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ブログ 今日のいもたつ

いもたつLife

影の車

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主人公の男が子供の時に背負った十字架を、
心の奥底に沈めていたのだけれども、
不倫という罪悪感が、それを掘り出し、男を責めることになります。

男の意識の底では、背負った十字架に罰せられたいと、
望んでいたようです。

不倫を認めるわけではありませんが、
男にとってもう一つの生活があることで、
仕事と二つの家庭を理想的に作ってゆけました。
不倫でいることの方が社会的に正解のようです。

しかし、長くは続きません。

もし男があの十字架を背負っていなかったとしたら、
不倫のふたりとそれぞれの家族は幸せだったのでしょうか?
わかりません。

しかしなぜか。
十字架がなければ二人の出会いさえない。
ように思います。
もしくは、違う十字架があれば、違うかたちで自己を責め立てたでしょう。
今回はたまたま不倫であっただけなのです。

【いもたつLife】

日時:2009年03月12日 07:22

影の車

090312blog.jpg

主人公の男が子供の時に背負った十字架を、
心の奥底に沈めていたのだけれども、
不倫という罪悪感が、それを掘り出し、男を責めることになります。

男の意識の底では、背負った十字架に罰せられたいと、
望んでいたようです。

不倫を認めるわけではありませんが、
男にとってもう一つの生活があることで、
仕事と二つの家庭を理想的に作ってゆけました。
不倫でいることの方が社会的に正解のようです。

しかし、長くは続きません。

もし男があの十字架を背負っていなかったとしたら、
不倫のふたりとそれぞれの家族は幸せだったのでしょうか?
わかりません。

しかしなぜか。
十字架がなければ二人の出会いさえない。
ように思います。
もしくは、違う十字架があれば、違うかたちで自己を責め立てたでしょう。
今回はたまたま不倫であっただけなのです。

【いもたつLife】

日時:2009年03月12日 07:22

オフサイド・ガールス

090311blog.jpg

イランの女性の競技場でのサッカー観戦は罪になることを通して、
イランの男女差別や国の状況を現した映画でした。

直接のサッカーシーンはなし、
わずかに遠めのテレビ中継(とラジオの)実況が時折聞こえてくる
サッカー映画です。

日本では、女性のサッカー観戦が罪になることが理解できませんが、
同じような規制は日本にもたくさんあるので、同じようなものでしょう。

罪を犯す少女達には罪の意識はなく、
取り締まる兵士達も命令で動いているだけ。
ワールドカップ出場が決まれば、一緒に喜ぶところは国民性が伝わります。

イランで女性の社会進出が進んでいることを
象徴しているのでしょうか?

なかなかイランという国を知ることがないので、
触れることができたこともよかったです。

【いもたつLife】

日時:2009年03月11日 07:06

オフサイド・ガールス

090311blog.jpg

イランの女性の競技場でのサッカー観戦は罪になることを通して、
イランの男女差別や国の状況を現した映画でした。

直接のサッカーシーンはなし、
わずかに遠めのテレビ中継(とラジオの)実況が時折聞こえてくる
サッカー映画です。

日本では、女性のサッカー観戦が罪になることが理解できませんが、
同じような規制は日本にもたくさんあるので、同じようなものでしょう。

罪を犯す少女達には罪の意識はなく、
取り締まる兵士達も命令で動いているだけ。
ワールドカップ出場が決まれば、一緒に喜ぶところは国民性が伝わります。

イランで女性の社会進出が進んでいることを
象徴しているのでしょうか?

なかなかイランという国を知ることがないので、
触れることができたこともよかったです。

【いもたつLife】

日時:2009年03月11日 07:06

暗黒街の弾痕

090310blog.jpg

単なる冤罪から悲劇が起こる話だけの範疇ではない映画です。

夫のエディは、最初は妻に気兼ねしますが、
妻の気持ちが芯からわかるようになります。
妻のジョーは、夫と結ばれることに“ほんの少し”かも知れませんが、
憐れみがあったのではないでしょうか、
それが本物の愛へ昇華します。

誰がみても表向きは不幸ですが、誰でも得ることが出来ることができない、
二人は真に、愛ある夫婦になります。
皮肉にも追われるからですが。

人が生きてゆく中で、心は空虚な時がきっと多いんだ。
と、思います。
現代の多忙さはそれを紛らわしているのかもしれません。

ラストは自由になる代償の多大さを示しています。
そうです。自由を得ることは難題です。
そして、エディは一人で自由を手にしました。
その自由は何の価値もありませんでした。


