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長泉産玉豊ほしいも
委託加工されている長泉産の干し芋作りをしました。
前準備で洗ってビックリだったのは、
その大きさです。
片手では持てない位のビッグサイズが多いことです。
普段蒸かしているサイズよりも二まわりは大きいでしょうか。
蒸かしには細心の注意を払いました。
とにかく時間をかけなければ蒸けないだろう。
最初は強い蒸気で、
途中からかなり弱く、でも時間をかけて蒸かしました。
一番大きなサツマイモは約4時間かけました。
蒸け上がりは上々で、芯までしっかり蒸けていました。
東京出張
昨日の午後4時のテレビ東京の番組で、
干し芋セットが紹介されました。
「玉豊平ほしいも」と「いずみ平干し芋」のセットです。
立ち会ってください。
との依頼でスタジオに行ってきました。
とても念入りに詳しく、丁寧に扱っていただいて、
とても嬉しかったです。
どれ位の反響があるかは、まだわかりませんが、
たくさん注文が来て欲しいです。
昔ながらの干し場
20年ほど前は、露天の干し場が普通でしたが、
今では雨よけのビニールハウスの下に干し場を作るのが主流です。
露天だと、日が暮れると簾(すだれ)を重ねて覆いをかぶせるか、
しまわなければなりません。
翌朝、その簾をまた干し場に並べます。
この作業は重労働です。
特に、乾く前の簾は重いので大変です。
ハウスの下で仕上げても甘みは変わりませんから、
どうしてもハウスの干し場にしてしまいます。
(仕上がった時の干し芋のツヤは露天にかないません)
お付き合いしている農家の中で、頑なに露天干ししている家が
3軒あります。
この3軒はそろって、絶品の干し芋を作ります。
その理由は、露天だからというのもありますが、
露天で仕上げる気概があるからだと思っています。
どこまでも良い物を造るという気持ちの現れが露天干しなのでしょう。
いずみ丸干し芋
親しい農家がサツマイモの栽培ができなくなり、
けれど少しでも良いから干し芋作りはしたいということで、
原料のいずみをその農家にもって行きました。
隣近所で干し芋作りをしているのと、
やっぱり長年やってきた仕事ですから、
少しでも携わっていたいのでしょう。
なかなか高品質のいずみ丸干し芋が干してありました。
静岡県長泉町産玉豊
長泉町から依頼がありました。
それは長泉町の農家が作った玉豊を干し芋にして欲しい
という依頼です。
詳しく話を聞いてみると、
町長が長泉産の干し芋を作りたいというところから、
話が持ち上がったそうです。
とりあえず、昨春、長泉町の数軒の農家が、
茨城から玉豊の苗を取り寄せて、
作付けしたようです。
しかし、干し芋加工ができないために、
タツマに加工依頼の話がきました。
他の産地の玉豊は興味がありますから、
勉強も兼ねて依頼を受けました。
どんなサツマイモか、干し芋に仕上がるか、
楽しみです。
忠弘さん
ここの農家とも仲良くさせてもらっています。
一時期病気で干し芋作りを休んでいましたが、
復帰しました。
それ以来健康管理に余念がありません。
午後4時までには干し芋作業を終えて、
お風呂に入り、食事をして、散歩を1時間近く毎日続けます。
食事前の散歩だと食事を摂りすぎてしまうから、
食事後の散歩とのことです。
自宅から少し離れた畑が散歩コースで、
タツマの自社農園の畑の近くも散歩コースなので、
有機サツマイモの栽培のときは、
時々畑で行き会います。
甑(こしき)倒しのようです
先日今シーズンの干し芋作りが終わった、
薪ふかしの“ぎんさん”の家です。
カマドの掃除をしていました。
日本酒造りの甑倒しのようだと思いました。
蒸かし自体は、1週間ほど前に終わっていましたが、
その後の雨で骨休み、また、蒸かしが終わっても、
干し場には仕上がる干し芋が並んでいますから、
片付けは少しずつといった感じで進んでいました。
始める時とは違い、
終わってしまえば急ぐこともないですしね。
宮崎産有機安納芋
大きく育ちすぎた有機安納芋を、
有機干し芋の原料に使えるか?
という依頼を受けて、年末に一度加工しました。
品質も上々で、加工も問題なしの返答をしたのですが、
今回は、前回よりも、原料としては二級品で試してみて、
との依頼でした。
結論から言えば、
使えないことはないけれど、
製品率はかなり落ちる結果です。
原料段階、加工段階、仕上がった後、
どの段階でも製品にならないものがでてきます。
大雑把な感覚でも、1回目の原料の半分しか製品になりませんでした。
当たり前といえばそれまでですが、
自社の有機干し芋も原料が良いものは、
最終段階でも、物が違う仕上がりになりますから。
干し芋集め最盛期
年明けの20日すぎあたりは干し芋農家のほしいもが
そろって仕入れする時期です。
ただこの時期になると、
そろそろ干し芋作りが終わる農家が出てきます。
しかし生産が終了しても、1週間は干し場に干し芋があります。
だから、この時期が農家回りの最盛期になります。
回る軒数が多いと貰い物も多いということで、
今回も、
和菓子、洋菓子、果物、ビールと、
満遍なく色々なものを頂きました。
干し芋作り応援
干し芋作りは、普通の農家からすると農閑期にできる仕事です。
昔の話、多分戦後間もない頃の話だと、
干し芋農家ではない農家が農閑期の仕事として
干し芋作りを望んだそうです。
その後、農業従事者が減り、それはなくなりました。
今は、近所の主婦の方等がパートやアルバイトで
干し芋作り応援をみかけるようになっています。