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大地のうた
映画の作り手の経験と知恵と感性が結集された映像が、
これほど力を持つものか!
自然、人、その感情、生き物、移り変わり
ものを言わない映像は、心に深く訴えかけてきます。
そして、物語は貧しい一家族の日常です。
幸せか不幸せかは、そこに留まっているときにはわからないものです。
この家族は、不幸の真っ只中から幸せに向かう一歩を踏みました。
後からみて、この行為はどっちになるのかはわかりません。
不幸だと感じていた頃が実はとても幸せだったと気づく。
よくあることですし、自分もそう嘆いていた過去を、
この映画のラストで強く感じました。
ささいな、同じような日々や、
ちょっと悩ます出来事のようなイライラする日々は
“このままで良いのか”“いつになったら良い日がくるのか”
なんてことを想いながらの生活が、実はここに幸福がある・・・
そんな解かりきったことが解かっていない。そんな映画でした。
だけどそれは、現代の日本に住んでいるから言える台詞かもしれません。
地ビール SunSun
ビールの色と泡はビール好きにはたまらなく魅惑的に映ります。
このビールは淡い黄金色で、
けっしてきめ細かくない泡とのコントラストが第一印象でした。
それは、このビールの味を想像させて、その通りの味でした。
アルコール度数はきっちり5%ですが、それよりも軽い味わいです。
ビール好きには何故かたまらない苦味が、奥に感じます。
飲みやすいタイプのビールです。
このビールもお土産なのですが、有機ビールでした。
前回のお土産の地ビールも有機だったので、
最近はビールにも有機が増えているようです。
有機のほしいもに携わっている身としては、
嬉しいことです。
ユタから来た男
「荒野の少年イサム」以来あまり西部劇に
触れることがなかったのですが、
一年ほど前の映画講座で刺激を受けて、数本観てみました。
アメリカの時代劇として、日本の時代劇と比べながら観てみるのも
おもしろいものです。
国の違いを凄く感じます。
日本と違い、アメリカはそのまま銃が残ったことも、
いつも気になるひとつです。
今回の西部劇ですが、50分の短編でした。
映画というより、テレビドラマっぽく、
ここでもアメリカの時代劇を感じました。
見どころは、ロデオ大会です。
見事な技の数々です。アメリカの伝統を感じます。
1934年のジョン・ウェインが若かったのも印象的でした。
ボードゲーム:モノポリー
調子に乗ってモノポリーも。
こちらは一転メジャーです。(よね)
子供のときに何度やったことか!
でもその頃と、不動産や公共機関、銀行、世間の出来事など、
ゲームのパーツに対する思い入れが、ずいぶん違うことに隔世を覚えます。
とはいいながらも、ゲーム自体はサイコロの目の行方にハラハラドキドキ
これは変わらず。
地獄と天国が表裏一体です。
あっ!子供の頃から今まで、こんなものかも。
崖を転げ落ちるサイコロの目がでなかっただけかも。
参考までに、ゲームでは一番に破産しました。
ボードゲーム:カタン
ルールを把握する(思い出す)のに頭の準備が要ります。
一年ぶりでしょうか?
たまにむしょうにやりたくなった時と、
家族のスケジュール(ゲームのメンバー)とこのゲームをやる体調が整うと
ゲームができます。
複雑ながら楽しい、よくできたゲームとやるたびに感心。
欠点は、他の人にルールを説明するのが、とってもめんどくさいことか。
だから、身近でこのゲームができるのは家族のみ。
今更ながら、よくルールを理解したものだと、自分たちに感心。
生むときの湧き出てくるエネルギーって大事ですよね。
今仕事では、ほしいも加工の立ち上げなのですが、
生むときのエネルギーを実感します。
この上昇気流にならない手はないですね。
08年11月の治作
おいしいものを食べた自己満足な話です、
それをご承知で。
今回のメインはかも鍋です。
私には先住民の血が混じっているのか、
野性っぽい肉が好きです。
今回のかもはそれほど野生っぽくはなかったのですが、
もちろん!おいしかったです。
いつも思うのですが、
そのメインに至るまでに、満足しています。
それに加えてメインで感動が治作のすごい所です。
菊姫鶴の里と、ひらめ・アカイカ・マグロのお造り
酒呑みは最初から最後までこれでもOKです。
デザートもおなか一パイなのに、感動もののおいしさが
(あるようです。酒呑みは目で楽しみます)。
冬野菜5・成長してきました
茨城もすっかり冬を思わせる頃になると、
冬野菜も一段とおいしくなります。
自家製の有機管理の試し野菜はどうかと言うと、
だいぶ成長してきています。
白菜はこれから、結束して白菜らしくなるでしょう。
大根の方が収穫が早そうです。
今のところ出来具合は?ですが、
これからの寒で、おいしくなってゆくことを期待しています。
ほしいも準備大詰め1
畑に霜が目立つようになり、ほしいも加工が秒読み段階です。
それは準備が整った「ほしいも農家」の話ですが、
当方は、現在急ピッチで準備、正直には大詰め前といったところです。
干し場のビニールハウス建てです。
干し場作りは4段階です。
1、雨よけのハウス建て
2、簾(すだれ)を並べる棚作り
3、干し場の地面を整える、稲藁敷き
4、鳥よけの防鳥ネット張り
あと一週間でほしいも態勢を整えるのが目標です。
群衆
記事の捏造がこの物語の発端ですから、
今がタイムリーかもしれません。
捏造が良い悪いの前に、こういう物語があることを
知ることは大切かなと思いました。
映画ですが、「傑作」の評価が頷ける内容です。
テーマが普遍的ですし、真っ向う勝負という内容です。
マスコミ、大衆、一部の上層階級、情報操作、自己利益、利他の心
それらを自分の中に落とし込んで考えるようになっています。
私は、“社会はどうやって作られてゆくのか?”
そんな流れを強く感じながら鑑賞しました。
タイトルについてですが、
原題の「Meet John Doe」も素晴らしいタイトルですが、
邦題の「群衆」まさに。というタイトルです。
ふたつのタイトルに感心しました。日本人でちょっと得したなという感覚です。
この映画をはじめ本当に、邦題をつけるセンスの良さを今回も感じました。
オリヴァ ツイスト(1948)
カラーではないのですが、照明をうまく使って、
モノクロであっても強弱や、登場人物のスポット、重要シーンを
うまく表現しています。
今と比べて当然使える技術は限られていますが、工夫が凝らされて、
今でも遜色ない表現を観ることができます。
また、19世紀のロンドンの様子が、想像ですが、
これも見事に表現されています。
階級による光と影を現す映画の意図を捕らえていました。
ストーリーは、凄く切ないのですが、
最後は水戸黄門的で、胸をなでおろしました。
それと、ひとりひとりの立場の表現に感心です。
大人たちも良いのですが、
子供達は、その立場になりきっているようでした。
弱者の存在感です。
同じように脇役の“犬”もとても良い演技をしていました。