映画としての出来もすごく良い出来です。
展開のそつなさや自然な流れがリズムよく、
引き込まれて、あっという間の時間でした。

【いもたつLife】

日時:2009年03月10日 07:09

暗黒街の弾痕

090310blog.jpg

単なる冤罪から悲劇が起こる話だけの範疇ではない映画です。

夫のエディは、最初は妻に気兼ねしますが、
妻の気持ちが芯からわかるようになります。
妻のジョーは、夫と結ばれることに“ほんの少し”かも知れませんが、
憐れみがあったのではないでしょうか、
それが本物の愛へ昇華します。

誰がみても表向きは不幸ですが、誰でも得ることが出来ることができない、
二人は真に、愛ある夫婦になります。
皮肉にも追われるからですが。

人が生きてゆく中で、心は空虚な時がきっと多いんだ。
と、思います。
現代の多忙さはそれを紛らわしているのかもしれません。

ラストは自由になる代償の多大さを示しています。
そうです。自由を得ることは難題です。
そして、エディは一人で自由を手にしました。
その自由は何の価値もありませんでした。


映画としての出来もすごく良い出来です。
展開のそつなさや自然な流れがリズムよく、
引き込まれて、あっという間の時間でした。

【いもたつLife】

日時:2009年03月10日 07:09

猿人 ジョー・ヤング

090309blog.jpg

特撮が見物です。「ストップ・モーション・アニメ」
という技法ということですが、並々ならぬ努力を感じます。
1933年の「キング・コング」も素晴らしい技法をみせてくれましたが、
1949年のこの作品もそれからの進化を感じさせてくれます。

今この映画を観ると、キングコングからこの映画の進化、
そして、今はコンピュータを駆使した映像の流れで、
今後ますます、映像の行方が楽しみになります。

キングコングとはストーリーは全く異なっています。
巨大生物の恐れという感じはそんなに現されていません。
しかも結末が違います。
しかし、拝金主義を訴えているのは同じです。

また、映像のスリル感と終盤のジョー(主役のゴリラ)を救う展開のスリル感は、
充分楽しめました。
今ではもう一ひねりを考えるのかもしれませんが、
ジョーと主要な登場人物の心を描くのには充分と思いました。

【いもたつLife】

日時:2009年03月09日 07:14

猿人 ジョー・ヤング

090309blog.jpg

特撮が見物です。「ストップ・モーション・アニメ」
という技法ということですが、並々ならぬ努力を感じます。
1933年の「キング・コング」も素晴らしい技法をみせてくれましたが、
1949年のこの作品もそれからの進化を感じさせてくれます。

今この映画を観ると、キングコングからこの映画の進化、
そして、今はコンピュータを駆使した映像の流れで、
今後ますます、映像の行方が楽しみになります。

キングコングとはストーリーは全く異なっています。
巨大生物の恐れという感じはそんなに現されていません。
しかも結末が違います。
しかし、拝金主義を訴えているのは同じです。

また、映像のスリル感と終盤のジョー(主役のゴリラ)を救う展開のスリル感は、
充分楽しめました。
今ではもう一ひねりを考えるのかもしれませんが、
ジョーと主要な登場人物の心を描くのには充分と思いました。

【いもたつLife】

日時:2009年03月09日 07:14

セーラー服と機関銃

090308blog.jpg

「野生の証明」で初めて薬師丸ひろ子を観た時の印象は、
役どころもあったのでしょうが、
奥深く何か誰も知らない秘密がある、運命的な生まれながらに何かを背負っている、
かぐや姫的な、不思議な魅力を強烈に感じました。

私にとってはこの出会いが、この女優を決して嫌いにならないことを
刷り込まれたようです。

この映画では、当時17歳ですが、
母のような、マリア様的な魅力を感じます。

最近では、10代のときとは全く変わった、
厚さをみせないようにしているような彼女なんだ。
と認識しました。


映画そのものは、冒険的です。
長回しや、ローアングル、天井をはるかに超える高さからの撮影等。
今観ると、当時席巻していた、角川映画の一面を感じました。

【いもたつLife】

日時:2009年03月08日 09:34

セーラー服と機関銃

090308blog.jpg

「野生の証明」で初めて薬師丸ひろ子を観た時の印象は、
役どころもあったのでしょうが、
奥深く何か誰も知らない秘密がある、運命的な生まれながらに何かを背負っている、
かぐや姫的な、不思議な魅力を強烈に感じました。

私にとってはこの出会いが、この女優を決して嫌いにならないことを
刷り込まれたようです。

この映画では、当時17歳ですが、
母のような、マリア様的な魅力を感じます。

最近では、10代のときとは全く変わった、
厚さをみせないようにしているような彼女なんだ。
と認識しました。


映画そのものは、冒険的です。
長回しや、ローアングル、天井をはるかに超える高さからの撮影等。
今観ると、当時席巻していた、角川映画の一面を感じました。

【いもたつLife】

日時:2009年03月08日 09:34