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【SPAC演劇】冬物語 宮城聡 演出
二度目の観劇は、余裕がある程度あるので、俳優たちの動きを追えます。良く練られて出来ている演劇だと唸ってしまうというのが感想です。
前回も感じましたが、美術、衣装、音楽、そして二人一役という全体像が実に嵌っているという印象です。
そして宮城演出は観客を楽しませることがうかがえます。テーマを深く考えることも良いですが、単に演劇自体を楽しめるのが良いです。
そうは言いながらもなかなか考えさせられます。
シチリア王リーオンティーズの嫉妬から、王族が取り返しがつかない状況にあり、でも奇跡が起きてハッピーエンドという筋書きですが、その終わり方は一筋縄ではありません。
人ですから過ちはありますが、それが取り返しがつかないことにまで成ってしまうにはそれ相応のその人物が行った重さがあると痛感してしまうからです。
リーオンティーズは曲がりなりにも国王です。嫉妬は仕方ないにしろ、そこから取った行動にはそれ相応の影響があります。
またボヘミア皇太子のフローリツェルもいくら愛してしまったとはいえ、漁師の娘と駆け落ちしてしまうのはいかがなものか、ロマンスとしては甘くて愛するものに一途な姿は胸をうちますが、やはり彼にも立場があります。
どちらも、
王妃ハーマイオニは実は生きていた。漁師の娘パーディータは実はシチリア王女だったのだけれども、これは結果オーライでしかありません。
誰しも社会の中では立場と役割があります。
でも誰もが欲求や欲望があります。
全てを手に入れることができたとしたら、それは奇跡でしかない、それが人生だとラストをみてちょつと苦しさを感じました。
【いもたつLife】
【SPAC演劇】冬物語 宮城聡 演出
宮城さん(SPAC)お得意のムーバーとスピーカーでの二人一役の「冬物語」。
シェイクスピアではこの手法を封印していたと、演出ノートで知り、上演前から興味津々でした。
奥行きがあるとても凝った舞台、衣装も相変わらず素敵です。音楽もお得意の打楽器を中心に俳優が演奏します。まさしくSPACの世界でした。
シチリア王リーオンティーズが、妃のハーマイオニと大親友のボヘミア王ポリクセネスが浮気をしていると思い込み、嫉妬に狂い、妃も王子も王女も喪うけれど、16年の時が経て奇跡的に赦される物語です。
これをリーオンティーズが狂ったようになることからの悲劇の第一幕、シチリア編。
ここで休憩が入り、16年後のお祭りに華やぐ喜劇のボヘミア編が第二幕。
そして、奇跡が起こるシチリアでの第三幕という構成です。
二人一役は、悲劇と喜劇で全く違う表現です。
もちろん舞台の雰囲気と照明の明るさも音楽も違いがありますが、悲劇では無表情のようなムーバーで、スピーカーの声の大きさやトーンとのギャップがあります。
時に能面のようなムーバーは内に秘めた怒りや悲しみといった感情を敢えて封印することで、人の愚かさを嘲笑しているようにもみえます。
ただ唯一、ハーマイオニの付き人、奇跡を起こすきっかけとなるポーリーナがリーオンティーズを咎めるのだけは、ムーバーはその表情をスピーカーと合わせます。
かなり印象的で、悲劇が強調され第一幕が終わります。
打って変わっての第二幕は、楽しい劇となります。
舞台も音楽も始終明るく、けれどボヘミア王子フローリツェルと漁師の娘(実は棄てられたシチリア王女)パーディータの身分違いの恋の行方はかなり危ういという展開です。
でも若者は溌剌と主張します。
ここは希望を勝ち取ることは個の強さを得ることが必須と感じる場面です。
そして、フローリツェルとパーディータはシチリアに渡り奇跡が起こるのですが、ここはかなりシリアスな演出です。
たしかに、機転が効いたポーリーナとそれを受け入れたハーマイオニの心の広さ、そして幸運にも漁師に愛を与えられて聡明に育ったパーディータの明るさ、そして勇気あるフローリツェルの行動がハッピーエンドに繋がってはいるのですが、手放しで喜びを分かち合う演出にはなっていませんでした。
やはり喪ったものは大きい。そんなラストの演出です。
ここでキーになるのは、嫉妬に狂ったリーオンティーズが16年という歳月でようやく赦されることですが、シャイクスピアの時代の16年は途方もない歳月だったのでしょう。
そしてシチリアとボヘミアの距離も今とは全然違う距離感だったのではないでしょうか。
気が遠くなるくらいの時と距離という犠牲と危険に向かう対価がなければ果実は得られないと感じます。
それにしてもいつものことですが、とても丁寧にしっかりと作られているSPACの演劇です。
【いもたつLife】
立川談笑 独演会(正伝寺)
昨年も行った、芝浜近くの正伝寺の落語会に行きました。
この寺には初代立川談笑の墓があり、
本堂でその位牌の前で六代目談笑師匠が供養を兼ねて落語を披露します。
今回は、前座の笑坊さんがまず一席、「真田小僧」で、頑張っていました。
丁度良い時間にまとめてオチも好感です。
談笑師匠は枕の後は得意の「粗忽の釘」、
仲入りを挟まず続けて「黄金餅」でした。
黄金餅が持ちネタにあるとは知りませんでした。
ちょっとえげつない噺の黄金餅を、談笑師匠らしく、
よりブラックに脚色していました。
【いもたつLife】
「ない仕事」の作り方 みうらじゅん 著
