヌケな殺し屋の短編です。
仕事の依頼の時に補聴器が外れたがために、
相手を間違えます。
17分なので、
必要最小限の中で進みます。
ストーリーはマヌケですが、
メリハリがある演出です。
台詞はほとんどありませんが、
登場人物の事は十分に伝わってきます。
己の職業を習い性としている、
殺し屋稼業の男の
(稼業は殺し屋というだけで他は何も変わらない)
悲しい人生を感じました。
ルール違反 1998仏 カリム・ドリディ
前半はコメディタッチですが、
シリアスな、現代の先進国と言われている社会の、
有象無象の者たちの、
行き場がない鬱屈した魂が暴発した様が描かれます。
自分を棚にあげてのワガママな暴発ですが、
ルサンチマンは人の性です。
持てるもの
(金だけでなく、才能、それも努力できるという才能)
と持てないもの、
そこには埋められない差があることも事実です。
銃という圧倒的な力でねじ伏せようとする
主人公達の心はわかります。
ほとんどの者はきっかけがないだけで、
大人しくしているのかもしれません。
そんな破滅に向かってしまった行きずりの、
似たものカップルの悲しい物語です。
主人公の男は役者ですが、大根です。
それが、覚悟を決めると迫真に生まれ変わります。
そこからのシリアスな映像に、
すごく惹かれました。
圧倒的な力を振りかざす主人公達に、
憤りと感情移入が起こるクライマックスでした。
稲藁を厚く敷きました
有機農園ですから、農薬はご法度です。
干し場兼、育苗兼、畑のビニールハウス内はもちろん、
ハウス間も除草剤は使いません。
ハウスに隣接している駐車場にも使いません。
使わないということは、草が伸びたら手取りしなければならないということで、
毎年とても苦労していました。
ビニールをしいて草が生えないようにしていても、
少しの隙間を縫って、
どんどん草が、色々な種類が伸びてきます。
そこで今年は、ビニールだけでなく、
稲藁を厚く敷いてみました。
上手くいって欲しいです。
サラの鍵 2010仏 ジル・パケ・ブレネール
戦時中でのこととはいえ、
もし自分の親やごく近い血筋のものが、
ホロコーストに加担していたとしたら、
それを知りたいか、教えて欲しいか。
知っている知らないは別として、
ジャーナリストにそのことで取材をされたら、
もちろん、罪を問われることはないとしても、
どう応えるか。
人が真実や事実を求めるのはどうしてか。
この映画の主人公もそれがわからなくなります。
サラの生きた軌跡は悲劇です。
その痛さは、みせられてもわかることはありません。
けれど事実を積み重ねることしか次はありません。
生きていることは、次の世代につなぐことです。
そこがサラと主人公をつないだのだ。
という感慨がありました。
花手まり
昨年春から秋にかけての長い期間、
有機農園の植物園で楽しませてもらった「花手まり」が
育ってきました。
サントリーが開発した品種だそうです。
昨年と同じ色は今はない・・・農園スタッフ談
販売側としたら新しいものをリリースしていくということでしょうか。
農園スタッフがこまめに面倒をみているので、
今年も昨年同様に「花手まり」が楽しめそうです。