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お米のイベント0908
月に2回、隔週でお米の試食会を店頭で開催しています。
前回からビデオ撮りをして、様子をネット上で伝えるように試みていますが。
なかなか大変です。
撮影も編集も手間取っています。
この日もお米2種類と、
特別メニューとして、まぜご飯一品、おかず一品を試食してもらいました。
ご飯もさることながら、特別メニューも好評です。
季節に合ったメニューを考えるのですが、
主婦の皆様ご飯を何にするかは、毎日のことで結構悩みの種のようで、
レシピを熱心に読んでくれて、持ち帰ってくれます。
メニューのバックナンバーも貯まってきましたので、
一度まとめてみるのも良いかとも考えています。
M 1931独 フリッツ・ラング
連続少女殺人事件を柱とした話です。
母親が子供を守ることを主題にしたようですが、
それよりも強いメッセージが伝わります。
当時のドイツの情景を推測するしかない部分はありますが、
犯人を私的な裁判にかける心理と、
それを含めて群集がひとつの方向に塊、動く時の恐さ、
がとても重く描かれていました。
ヒッチコックを思わせるサスペンスの手法も上手く、
そのもおもしろいです。
繰り返しになりますが、
私的裁判は、国家の司法を補う存在にはなりえませんが、
群集が求めるものでもあります。
しかし、一方向へ向かった群集心理の末に生まれたもの、
この場合は私的裁判ですが、とても危険な臭いを放っているものでした。
そして、今みるからかもしれませんが、
それを利用したヒトラーの影もちらつきました。
カルメン故郷に帰る 1951日 木下恵介
一貫して浅間山の麓で描かれる作品。
家出娘が故郷に錦を飾るのですが、
錦の内容が問題です。
日本初のカラー作品ということが強調されています。
主演のリリーカルメンは、高峰秀子
好きな女優ですが、この作品では私がこれまで知っている魅力とは
違う演技に魅せられました。
自称モダンで芸術家のリリーカルメンとその友人は、
故郷に大きい波紋を運びこみます。
この二人が疾風のごとく残した足跡とは何だったのか、
その時には大きくても、村の人達には、すぐに忘れ去られてしまうそんな跡です。
だけど、それがずっと心に残る何人かもいるし。
ふとこのことを思い出す誰かもいるでしょう。
人がこの世に残すこともこんなことでしょう。
ほんのほんの一握りの大それた何かをする偉人は別として、
これくらいで人生が終わります。
そこに価値が感じられる映画でした。
歌麿をめぐる五人の女 1946日 溝口健二
戦後の日本は国をあげての努力で、素晴らしい国に復興しました。
こと経済に関しては、全員が必ず生きてゆけることを実現した国です。
ここまで底辺が上がって誰もが、食べることにも困らない、
文化も求めれば誰でも手に入れられるという楽園のように発展しました。
ただし、文化の最高(といったら語弊があるかも)をになう人と、
それを解る人達が居るところがなくなったと感じます。
この映画や同じ溝口監督の「元禄忠臣蔵」を観ると、
日本人であることを確認します。
よくもわるくも描かれているので、直それを感じるのでしょう。
そして真骨頂は、再現です。
魂がこもっているかの映像は、心に響くのです。
それは、セットの忠実さもさることながら、演者も本物追求、
時代考証も出来うる限りだからでしょう。
底流には、人の性があります。これも当然ひきつけられます。
だけどいつも溝口映画で最も引かれるのは、
溝口監督がどうやって製作したかの意気です。
多くの知識で溝口映画は名作だという前提があるから
それを感じるのかもしれませんが、
そうではない、「さあどうだい」という声を感じるのです。
今なるべく多くの映画を観ようとしていますが、それは、
隠居して余生をすごす段階で、もう一度観ておきたい映画を選ぶためのような気が、
こういう映画を鑑賞すると感じます。
剣岳 2009日 木村大作
時間と労力をかけることが、便利になればなるほど、
価値を高めます。
この映画の時代には当たり前な条件が、
今はあっという間に石油を使って手に入ります。
だからこの映画の一側面は、
同じ条件下にいた者達がお互いを尊敬しあうことです。
それを軍を置いて比較する事で、効果を高めていました。
「記録より記憶」ということもよく言われます、
人が持つ素晴らしさの基準てとても良く出来ています。
隣の人と一緒に喜ぶ事をすることを、
今の世は、何か難しくしているのではないかと感じました。
09年夏の治作
夏野菜と蛸の酢の物
夏野菜と蛸の酢の物蛸が野菜の味を引き立てます。
タツマでも夏野菜を作っていますが、こういう味を想像して
野菜作りをすればもっと野菜を丁寧に育てるでしょう。
お造り
ヒラメ、マグロ、アワビです。
一番好きな貝がアワビです。火を通したものも
“おいしい!”のですが、料理されたアワビの造りは、
それを凌駕します。(細工がにくいのです)
脇を固める存在ではないヒラメとマグロももちろん絶品。
だけど今日はアワビでチビチビえんえんと菊姫BY大吟醸と
10BY本仕込純米を呑みました。
お椀
正斎(しょうさい)フグと白髪ねぎのお椀です。
このお椀がこのタイミングで出てくることも納得。
汁を一度すすると口がお椀から離れません。
お椀にはいつも感動ですが、“夏のお椀”を今日は出してくれて感動。
です。正斎フグはお椀になるために生まれてきたようです。
そして白髪ねぎが憎い演出です。
色々
岩ガキが一見メインですが、その通りでその通りではないのです。
そこが治作のすごいところ。
岩ガキは絶品だからコメントはここまで。
先ず第一に取り上げるのはナスの和え物、
治作が誇るごま豆腐で和えてあります。
カマスの寿司も、ここででたか!です。
ウニの黄身蒸し“今だけ料理”ウニの概念を変えます。
ということで長くなるからここまで。
(楽しみました)
焼き物
ここまでで紹介していない料理が二つあります。
①からすみご飯、②ごま豆腐、だけど次に進みます。
今日の焼き物は(も)大好物です。いつも頭を出してくれます。
ちょっとずつ崩していって骨をしゃぶるのが幸せです。
今日は井川のとうもろこしの焼き物が添えられました。
夏満喫です!