面白かったです。可笑しいのではなく、力強さを感じました。
著者は、自分を騙すのがとても上手です。
著者の仕事には莫大な労力と時間が掛けられています。好きなこととはいえ、それをやり続けるには自分騙しがポイントだと、内容でも語られていますし、それをやって仕事にしてきたことに対して莫大な労力と時間を掛けた、掛け続けているのでしょう。
著者は確かにアイデアを出すのが得意でしょうけれど、そこにも多くの体験があるからと解ります。そして自分自身を「無駄な努力家」「真面目で心配性」と称しています。
それを心底美しいと思っているのではないかと伺えます。
それにしても相当の変わり者で、身近にいたらどう接したら良いか困りますが、本を挟んでいると、「みうらじゅん」を大好きになりそうです。
【いもたつLife】
ヤバすぎる経済学 スティーヴン・D・レヴィッド 著 スティーヴン・J・ダフナー 著
人間は大概気分で行動を起こしているし、自動的に反応している、そんなことを改めて、自分が振り返る内容です。
色々な事象を軽いノリで書かれているのも特長です。
人は自身の便益により行動を決めるものですが、その便益とは、巷に流布している真っ当なことがベースになっていないということが良く解ります。経済学は面白いです。
【いもたつLife】
知の発見 「なぜ」を感じる力 中村桂子 著
著者は生物学者です。
生命が誕生して38億年、その当初に出来たDNAはヒトにも受け継がれているといいます。
けれど、そういう生物学的な話が主の本ではありません。
それらは、生きる視点を広げるのに有効と言うことで引き合いに出しています。
そして、大きな目でどうすれば個々人が幸せに生きることができるかが、テーマです。
それは自分を大事にすること。
でも生物学的な観点から、他人とも、自然(アリや植物等々)ともヒトは繋がっているのだから、そこから自分を大事にすることとは何かを問います。
「なぜ」を感じ、それはなぜかを自分で考えること。と言います。
それはとても楽しいこと。であることと言い切ります。
そして、キーワードは「私は普通の女の子だった」
視点は高いのですが、地についた生き方で、自分の幸せ=少しでもみんなにとって幸せな社会になれる。それを優しく告げています。
高校での講演をまとめたものですから、表現がやわらかですが、著者自身の芯の強さと、
説いていることの普遍性を強く感じました。
【いもたつLife】
柳家花緑 独演会(静岡)
花緑師匠は、師匠の五代目小さんの頃から静岡市のお寺と馴染みがあることから、
静岡での独演会は一年に一度以上あります。
私も何度も足を運んでいます。もちろん芸達者だからです。
今回は二つ目の吉緑さんの「真田小僧の序」で幕開きでした。
花緑師匠は、8月1日からの新橋演舞場でのミュージカル「狸御殿」に向けての準備があり、そして舞台が8月27日まであることから、この日を境に9月8日まで高座は無しということで、“噺尽くす”という高座でした。
「鮑のし」「天狗裁き」の後中入り、後半は「野ざらし」「親子酒」と四席という贅沢な落語会でした。
何と言っても「親子酒」の酔っ払いようが、もう酔っ払いそのものです。
師匠は下戸とのことですが、下戸だから観察して身につけた芸でしょうか。
今回も話芸、顔芸でしっかり楽しませてくれました。
【いもたつLife】
仁義なき宅配 横田増生 著
仕事柄、この本で書かれている宅配業者3社とは長く付き合っていますが、
確かに、この先宅配自体がどうなるかと、感じていたことが、書かれています。
仕事の上でも、私的にも宅配を使っていて、かなり無理が、制度疲労がでているのではないかという雰囲気は当りで、でもそれが予想以上という実態に、
やっぱりという気持ちがありながら、驚きもありました。
今は完全に社会インフラになっている宅配、
*個人から個人 *企業から個人 *企業から企業
このうち、「企業から個人」が特に曲がり角に来ていることを強く感じます。
少なからず、コストも利便も現状のままとはいかないことを認識する良い機会になりましした。
【いもたつLife】
立川談春 独演会(浜松)
一年ぶりの談春師匠の独演会でした。
枕から、一席目も中入り後の噺も通じていて、良かったです。
そして、やっぱりうまい!
そして、集まるお客も師匠のファンというのがわかる(当たり前ですが)。
自分のお客を集めるのにも一貫性があります。根強いファンが多いですね。
私もその一人ですが。
「紙入れ」と「包丁」でした。
「紙入れ」は多くの演者がやっていますし、面白い話ですし、談春版はどうかということでしたが、独特の脚色をしています。腐れ縁になっているところが良いですね。
「包丁」は談春十八番のようで、私は初めてでした。
こういう演目は得意中の得意です。
良かったです。
【いもたつLife】
苦情学Ⅱ 著:関根眞一
苦情は、発覚した時点が始まりではないという箇所は、もう唖然とする位頭にありませんでした。
お客様は勇気を出して苦情を言うのです。
そして、そこまでの心理を解ろうとしないで、そのお客様の苦情を受け入れることはできません。
提供側の不備が苦情の始まりで、それを解決するには、その物理的な解決が必要条件、お客様の心を汲み取り受容するのが十分条件です。
苦情に対しての提供側の捉え方も教えてくれていますが、
商人の心得としても説得力がある本でした。
【いもたつLife】