かもナス
そうめん
デザート
黒いオルフェ 1959仏/ブラジル マルセル・マミュ
一夜に集約されるのが祭りです。
本作のリオのカーニバルは、
その圧倒的な力強さや熱狂や華やかさで知られます。
そして、この映画にもその様子が納められています。
祭りは世界共通です。
ねぶた等の東北の夏祭りは、リオと同じような爆発的な祭りです。
それ以外にも、各地で各地の人々にしかわからない?
子供の頃から染み付いた祭りに対しての独特の魂が篭っているのが祭りです。
そこでは精神が継承されます。
この物語もオルフェの精神が次世代へ継がれるシーンで終わります。
それをバックボーンにギリシャ神話が展開されていました。
オルフェの神話は知りませんが、
象徴となる出来事は、オルフェの神話を現していることを感じることができます。
映画ももちろんベースの神話も、
どちらも、後に残すことを主眼に語られているようです。
それは、個人がやり尽くしたことを残したい気持ちも当然あるのですが、
伝わることは何かを考えるのが現実です。
だから、いつもの振る舞いが正直に伝わるのです。
神話だって同じことを伝えているのではないでしょうか。
道 1954伊 フェデリコ・フェリーニ
身勝手な男と尽くす女、どこにでもある展開ですが、
奥が深い話です。
男は最後、自分の責任で女が死んだことを知ります。
その前に一人の男を危めています。
自分が何をしたかなんてわかっています。塞いでいるだけです。
だけど女に対しては、幸せになっているという淡い期待があったのでしょう。
生きていると人間“楽にしてくれ!”
といって逃げ出してしますことがあります。
でもこの男の場合も、その先には自分を崩す現実だけでした。
男は強がりでした。この姿はとても切なく、思い当たる節があります。
強い愛があったこともわかります。
だけどすべて過去です。
フェリーニ監督は、男が落ちた所で終わりを告げます。
これからも生きなければならない男がどうなるかが誰にもわからないで、
終わりです。
でも男の心には何かが宿ります。
映画の中の男のこれからなんてどうでも良い。
このラストを観て、私は力を与えられました。
ロイドの用心無用 1923米 サム・テイラー
チゃップリン、キートンと並ぶ三大喜劇王ですが、
三者共通なのは、笑いだけではないことです。
奥が深く、喜劇を高尚な作品として後世に残しました。
アプローチは三者三様ですが。
ロイドは、喜劇としてとても純粋です。
しかし、そこにはどこまでも観客を尊重して造った術がこもっています。
掛け値なしで、傑作だと思います。
もし、私が笑いを売る身になって考えた時、
「ロイドのようだ」とお世辞でも良いから評価されたとします。
そうしたら、きっと自分はまだまだだと感じてしまう。
そんな存在なのではないかと感じました。
それほどの武者震いするほどの想いが伝わってきました。
アンダルシアの犬 1928仏 ルイス・ブニュエル
映像と音楽が本当はミスマッチなのに、そうではありません。
映像はあくまでも、普通ではありません。
また、普通に対して、何かを考えます。
でもやっぱり、表面的にしか意味はないのでしょう。
普通なんて意味はないのです。
人のように社会を形成している動物、本能だけで行動しない動物は、
人以外では、どこまでの知能を持っている動物でしょうか。
チンパンジーやオラウータンは、社会性がある・・・と考えていって、
身近に考えると、すごく大雑把ですが、犬がそれで猫が違うような気がします。
(犬という題名を忘れていました、そういう意味があるとは思いませんが)
猫が行動する元になる本能が、この映画の表現の元なのと感じます。
全く稚拙な表現ですが、これがしっくりする言葉です。
驚くことは、1928年にこういう表現をして、
世間がどう評価したかはわかりませんが、これが望まれる土壌があったことです。
映画の持つ新しい力を表現しています。
現代でもきっと、今までにない可能性が映画にはまだまだあるはずです。